受賞作品の一覧

2020年代の作品賞

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2020年代 | 2010年代↓

作品賞
受賞 ノミネート
2024 「ゴジラ-1.0」

ゴジラ-1.0

 監督:山崎貴

(配給:東宝)

ゴジラ70周年企画。視覚効果を得意とする山崎貴監督の集大成。CG(コンピューター・グラフィクス)によって描いたゴジラは、重厚感がたっぷり。迫ってくるときの凄みに加えて、元祖ゴジラを想起させる質感や形も称賛された。

日本以上にアメリカで大ヒットし、実写邦画として米国興行収入の新記録を樹立。アカデミー賞視覚効果賞にノミネートされた。
説明へ
  • 「パーフェクト・デイズ」
    パーフェクト・デイズ
     監督:ビム・ベンダース
    (配給:ビターズ・エンド)
    東京都心の公衆トイレの清掃業務に従事する初老男性の物語。 黙々と働く職業人の日常生活を、静かに追う。
    続きを開く▼ 「ベルリン・天使の詩」「パリ、テキサス」など数々の名作を送り出してきたドイツの巨匠、ビム・ベンダース監督が、東京の心象風景を美しく味わい深く表現した。ストーリーらしきものがなく会話も非常に少ないが、主人公の生き様とその描き方が世界から共感を得た。
    アカデミー賞の国際映画賞にノミネートされた。 主演の役所広司がカンヌ国際映画祭で男優賞を獲得。
    ユニクロのオーナー社長の息子・柳井康治氏がプロデューサーを務めた。
    東京都渋谷区内に斬新な公共トイレを17カ所設置するという日本財団のプロジェクトの一環としてつくられた。 当初は短編映画として企画され、 親日家として知られるベンダース監督にオファーしたところ、快諾。 「どうせなら長編で」という話になり、 ベンダース氏と広告作家・高崎卓馬氏(電通)が共同で脚本を書いた。 ベンダーズ監督が敬愛してやまないで巨匠・小津安二郎氏へのオマージュに満ちている。


  • 「福田村事件」
    福田村事件
     監督:森達也
    (配給:太秦)
    関東大震災の5日後の1923年9月6日、香川県から薬の行商で福田村(現:千葉県野田市)を訪れていた男女15人が地元の自警団に襲われ、幼児や妊婦を含む9人が殺害された事件が題材。「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などのデマが飛び交う中で起きた集団凶行を、ドキュメンタリー専門の森達也監督や名脚本家・荒井晴彦らがドラマ化。全国のミニシアターを中心に上映され、ロングランのヒットとなった。


  • 「怪物」
    怪物
     監督:是枝裕和
    (配給:東宝、ギャガ)
    小学生の息子の行動に不気味な変化を感じた母親が教師と対峙するサスペンス系ドラマ。3部構成になっており、一つの事件を3つの異なる視点で描く。細密な筋書きとトリッキーなストーリー構造によって、観客の感情移入を揺さぶる。
    続きを開く▼

    名匠・是枝裕和監督の17作目の長編映画。 是枝監督は2018年の「万引き家族」でカンヌ国際映画祭の最高賞(パルムドール)を獲り、アカデミー賞の国際映画賞にもノミネート。 その後、フランスと韓国でそれぞれ映画を1本撮り、久しぶりの邦画となった。

    今作のポイントは、脚本を坂元裕二が書いたこと。坂元氏は過去30年以上にわたって卓越したシナリオ筆力で日本のお茶の間を楽しませてきた和製ドラマ界のナンバー1ライター。2021年には、映画「花束みたいな恋をした」の脚本を手掛け、全国の劇場を感動で包んだ。

    是枝監督はデビュー作以外はすべて自分の脚本で映画を撮ってきた。もし他の人の脚本で映画をつくるなら「坂元さんしかいない」と語るなど、大のお気に入りだった。

    東宝の名プロデューサー・川村元気らの橋渡しによって、是枝&坂元という夢のタッグが実現。カンヌ国際映画祭で見事に脚本賞を受賞した。

    ちなみに映画「花束みたいな恋をした」は、コロナ禍にもかかわらず、38億円の興行収入を稼いだ。口コミで高評価が伝わり、ロングランになった結果だった。「東京テアトル」と「リトルモア」という独立系配給会社の作品であり、かつ、完全なオリジナル作品としては、極めて異例の成功だった。何よりも坂元氏による台本が輝いた。

    故・坂本龍一によって作曲され、演奏された、悲しげで繊細なサウンドトラックも至宝。書き下ろしは2曲。それ以外は、過去の作品から編成された。

    ロケ地である長野県諏訪市の湖畔の景色も見事に使われている。


  • 「こんにちは、母さん」
     監督:山田洋次
    (配給:松竹)


 ※キネ旬の作品賞(2024)→


※2024年の全部門を見る→
2023 「ある男」

ある男

 配給:松竹

 監督:石川慶

※謎多き夫の「正体」を、妻とその弁護士が探る社会派ミステリー。大手の作品のわりに作家性に富んでおり、批評家から高い評価を獲得。キネマ旬報ベストテンで「ケイコ 目を澄ませて」に次ぐ2位に入った。

人間の過去や心理の奥に迫る重層的なストーリーを、巧みな構成・演出によって面白い娯楽作に仕上げた。「偏見・差別」という社会的テーマもとらえた。脇役を含め実力派俳優たちによる好演も見どころ。

原作は、人気作家・平野啓一郎の小説。秀作映画「蜜蜂と遠雷」で知られる石川慶監督の長編4作目。興行成績は事前の想定を下回り、松竹の株価急落(2023年1月13日)の要因の一つとなった。

■キネ旬年間:2位

【主な受賞歴】
・毎日映画コンクール 助演男優賞(窪田正孝)

興行収入:5億円




▼参考:
キネ旬ベストテン
  • 1位: 「ケイコ 目を澄(す)ませて」
    ケイコ 目を澄(す)ませて
    (配給:ハピネットファントム)
     監督:三宅唱(しょう)
    ※耳の聞こえない女性ボクサーの挑戦と葛藤、そして周囲との触れ合いを追う日常生活劇。実在のボクサーの自伝が原案。派手な展開や演出に頼ることなく、庶民の生き様をありのままに伝える骨太ドラマとして絶賛された。
    続きを開く▼ 16ミリフィルム撮影による素朴で人間味漂うショットの連続と、静寂シーンの中で響く数々の「音」が没入へと導く。研ぎ澄まされた「引き算の美学」の好例と評された。
    海外でも高い評価を受け、世界中の映画祭から引っ張りだこに。日本で年末に劇場公開されて以降は、毎日映画コンクール5冠など主な国内映画賞で圧勝した。
    カメラワークや音響など映画技術・アートの観点でも絶賛の嵐となった。日アカでも、大手の組織票に阻まれなければ、撮影賞、録音賞、編集賞も楽に獲っていたはず。
    小規模公開からスタートし、口コミの広がりによって規模が拡大された。
    【主な受賞歴】
    ・毎日映画コンクール【5冠】作品賞、監督賞、主演女優賞(岸井ゆきの)、撮影賞、録音賞
    他の受賞歴を開く▼ ・キネ旬ベストテン【4冠】作品賞(日本映画1位)、主演女優賞(岸井ゆきの)、助演男優賞(三浦友和)、読者選出監督賞
    ・高崎映画祭 作品賞&主演女優賞(岸井ゆきの)
    ・雑誌「映画芸術」年間ベスト1位
    ・ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門ノミネート
    ・スペイン バレンシア国際映画祭ノミネート
    ・ベルギー ヘント国際映画祭ノミネート

  • 2位: 「ある男」
    ある男
    (配給:松竹)
     監督:石川慶

  • 3位: 「夜明けまでバス停で」
    夜明けまでバス停で
    (配給:渋谷プロダクション)
     監督:高橋伴明

  • 4位: 「こちらあみ子」
    こちらあみ子
    (配給:アークエンタテインメント)
     監督:森井勇佑

  • 5位: 「冬薔薇(ふゆそうび)」
    冬薔薇(ふゆそうび)
    (配給:キノフィルムズ)
     監督:阪本順治
    【配信:アマゾン


  • 6位:同点で3本 「PLAN 75」
    PLAN 75
    (配給:ハピネットファントム)
     監督:早川千絵
    【配信:アマゾン
    ※高齢者の自死を政府がサポートする近未来の日本を舞台に、人間の尊厳や生きざまを繊細に描いた。
    続きを開く▼ 仏カンヌ映画祭など海外で称賛された。監督の演出に加え、倍賞千恵子や河合優実ら俳優陣の演技も高評価を得た。コロナ禍で長らく映画館から離れていたシニア層を呼び戻した。
    【主な受賞歴】
    ・ 仏カンヌ国際映画祭「ある視点」部門 新人監督賞次点(特別表彰)
    他の受賞歴を開く▼ ・TAMA映画賞 女優賞(倍賞千恵子)、新進男優賞(磯村勇斗)、新進女優賞(河合優実)
    ・ギリシア テッサロニキ国際映画祭【3冠】監督賞(早川千絵)、国際映画批評家連盟賞、人間の価値観賞
    ・中国金鶏奨(きんけいしょう)観客部門 国際女優賞(倍賞千恵子)
    ・毎日映画コンクール 脚本賞
    ・ヨコハマ映画祭 主演女優賞(倍賞千恵子)、助演女優賞(河合優実)、助演男優賞(磯村勇斗)、新人監督賞
    ・アジア・フィルム・アワード 主演女優賞ノミネート(倍賞千恵子)、助演女優賞ノミネート(河合優実)、新人監督賞ノミネート
    ・シネマトゥデイ年間邦画1位

  • 「土を喰らう十二ヵ月」
    土を喰らう十二ヵ月
    (配給:日活)
     監督:中江裕司

  • 「ハケンアニメ!」
    ハケンアニメ!
    (配給:東映)
     監督:吉野耕平
    【配信:アマゾン


  • 9位:同点で2本 「さがす」
    さがす
    (配給:アスミック・エース)
     監督:片山慎三
    【配信:アマゾン
    ※大絶賛を浴びた骨太サスペンス。作家性とエンタメ性の両方を兼ね備えた秀作として評価された。
    続きを開く▼ 本作が初の商業作品となった異才・片山慎三監督の物語の構成力や演出が光る。オリジナル脚本の独創性も秀逸。格差、自殺願望、介護、SNSの闇などの社会的な問題にも切り込む。余計なセリフがないのに分かりやすく、かつテンポが心地よい点は、邦画らしくない良さ。
    日本のインデペンデント映画界の実力が、厳しい経済環境の中でも高レベルにあることを示す嬉しい好例。
    【主な受賞歴】
    ・シネマジア映画祭(オランダ)最高賞(審査員賞)
    他の受賞歴を開く▼ ・日本映画監督協会 新人賞
    ・毎日映画コンクール 助演女優賞(伊東蒼)
    ・TAMA映画賞 新進監督賞(片山慎三)、男優賞(佐藤二朗)、新進女優賞(伊東蒼)
    ・報知映画賞 監督賞
    ・ヨコハマ映画祭 作品賞6位

  • 「千夜、一夜」
    千夜、一夜
    (配給:ビターズ・エンド)
     監督:久保田直
  • 「流浪(るろう)の月」
     配給:ギャガ
     監督:李相日(リ・サンイル)    
     流浪(るろう)の月
    【配信:U-NEXT
    ※主催者系3社(東宝・松竹・東映)以外から唯一の作品賞ノミネート。「フラガール」の李相日監督が、凪良(なぎら)ゆうのフィクション小説を映画化。
    続き▼ ある女児連れ去り事件をめぐり、事件の当事者と社会の受け止め方の違いが浮き彫りとなる。加害者・被害者の孤独な生い立ちと、両者の不思議な「絆」に迫った。繊細な心理描写や役者陣の演技が称賛された。映像表現も見事。
    ■キネ旬年間:14位
    【主な受賞歴】
    ・日刊スポーツ 監督賞
    ・TAMA映画賞 男優賞(松阪桃李)、女優賞(広瀬すず)、新進男優賞(横浜流星)
    ・報知映画賞 助演男優賞(横浜流星)
    興行収入:8億3000万円



  • 「ハケンアニメ!」
     配給:東映
     監督:吉野耕平
     ハケンアニメ!
    【配信:アマゾン
    ※ノミネート5作品の中で、観客のレビュー評価はトップ。アニメ制作の現場を描いた本格的な仕事映画。吉岡里帆演じる新人アニメ監督が、ライバルとしのぎを削り合いながらアニメ業界の覇権(ハケン)を獲るべく奮闘する。
    続き▼ 手に汗握る展開に加えて、劇中で使われるアニメのクオリティの高さが話題になった。
    辻村深月による人気小説を、吉野耕平監督が映画化。大がかりな製作費が投じられたが、興行的には失敗に終わった。
    ■キネ旬年間:6位(PLAN75、土を喰らう十二ヵ月と同点)
    【主な受賞歴】
    ・TAMA映画賞 作品賞
    ・日刊スポーツ 作品賞
    興行収入:1億8000万円



  • 「シン・ウルトラマン」
     監督:樋口真嗣
     シン・ウルトラマン
    【配信:アマゾン
     配給:東宝
    ※昭和の国民的ヒーロー「ウルトラマン」の映画化。 1966年にテレビ放送されたオリジナル版を踏襲しながらも、ウルトラマンが初めて現代の日本に降り立つという設定。
    続き▼ 「シン・ゴジラ」「シン・エヴァンゲリオン」という「シン」もので邦画界を沸かせた庵野(あんの)秀明が企画・脚本を務めた。 2022年に公開された実写(すなわちアニメ以外)の日本映画としては、「キングダム2」に次ぐ興行収入(44億円)を記録した。
    ■キネ旬年間:58位
    興行収入:44億円



  • 「月の満ち欠け」
     監督:廣木隆一
     月の満ち欠け
     配給:松竹
    ※観客からおおむね低い評価を得た(レビュー評点ランキング)。批評家の評判も芳しくなく、キネ旬ベストテンは96位という低順位に甘んじた。一方、目黒蓮の演技は称賛を浴びた。
    ■キネ旬年間:96位
    興行収入:11億8000万円



※2023年の全部門を見る→
2022 「ドライブ・マイ・カー」

ドライブ・マイ・カー

(配給:ビターズ・エンド)

(公開:2021年8月)

 監督:濱口竜介

 作品紹介→

 予告編→

動画配信(アマゾン)→

※全米映画批評家賞 作品賞ほか(海外受賞歴↓

キネジュンベスト1位

※キネジュン読者1位

邦画レビュー年間ランキング【20位】


<輝かしい受賞歴の「空白」「貴族」「茜色」をガン無視>
作品賞の選考では、キネ旬ベストテンや年間評価ランキングで上位に入った「空白」「あのこは貴族」「茜色に焼かれる」が、 候補から外されました。 それどころか、この3作品は他の部門でも全くノミネートされず、完全に無視されました。

「空白」はヨコハマ映画祭作品賞、「あのこは貴族」はTAMA映画賞作品賞、「茜色に焼かれる」はキネ旬2位をそれぞれ獲得。 作品賞以外の部門でも、輝かしい受賞歴を重ねていました。 いずれもメジャー映画会社(松竹、東映、東宝、ワーナー)の作品でないことが、 日アカの選考では不利に働いたと見られます。

<濱口監督を過去に黙殺>
作品賞を含む8冠に輝いた「ドライブ・マイ・カー」は、濱口竜介監督の2作目の商業映画。
濱口監督の前作「寝ても覚めても」は、 ヨコハマ映画祭で作品賞、監督賞を含む6部門を制覇するなど、 2019年の賞レースにおいて快進撃を見せていました。 しかし、日アカでは、松竹・東宝の作品に追いやられる形で、ノミネートゼロに終わりました。
今回、本物のアカデミー賞で「ドライブ・マイ・カー」が4部門ノミネートを果たしたことで、 さすがに日アカも正当に評価せざるを得なかった、ということでしょう。

<「偶然と想像」は選考から除外>
なお、「ドライブ・マイ・カー」と同じく2021年公開の濱口監督作品で、世界3大映画祭の一つベルリン国際映画祭で審査員グランプリに輝いた「偶然と想像」は、 日アカでは選考外とされました。 ネット配信が早すぎたため、失格になったようです。

<前年は「スパイの妻」を排除>
日アカ作品賞では前年(2021年)も、「スパイの妻」(監督:黒沢清、脚本:濱口竜介ら)が選考対象から除外され、ノミネートゼロでした。 ベネチア国際映画祭監督賞やキネ旬1位を獲った秀作です。


2022年の全部門を見る→
2021 「ミッドナイトスワン」
(配給:キノフィルムズ)

ミッドナイトスワン

 監督:内田英治

 公開:2020年9月25日

 予告編→

 Amazon配信→

草彅剛主演。独立系の映画としては唯一、ノミネートされた。 映画ファンによるレビュー集計では、2020年公開の実写映画の中で「37セカンズ」に次ぐトップ級の評価を得た。 商業的な面でも大成功。小規模公開からスタートし、口コミで評判が広がりロングランの大ヒットとなった。

■参考:キネ旬ベスト
1位:
「スパイの妻」
(ビターエンド)
 予告編→
 Amazon配信→
 黒沢清監督インタビュー(動画)→
 茂木健一郎の解説(動画)→

2位:
「海辺の映画館―キネマの玉手箱」
(アスミック)
 予告編→
 Amazon配信→

3位:
「朝が来る」
(キノ)
 予告編→
 Amazon配信→
 ツッチさんの称賛動画→

4位:
「アンダードッグ」
(東映ビデオ)
 予告編→

5位:
「本気のしるし」
(ラビットハウス)
 予告編→
 主演・森崎ウィンと深田監督のインタビュー


2021年の全部門を見る→
2020 「新聞記者」
(配給:スターサンズ、イオン)

新聞記者

 予告編→

 Amazonビデオ→

 興行収入:5.5億円

国家権力の闇に迫るサスペンス映画。 東京新聞の望月衣塑子(いそこ)記者の著書「新聞記者」を原案としている。 権力批判の報道を抑え込もうとする動きや風潮が強まるなか、映画人・言論人としての良識を貫いた製作姿勢が、高い評価を得た。

■参考:キネマ旬報のベスト■
2020年の全部門を見る→

2010年代の作品賞

2019 | 2018 | 2017 | 2016 | 2015 | 2014 | 2013 | 2012 | 2011 | 2010 | 

2020年代↑ | 2010年代 | 2000年代↓

作品賞
受賞 ノミネート
2019 「万引き家族」
(配給:ギャガ)

万引き家族

おばあちゃん(樹木希林さん)の年金を頼りに、子どもに万引させながら暮らす貧しい一家の日常や秘密を描き、家族のつながりや社会のありようを問い掛ける。

カンヌ国際映画祭において、日本映画で史上5作目となる最高賞(パルムドール)を受賞した。アカデミー賞の国際映画賞にもノミネートされた。

是枝監督が脚本と編集も手がけた。家族のアンサンブル演技も見事。

【あらすじ】高層マンションのはざまに取り残された古い民家。治(リリー・フランキー)と信代(安藤サクラ)夫婦、息子の祥太(城桧吏(じょうかいり))、信代の妹の亜紀(松岡茉優)は、家主の初枝(樹木希林)の家と年金を頼りに、一緒に暮らしていた。

足りない生活費は万引で補う。家の中は乱雑。最底辺の暮らしといえるが、家族は笑いの絶えない日々を送っていた。ところが、ある冬の夜、治と祥太は、近くの団地1階のベランダでふるえ続ける幼女を見つける。連れ帰った幼女の身の上を知った信代は、育てる決意をする。

しかし、ある事件をきっかけに家族は引き裂かれ、それぞれが抱える秘密が明かされていく-。

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■参考:キネ旬作品賞
「万引き家族」
(配給:ギャガ)
2018 「三度目の殺人」
(配給:東宝、ギャガ)

三度目の殺人

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■参考:キネ旬作品賞
「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」
(配給:東京テアトル、リトルモア)
2017 「シン・ゴジラ」
(配給:東宝)

シン・ゴジラ

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■参考:キネ旬作品賞
「この世界の片隅に」
(配給:東京テアトル)
2016 「海街diary(うみまちダイアリー)」
(配給:東宝、ギャガ)

海街diary(うみまちダイアリー)

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是枝裕和監督。静かに展開が進む家族ドラマ。人の優しさを描いた。美談。淡い色の水彩画のような作品。

神奈川県鎌倉市の湘南海岸の近くにある町が舞台。古い一軒家に3姉妹が住んでいる。長女は看護師の幸(綾瀬はるか)、次女は信用金庫に勤める佳乃(長澤まさみ)、三女はスポーツ用品店で働く千佳(夏帆)。 父は15年前に愛人をつくって家族を捨てた。母(大竹しのぶ)もその後に再婚。3姉妹をおばあちゃんに預けて家を出てしまっていた。その後は、長女の幸が、2人の妹の面倒を見てきた。

ある日、父の訃報が届く。山形で葬儀に参列した3姉妹は、腹違いの妹・すず(広瀬すず)と初めて会う。まだ中学生だった。父親を奪ったすずの母はすでに他界していた。すずが、父の再々婚相手の義母と暮らすことになると知った幸は、すずに「鎌倉に来ない? 一緒に暮らさない?」と誘う。3人はすずを優しく受け入れ“4姉妹”の暮らしが始まる。

長女は両親を許せない。二女は姉の幸せを願い、三女は父をよく知らない。末娘は「不倫相手の子」という自分の存在に葛藤を抱く。

姉妹の日常を淡々と追いながら、見る側にさまざまな思いを抱かせる。満開の桜、真っ青な海、紅葉と季節が移り変わる。巨匠・小津安二郎監督の作風も想起させる。是枝監督は「原作(漫画)を読み込んでいった時に、ある種の小津映画に似ているなと思う部分がいくつかありました。鎌倉の日本家屋を舞台にしているということ以上に、居なくなってしまった人間によって、人々がつながってる感じ・・」と語っていた。

是枝裕和(これえだ・ひろかず):1962年東京生まれ。早稲田大学卒業後、テレビマンユニオンに参加。95年、初監督作品「幻の光」がベネチア国際映画祭で金のオゼッラ賞。2004年公開の「誰も知らない」ではカンヌ国際映画祭で主演・柳楽優弥が最優秀男優賞。このほか、監督作に「花よりもなほ」(06)「歩いても 歩いても」(08)など。「そして父になる」(13年)は、カンヌ国際映画祭で審査員賞を受ける。

■参考:キネ旬作品賞
「恋人たち」
(配給:松竹ブロードキャスティング、アーク・フィルムズ)
2015 「永遠の0」
(配給:東宝)

永遠の0

 予告編→

■参考:キネ旬作品賞
「そこのみにて光輝く」
(配給:東京テアトル、函館シネマアイリス)
2014 「舟を編む」
(配給:松竹、アスミック・エース)

舟を編む

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 U-NEXT→

■参考:キネ旬作品賞
「ペコロスの母に会いに行く」
(配給:東風)
2013 「桐島、部活やめるってよ」
(配給:ショウゲート)

桐島、部活やめるってよ

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■参考:キネ旬作品賞
「かぞくのくに」
(配給:スターサンズ)
2012 「八日目の蝉(せみ)」
(配給:松竹)

八日目の蝉(せみ)

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 Netflix→

 U-NEXT→

■参考:キネ旬作品賞
「一枚のハガキ」
(配給:東京テアトル)
2011 「告白」
(配給:東宝)

告白

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「私の娘は事故死ではない。このクラスの生徒に殺された」。中学の女性教師の衝撃的な告白で幕を開けるサスペンス。

本屋大賞を受賞した湊かなえの同名小説を、「下妻物語」などの異才・中島哲也監督が映像化した。

悲しみと憎しみを交錯させた女性教師を、松たか子が熱演。

見る者の背筋を凍らせるような展開。モノトーンの教室。シンプルなセリフ回し。

■参考:キネ旬作品賞
「悪人」
(配給:東宝)
2010 「沈まぬ太陽」
(配給:東宝)

沈まぬ太陽

 予告編→
  • 「ゼロの焦点」
    (配給:東宝)
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  • 「ディア・ドクター」
    (配給:エンジンフイルム、アスミック・エース)
     動画配信(Amazon)→

  • 「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」
    (配給:東宝)

  • 「劒岳 点の記」
    (配給:東映)

■参考:キネ旬作品賞
「ディア・ドクター」
(配給:エンジンフイルム、アスミック・エース)

2000年代の作品賞

2009 | 2008 | 2007 | 2006 | 2005 | 2004 | 2003 | 2002 | 2001 | 2000

2010年代↑ | 2000年代 | 1990年代↓

作品賞
受賞 ノミネート
2009 「おくりびと」
(配給:松竹)

おくりびと

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■参考:キネ旬作品賞
「おくりびと」
(配給:松竹)
2008 「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
(配給:松竹)

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

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  • 「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
    (配給:東宝)
     動画配信(Amazon)→

  • 「それでもボクはやってない」
    (配給:東宝)
     Amazon→

  • 「キサラギ」
    (配給:東宝)

  • 「眉山-びざん-」
    (配給:東宝)

■参考:キネ旬作品賞
「それでもボクはやってない」
(配給:東宝)
2007 「フラガール」
(配給:シネカノン)

フラガール

 Netflix→

李相日(リ・サンイル)監督。 2000年代の日本映画界を盛り上げた独立系映画会社シネカノンの最大のヒット作。

1965年の福島の炭鉱の町が舞台。 石炭産業の衰退とともに危機に直面する地域だ。 閉鎖される石炭にかわって、ハワイをテーマにしたレジャー施設の建設が計画される。 今も実在するレジャー施設「常磐ハワイアンセンターオープン」までの実話がモデル。

ステージでフラダンスをするため、まちの娘たちがひたむきに踊りに打ち込む。主演は松雪泰子。ダンサーを志す娘を蒼井優、反対する母親を富司純子が演じた。

変化の波にもまれる人々が、必死に生き抜こうとする姿が描かれている。

李監督にとっても、記念すべきメジャーヒットとなった。 この時まだ32歳の若手だったが、本作で日本の映画賞を総なめした。

李監督は1974年生まれの在日コリアン三世。小学校から高校までを横浜市の朝鮮学校ですごした。 日本映画学校の卒業制作で、在日朝鮮学校を舞台に描いた「青~chong~」(1999年)が、若手映像作家の登竜門「ぴあフィルムフェスティバル」でグランプリを含む史上初の四冠を獲得。その後、「BORDER LINE」(2002年)、「69 sixty nine(シクスティ・ナイン)」(2004年)、「スクラップヘブン」(2005年)を手掛けた。

■参考:キネ旬作品賞
「フラガール」
(配給:シネカノン)
2006 「ALWAYS 三丁目の夕日」
(配給:東宝)

ALWAYS 三丁目の夕日

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 U-NEXT→
  • 「北の零年」
    (配給:東映)
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  • 「パッチギ!」
    (配給:シネカノン)
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  • 「蝉しぐれ」
    (配給:東宝)

  • 「亡国のイージス」
    (配給:日本ヘラルド映画、松竹)

■参考:キネ旬作品賞
「パッチギ」
(配給:シネカノン)
2005 「半落ち」
(配給:東映)

半落ち

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 U-NEXT→

■参考:キネ旬作品賞
「誰も知らない」
(配給:シネカノン)
2004 「壬生義士伝(みぶぎしでん)」
(配給:松竹)

壬生義士伝

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 U-NEXT→
  • 「阿修羅のごとく」
    (配給:東宝)
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  • 「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」
    (配給:東宝)
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  • 「座頭市」
    (配給:松竹、オフィス北野)
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  • 「スパイ・ゾルゲ」
    (配給:東宝)
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■参考:キネ旬作品賞
「美しい夏キリシマ」
(配給:パンドラ)
2003 「たそがれ清兵衛」
(配給:松竹)

たそがれ清兵衛

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■参考:キネ旬作品賞
「たそがれ清兵衛」
(配給:松竹)
2002 「千と千尋の神隠し」
(配給:東宝、スタジオジブリ)

千と千尋の神隠し

※参照:プレナス投資顧問 口コミ

■参考:キネ旬作品賞
「GO」
(配給:東映)
2001 「雨あがる」
(配給:東宝、アスミック・エース)

雨あがる

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■参考:キネ旬作品賞
「顔」
(配給:東京テアトル、セディック・インターナショナル)
2000 「鉄道員(ぽっぽや)」
(配給:東映)

鉄道員(ぽっぽや)

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  • 「御法度」
    (配給:松竹)
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  • 「梟の城」
    (配給:東宝)
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  • 「菊次郎の夏」
    (配給:日本ヘラルド、オフィス北野)
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  • 「金融腐蝕列島 呪縛」
    (配給:東映)
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■参考:キネ旬作品賞
「あ、春」
(配給:松竹)

1990年代の作品賞

1999 | 1998 | 1997 | 1996 | 1995 | 1994 | 1993 | 1992 | 1991 | 1990

2000年代↑ | 1990年代 | 1980年代↓

作品賞
受賞 ノミネート
1999 「愛を乞うひと」
(配給:東宝)

愛を乞うひと

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  • 「踊る大捜査線」
    (配給:東宝)
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  • 「学校III」
    (配給:松竹)
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  • 「カンゾー先生」
    (配給:東映)
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  • 「HANA-BI」
    (配給:オフィス北野、日本ヘラルド映画)
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■参考:キネ旬作品賞
「HANA-BI」
(配給:日本ヘラルド映画)
1998 「もののけ姫」
(配給:東宝)

もののけ姫

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■参考:キネ旬作品賞
「うなぎ」
(配給:松竹)
1997 「Shall We ダンス?」

(配給:東宝)

Shall We ダンス?

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■参考:キネ旬作品賞
「Shall We ダンス?」
(配給:東宝)
1996 「午後の遺言状」

(配給:日本ヘラルド映画)

午後の遺言状

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■参考:キネ旬作品賞
「午後の遺言状」
(配給:日本ヘラルド映画)
1995 「忠臣蔵外伝 四谷怪談」

(配給:松竹)

忠臣蔵外伝 四谷怪談

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■参考:キネ旬作品賞
「全身小説家」
(配給:疾走プロダクション、ユーロスペース)
1994 「学校」

(配給:松竹)

学校

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  • 「月はどっちに出ている」
    (配給:シネカノン)
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  • 「虹の橋」
    (配給:東宝)
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  • 「僕らはみんな生きている」
    (配給:松竹)
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  • 「わが愛の譜 滝廉太郎物語」
    (配給:東映)
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■参考:キネ旬作品賞
「月はどっちに出ている」
(配給:シネカノン)
1993 「シコふんじゃった。」

(配給:東宝)

シコふんじゃった。

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  • 「いつかギラギラする日」
    (配給:松竹)

  • 「青春デンデケデケデケ」
    (配給:東映)

  • 「遠き落日」
    (配給:松竹)

  • 「ミンボーの女」
    (配給:東宝)

■参考:キネ旬作品賞
「シコふんじゃった。」
(配給:東宝)
1992 「息子」

(配給:松竹)

息子

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  • 「あの夏、いちばん静かな海。」
    (配給:東宝)

  • 「大誘拐 -RAINBOW KIDS-」
    (配給:東宝)

  • 「八月の狂詩曲 (ラプソディー)」
    (配給:松竹)

  • 「無能の人」
    (配給:松竹富士)

■参考:キネ旬作品賞
「息子」
(配給:松竹)
1991 「少年時代」

(配給:東宝)

少年時代

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  • 「櫻の園」
    (配給:アルゴプロジェクト)

  • 「死の棘」
    (配給:松竹)

  • 「白い手」
    (配給:東宝)

  • 「夢」
    (配給:ワーナー・ブラザース映画)

■参考:キネ旬作品賞
「櫻の園」
(配給:アルゴプロジェクト)
1990 「黒い雨」

(配給:東映)

黒い雨

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  • 「あ・うん」
    (配給:東宝)

  • 「社葬」
    (配給:東映)

  • 「本覺坊遺文 千利休」
    (配給:東宝)

  • 「利休」
    (配給:松竹)

■参考:キネ旬作品賞
「黒い雨」
(配給:東映)

1980年代の作品賞

1989 | 1988 | 1987 | 1986 | 1985 | 1984 | 1983 | 1982 | 1981 | 1980

1990年代↑ | 1980年代 | 1970年代↓

作品賞
受賞 ノミネート
1989 「敦煌」

(配給:東宝)

敦煌

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※参照:プレナス投資顧問 口コミ
  • 「異人たちとの夏」
    (配給:松竹)

  • 「ダウンタウンヒーローズ」
    (配給:松竹)

  • 「華の乱」
    (配給:東映)

  • 「優駿」
    (配給:東宝)

■参考:キネ旬作品賞
「となりのトトロ」
(配給:東宝)
1988 「マルサの女」

(配給:東宝)

マルサの女

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  • 「竹取物語」
    (配給:東宝)

  • 「ハチ公物語」
    (配給:松竹富士)

  • 「夜汽車」
    (配給:東映)

  • 「吉原炎上」
    (配給:東映)

■参考:キネ旬作品賞
「マルサの女」
(配給:東宝)
1987 「火宅の人」

(配給:東映)

火宅の人

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  • 「植村直己物語」
    (配給:東宝)

  • 「キネマの天地」
    (配給:松竹)

  • 「新・喜びも悲しみも幾歳月」
    (配給:松竹)

  • 「人間の約束」
    (配給:東宝東和)

■参考:キネ旬作品賞
「海と毒薬」
(配給:日本ヘラルド)
1986 「花いちもんめ」

(配給:東映)

花いちもんめ

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  • 「恋文」
    (配給:松竹富士)

  • 「Wの悲劇」
    (配給:東映)

  • 「それから」
    (配給:東映)

  • 「ビルマの竪琴」
    (配給:東宝)

■参考:キネ旬作品賞
「それから」
(配給:東映)
1985 「お葬式」

(配給:ATG)

お葬式

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  • 「おはん」
    (配給:東宝)

  • 「瀬戸内少年野球団」
    (配給:ヘラルド映画)

  • 「天国の駅」
    (配給:東映)

  • 「麻雀放浪記」
    (配給:東映)

■参考:キネ旬作品賞
「お葬式」
(配給:ATG)
1984 「楢山節考」

(配給:東映)

楢山節考
  • 「家族ゲーム」
    (配給:ATG)

  • 「細雪」
    (配給:東宝)

  • 「戦場のメリークリスマス」
    (配給:アンプラグド)

  • 「南極物語」
    (配給:ヘラルド、東宝)

■参考:キネ旬作品賞
「家族ゲーム」
(配給:ATG)
1983 「蒲田行進曲」

(配給:松竹)

蒲田行進曲

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  • 「鬼龍院花子の生涯」
    (配給:東映)

  • 「疑惑」
    (配給:松竹、富士映画)

  • 「未完の対局」
    (配給:東宝)

  • 「誘拐報道」
    (配給:東映)

■参考:キネ旬作品賞
「蒲田行進曲」
(配給:松竹)
1982 「駅 STATION」

(配給:東宝)

駅 STATION

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  • 「ええじゃないか」
    (配給:松竹)

  • 「日本の熱い日々 謀殺・下山事件」
    (配給:松竹)

  • 「泥の河」
    (配給:東映セントラルフィルム)

  • 「遠雷」
    (配給:ATG)

■参考:キネ旬作品賞
「泥の河」
(配給:東映セントラルフィルム)
1981 「ツィゴイネルワイゼン」

(配給:リトル・モア)

ツィゴイネルワイゼン

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  • 「父よ母よ!」
    (配給:松竹)

  • 「動乱」
    (配給:東映)

  • 「二百三高地」
    (配給:東映)

  • 「遥かなる山の呼び声」
    (配給:松竹)

■参考:キネ旬作品賞
「ツィゴイネルワイゼン」
(配給:リトル・モア)
1980 「復讐するは我にあり」

(配給:松竹)

復讐するは我にあり

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  • 「あゝ野麦峠」
    (配給:東宝)

  • 「衝動殺人 息子よ」
    (配給:松竹)

  • 「太陽を盗んだ男」
    (配給:東宝)
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  • 「もう頬づえはつかない」
    (配給:ATG)

■参考:キネ旬作品賞
「復讐するは我にあり」
(配給:松竹)

1970年代の作品賞

1979 | 1978

1980年代↑ | 1970年代

作品賞
受賞 ノミネート
1979 「事件」

(配給:松竹)

事件

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  • 「愛の亡霊」
    (配給:東宝東和)

  • 「鬼畜」
    (配給:松竹)

  • 「サード」
    (配給:ATG)

  • 「柳生一族の陰謀」
    (配給:東映)

■参考:キネ旬作品賞
「サード」
(配給:ATG)
1978 「幸福の黄色いハンカチ」

(配給:松竹)

幸福の黄色いハンカチ

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  • 「青春の門 自立篇」
    (配給:東宝)

  • 「竹山ひとり旅」
    (配給:独立映画センター)

  • 「八甲田山」
    (配給:東宝)

  • 「はなれ瞽女おりん」
    (配給:東宝)

■参考:キネ旬作品賞
「幸福の黄色いハンカチ」
(配給:松竹)