受賞者の一覧

2020年代の主演女優賞

 | 2023 | 2022 | 2021 | 2020 | 

2020年代 | 2010年代↓

主演女優賞
受賞 ノミネート
2023 岸井ゆきの

「ケイコ 目を澄ませて」

 ケイコ 目を澄ませて

(配給:ハピネットファントム)

※耳の聞こえない女性ボクサーを演じた。発声による台詞ではなく、顏・体(アクション)・手話による演技。 とりわけ「眼」による表現の豊かさが、称賛を浴びた。

役づくりのためにボクシングの特訓を重ね、リズミカルでキレのある身のこなしと、リングでの野獣のような闘いぶりを実現した。

他の登場人物や風景との溶け込み具合も見事。同じく本年度公開の「神は見返りを求める」との対照的な役柄で、演技の幅の広さも見せた。

本年度の邦画界は主演女優による名演が数多く見られたが、その中でも突出していた。年末に劇場公開されてからは主演女優賞レースを席巻した。

【他の映画賞】
・キネマ旬報ベストテン 主演女優賞
・毎日映画コンクール 主演女優賞
・高崎映画祭 主演女優賞

作品説明▼

ケイコ 目を澄ませて

聴覚障害のある女性ボクサーの挑戦と葛藤、そして周囲との触れ合いを追う日常生活劇。実在のボクサーの自伝が原案。派手な展開や演出に頼ることなく、庶民の生き様をありのままに伝える骨太ドラマとして絶賛された。
16ミリフィルム撮影による素朴で人間味漂うショットの連続と、静寂シーンの中で響く数々の「音」が没入へと導く。研ぎ澄まされた「引き算の美学」の好例と評された。
海外でも高い評価を受け、世界中の映画祭から引っ張りだこになった。年末に国内で劇場公開されて以降は、毎日映画コンクール5冠など主な国内映画賞で圧勝した。
カメラワークや音響など映画技術・アートの観点でも絶賛の嵐となった。日アカでも、大手の組織票に阻まれなければ、撮影賞、録音賞、編集賞でも圧勝していたはず。わずか1部門でのノミネートだったのが惜しまれる。
動画集を開く▼ <毎日映画コンクールの受賞スピーチ▼>


<茶一郎の解説▼>


<予告編▼>





    ▼参考:
    キネ旬ベストテン
  • 1位: 岸井ゆきの
    「ケイコ 目を澄ませて」
     ケイコ 目を澄ませて
    (配給:ハピネットファントム)
    【他の対象作品】
    「神は見返りを求める」
    「犬も食わねどチャーリーは笑う」
    「やがて海へと届く」

  • 2位: 倍賞千恵子
    「PLAN 75」  
     倍賞千恵子
    (配給:ハピネットファントム)
    【配信:アマゾン

  • 3位: 田中裕子(ゆうこ)
    「千夜、一夜」
     田中裕子
    (配給:ビターズ・エンド)
  • 倍賞千恵子
    「PLAN 75」  
     倍賞千恵子
    (配給:ハピネットファントム)
    ※撮影時80歳。ベテランらしい深みのある演技。繊細なしぐさだけで心情の揺れ動きを表現した。凛とした強さを伝え、観客をうならせた。
    作品説明▼

    カンヌで表彰

    早川千絵監督による初めての長編の商業映画。仏カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に出品され、新人監督賞(カメラドール)の次点にあたる特別表彰(スペシャル・メンション)に選ばれた。2023年の米国アカデミー賞おける日本代表にもなった。
    じわりと3億円のヒット
    中規模の公開だったが、じわじわと客を呼び、興行収入3億円を突破した。とくにシニア層の観客が多かった。高齢者はコロナ禍で映画館から足が遠のいていたが、本作は呼び水の一つとなった。
    近未来の日本
    舞台は近未来の日本。少子高齢化が一段と進み、若い世代の負担が大きくなっている。そこで日本政府は、75歳以上であれば誰でも自ら死を選ぶことができる制度「プラン75」をスタートする。要するに高齢者の自殺を国家レベルで推奨し、とことんサポートする制度だ。この物語の設定自体が、一つの問題提起になっている。

    主人公は78歳の女性。団地で一人暮らし。真面目で勤勉な人物である。ホテルの清掃員として働いていたが、高齢を理由に退職を強いられた。収入源がなくなり、住む場所も失いそうになる。
    【他の映画賞】
    ・TAMA映画賞 女優賞
    ・中国金鶏奨(きんけいしょう)観客部門 国際女優賞
    ・ヨコハマ映画祭 主演女優賞
    ・アジア・フィルム・アワード 主演女優賞ノミネート
    ・日刊スポーツ主演女優賞
    【配信:アマゾン



  • のん
    「さかなのこ」
     のん
    (配給:東京テアトル)
    ※女優ながら男性(さかなクン)のキャラクターを、自然に、かつ独創的に演じた。表現者としての異才ぶりが存分に発揮された。
    続き▼ 大手芸能事務所を抜けて独立して以来、芸能界から干された形となった。本名(能年玲奈)を芸名として使えなくなり、民放キー局からも締め出された。それでも映画人として誇り高き活動を続ける姿勢が、本作の質的な成功につながった。
    【他の映画賞】
    ・日プロ大賞 主演女優賞
    作品説明▼

    「さかなクン」の自叙伝

    多数の観客を至福感と希望で満たした貴重な一作。老若男女に熱く支持された。 テレビで有名な魚博士「さかなクン」の自叙伝をもとに、魚オタクの子供が成長し、社会で羽ばたくまでの半生記を描いた。 主演・のんの起用が大当たり。独特で温かみあふれる世界観が称賛された。 人と人との出会いが運命を変えていく人間関係ドラマでもある。
    【動画配信:U-NEXT



  • 広瀬すず
    「流浪の月」
     広瀬すず
    (配給:ギャガ)
    ・TAMA映画賞 女優賞
    【動画配信:U-NEXT



  • 吉岡里帆
    「ハケンアニメ!」
    (配給:東映)



※2023年の全部門を見る→
2022 有村架純 (かすみ)

「花束みたいな恋をした」

有村架純

(配給:東京テアトル、リトルモア)

 作品一覧(wiki)→


<尾野真千子事件>
秀作「茜(あかね)色に焼かれる」(配給:スターサンズほか)で本年度数々の主演女優賞に輝いた尾野真千子が、日アカではノミネートすらされないという事件が起きました。

尾野は「キネ旬ベスト」「毎日映画コンクール」「ヨコハマ映画祭」という日本で最も権威のある3つの映画賞の主演女優賞を全て制覇。 さらに、「TAMA映画賞」「山路ふみ子映画賞」「おおさかシネマフェスティバル」の女優賞も受賞し、独走状態でした。

また、キネ旬主演女優賞2位で、海外でも女優賞を獲得した瀧内公美(由宇子の天秤)もノミネートから外されました。 キネ旬主演女優賞(火口のふたり)を獲得しながら無視された前々に続く日アカ除外となりました。

尾野と瀧内のかわりにノミネートされたのは、松岡茉優(松竹作品)や吉永小百合(東映作品)ら。 松岡も吉永も、キネ旬主演女優賞の投票では1票も入らず、ランキング圏外でした。 毎日コンなどでもノミネートされませんでした。

この結果、「水川あさみ事件」が起きた前年に続き、日アカ主演女優賞は「大本命不在」での争いとなりました。

ノミネートされた候補の中では、有村架純が唯一、賞レースに本格的に絡んでおり、事実上の「一択」に近い状態。対象作品「花束みたいな恋をした」は大手の配給ではないものの、興行収入が40億円近い大成功となり、 有村の演技も称賛の的でした。
  • 永野芽郁(めい)
    「そして、バトンは渡された」
    (配給:ワーナー)

  • 天海祐希
    「老後の資金がありません!」
    (配給:東映)

  • 松岡茉優(まゆ)
    「騙し絵の牙」
    (配給:松竹)

  • 吉永小百合
    「いのちの停車場」
    (配給:東映)


  • ■参考:キネ旬ベスト
  • 1位:
    尾野真千子
    尾野真千子
    「茜(あかね)色に焼かれる」
    (配給:フィルムランド、朝日新聞社、スターサンズ)
    配信:アマゾン
     作品一覧(wiki)→
    毎日映画コンクール 主演女優賞
    ヨコハマ映画祭 主演女優賞
    TAMA映画賞 女優賞
    山路ふみ子映画賞 女優賞
    ※大阪シネマフェス主演女優賞
    ほか

  • 2位:
    瀧内公美
    (たきうち・くみ)
    瀧内公美
    「由宇子の天秤(ゆうこのてんびん)」
    (配給:ビターズ・エンド)
     作品一覧(wiki)→
    日本映画批評家大賞 主演女優賞
    ※スペインのラス・パルマス国際映画祭 女優賞
    ほか

  • 3位:
    有村架純 (かすみ)
    有村架純
    「花束みたいな恋をした」
    (配給:東京テアトル、リトルモア)
     作品一覧(wiki)→
    ほか


2022年の全部門を見る→
2021 長澤まさみ

「MOTHER マザー」
(配給:スターサンズ、角川)

MOTHER マザー

 舞台挨拶→

 作品一覧→


前年の助演女優賞に続いて2年連続の賞獲得となりました。

水川あさみ事件

他の映画賞で連勝した水川あさみがノミネートされないという事件が起きました。 水川あさみは「喜劇 愛妻物語」(配給:バンダイナムコアーツ、キューテック)に出演。 「キネマ旬報ベストテン」「毎日映画コンクール」「ヨコハマ映画祭」などの主要アワードを次々と制しました。

しかし、日アカではノミネートされませんでした。かわりに松竹映画や東宝映画の出演者が続々と候補に入りました。 「寅さん」(松竹)の倍賞千恵子などは、他の映画賞ではノミネートゼロでした。(水川あさみ事件

  • 永作博美
    (ながさく・ひろみ)
    「朝が来る」
    (配給:キノフィルムズ)
     作品一覧→
     予告編→
     Amazon配信→

  • 広瀬すず
    「一度死んでみた」
    (配給:松竹)
     作品一覧→

  • 小松菜奈
    (こまつ・なな)
    「糸」
    (配給:東宝)
     作品一覧→

  • 倍賞千恵子
    (ばいしょう・ちえこ)
    「男はつらいよ お帰り 寅さん」
    (配給:松竹)
     作品一覧→

■参考:キネ旬ベスト
1位:
水川あさみ
「喜劇 愛妻物語」
 予告編→
 Amazon配信→
(配給:バンナム)
ほか

2位:
蒼井優
「スパイの妻」
(配給:ビターズエンド)
 Amazon配信→

3位:
長澤まさみ
「マザー」
(配給:スターサンズ、角川)


2021年の全部門を見る→
2020 シム・ウンギョン

「新聞記者」
(配給:スターサンズ、イオン)

新聞記者

 作品一覧→

※韓国のシム・ウンギョンは、言葉のハードルを乗り越え国家権力と対峙する女性ジャーナリストの葛藤を静かに表現し、称賛されました。
  • 松岡茉優
    (まつおか・まゆ)
    「蜜蜂と遠雷」
    (配給:東宝)
     作品一覧→

  • 吉永小百合
    「最高の人生の見つけ方」
    (配給:ワーナー)
     作品一覧→

  • 宮沢りえ
    「人間失格 太宰治と3人の女たち」
    (配給:松竹)
     作品一覧→

  • 二階堂ふみ
    「翔んで埼玉」
    (配給:東映)
     作品一覧→

■参考:キネ旬ベスト
1位:
瀧内公美
(たきうち・くみ)
「火口のふたり」
(配給:ファントム・フィルム)

2位:
筒井真理子
「よこがお」
(配給:角川)

3位:
前田敦子
「旅のおわり世界のはじまり」
(配給:東京テアトル)


2020年の全部門を見る→

2010年代の主演女優賞

2019 | 2018 | 2017 | 2016 | 2015 | 2014 | 2013 | 2012 | 2011 | 2010 | 

2020年代↑ | 2010年代 | 2000年代↓

主演女優賞
受賞 ノミネート
2019 安藤サクラ

「万引き家族」
(配給:ギャガ)

万引き家族

 作品一覧→

※安藤サクラが「万引き家族」で受賞。2016年の「百円の恋」に続いて2度目の栄冠となりました。
  • 松岡茉優
    「勝手にふるえてろ」

    (配給:ファントム・フィルム)
     作品一覧→

  • 黒木華
    「日日是好日」

    (配給:東京テアトル、ヨアケ)
     作品一覧→

  • 篠原涼子
    「人魚の眠る家」

    (配給:松竹)
     作品一覧→

  • 吉永小百合
    「北の桜守(さくらもり)」

    (配給:東映)
     作品一覧→

■参考:キネ旬ベスト
1位:
安藤サクラ
「万引き家族」
(配給:ギャガ)

2位:
趣里(しゅり)
「生きてるだけで、愛。」
(配給:クロックワークス)

3位(同点で2人):
石橋静河(しずか)
「きみの鳥はうたえる」
(配給:コピアポア・フィルム)

韓英恵(かん・はなえ)
「霊的ボリシェヴィキ」
(配給:自主配給)
「菊とギロチン」
(配給:トランスフォーマー)
「大和(カリフォルニア)」
(配給:boid)
2018 蒼井優

「彼女がその名を知らない鳥たち」
(配給:クロックワークス)

彼女がその名を知らない鳥たち

 予告編「Amazon」

 作品一覧→
  • 新垣結衣
    「ミックス。」

    (配給:東宝)
     作品一覧→

  • 土屋太鳳
    「8年越しの花嫁 奇跡の実話」

    (配給:松竹)
     作品一覧→

  • 長澤まさみ
    「散歩する侵略者」

    (配給:松竹、日活)
     作品一覧→

  • 吉高由里子
    「ユリゴコロ」

    (配給:東映、日活)
     作品一覧→

■参考:キネ旬ベスト
1位:
蒼井優
「彼女がその名を知らない鳥たち」
(配給:クロックワークス)
2017 宮沢りえ

「湯を沸かすほどの熱い愛」
(配給:クロックワークス)
  • 大竹しのぶ
    「後妻業の女」
    (配給:東宝)

  • 黒木華
    「リップヴァンウィンクルの花嫁」
    (配給:東映)

  • 広瀬すず
    「ちはやふる-上の句-」
    (配給:東宝)

  • 宮崎あおい
    「怒り」
    (配給:東宝)

■参考:キネ旬ベスト
1位:
宮沢りえ
「湯を沸かすほどの熱い愛」
(配給:クロックワークス)
2016 安藤サクラ

「百円の恋」
(配給:SPOTTED PRODUCTIONS)
  • 綾瀬はるか
    「海街diary」
    (配給:東宝、ギャガ)

  • 有村架純
    「映画 ビリギャル」
    (配給:東宝)

  • 樹木希林
    「あん」
    (配給:エレファントハウス)

  • 吉永小百合
    「母と暮せば」
    (配給:松竹)

■参考:キネ旬ベスト
1位:
深津絵里
「岸辺の旅」
(配給:ショウゲート)
「寄生獣 完結編」
(配給:東宝)
2015 宮沢りえ

「紙の月」
(配給:松竹)
  • 安藤サクラ
    「0.5ミリ」
    (配給:彩プロ)

  • 池脇千鶴
    「そこのみにて光輝く」
    (配給:東京テアトル)

  • 井上真央
    「白ゆき姫殺人事件」
    (配給:松竹)

  • 二階堂ふみ
    「私の男」
    (配給:日活)

  • 吉永小百合
    「ふしぎな岬の物語」
    (配給:東映)

■参考:キネ旬ベスト
1位:
安藤サクラ
「百円の恋」
(配給:SPOTTED PRODUCTIONS)
2014 真木よう子

「さよなら渓谷」
(配給:ファントム・フィルム)
  • 上戸彩
    「武士の献立」
    (配給:松竹)

  • 尾野真千子
    「そして父になる」
    (配給:ギャガ)

  • 宮﨑あおい
    「舟を編む」
    (配給:松竹、アスミック・エース)

  • 吉行和子
    「東京家族」
    (配給:松竹)

■参考:キネ旬ベスト
1位:
真木よう子
「さよなら渓谷」
(配給:ファントム・フィルム)

2位:
赤木春恵

3位:
前田敦子
2013 樹木希林

「わが母の記」
(配給:松竹)
  • 草刈民代
    「終の信託」
    (配給:東宝)

  • 沢尻エリカ
    「ヘルタースケルター」
    (配給:アスミック・エース)

  • 松たか子
    「夢売るふたり」
    (配給:アスミック・エース)

  • 吉永小百合
    「北のカナリアたち」
    (配給:東映)

■参考:キネ旬ベスト
1位:
安藤サクラ
「かぞくのくに」
(配給:スターサンズ)

2位:
田畑智子

3位:
草刈民代
2012 井上真央

「八日目の蝉」
(配給:松竹)
  • 長澤まさみ
    「モテキ」
    (配給:東宝)

  • 中谷美紀
    「阪急電車 片道15分の奇跡」
    (配給:東宝)

  • 深津絵里
    「ステキな金縛り」
    (配給:東宝)

  • 宮崎あおい
    「ツレがうつになりまして。」
    (配給:東映)

■参考:キネ旬ベスト
1位:
永作博美
「八日目の蝉」
(配給:松竹)

2位:
大竹しのぶ

3位:
韓英恵
2011 深津絵里

「悪人」
(配給:東宝)
  • 寺島しのぶ
    「キャタピラー」
    (配給:若松プロダクション、スコーレ)

  • 松たか子
    「告白」
    (配給:東宝)

  • 薬師丸ひろ子
    「今度は愛妻家」
    (配給:東映)

  • 吉永小百合
    「おとうと」
    (配給:松竹)

■参考:キネ旬ベスト
1位:
寺島しのぶ
「キャタピラー」
(配給:若松プロダクション、スコーレ)

2位:
深津絵里

3位:
満島ひかり
2010 松たか子

「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」
(配給:東宝)
  • 綾瀬はるか
    「おっぱいバレー」
    (配給:ワーナー・ブラザース映画、東映)

  • 広末涼子
    「ゼロの焦点」
    (配給:東宝)

  • ペ・ドゥナ
    「空気人形」
    (配給:アスミック・エース)

  • 宮崎あおい
    「少年メリケンサック」
    (配給:東映)

■参考:キネ旬ベスト
1位:
松たか子
「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」
(配給:東宝)

2位:
ペ・ドゥナ

3位:
満島ひかり

2000年代の主演女優賞

2009 | 2008 | 2007 | 2006 | 2005 | 2004 | 2003 | 2002 | 2001 | 2000

2010年代↑ | 2000年代 | 1990年代↓

主演女優賞
受賞 ノミネート
2009 木村多江
「ぐるりのこと。」
(配給:ビターズ・エンド)
  • 仲間由紀恵
    「私は貝になりたい」
    (配給:東宝)

  • 広末涼子
    「おくりびと」
    (配給:松竹)

  • 吉永小百合
    「母べえ」
    (配給:東宝)
    「まぼろしの邪馬台国 YAMATAIKOKU」
    (配給:東映)
2008 樹木希林
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
(配給:松竹)
  • 寺島しのぶ
    「愛の流刑地」
    (配給:東宝)

  • 中谷美紀
    「自虐の詩」
    (配給:松竹)

  • 仲間由紀恵
    「大奥」
    (配給:東映)

  • 宮沢りえ
    「オリヲン座からの招待状」
    (配給:東映)
2007 中谷美紀
「嫌われ松子の一生」
(配給:東宝)
  • 檀れい
    「武士の一分」
    (配給:松竹)

  • 長澤まさみ
    「涙そうそう」
    (配給:東宝)

  • 樋口可南子
    「明日の記憶」
    (配給:東映)

  • 松雪泰子
    「フラガール」
    (配給:シネカノン)
2006 吉永小百合
「北の零年」
(配給:東映)

明治初期、北海道の開拓に挑んだ武士とその家族らの物語。

1870年、徳島藩からの分藩独立を求めた淡路の稲田家は、藩の襲撃を受ける。「庚午(こうご」事変」。明治政府から、北海道移住を命じられ、未開の地に自分たちの新たな国を造ろうと希望に燃えた家臣とその家族だが、頼みの殿様に見放され、食べるものにも不自由する開墾の厳しさに、疲れ果てていく。

吉永小百合、渡辺謙、豊川悦司、香川照之、石原さとみらの豪華な顔ぶれ。製作費15億円、エキストラ延べ7000人を投入した文字通りの「超大作」。

行定勲監督が、北海道の大自然を舞台に、侍の誇りを捨てきれなかった男の弱さともろさ、夢や希望を信じ道を切り開いていった女の強さとしたたかさを見事に描ききった。
  • 木村佳乃
    「蝉しぐれ」
    (配給:東宝)

  • 小雪
    「ALWAYS 三丁目の夕日」
    (配給:東宝)

  • 竹内結子
    「春の雪」
    (配給:東宝)

  • 中島美嘉
    「NANA」
    (配給:東宝)
2005 鈴木京香
「血と骨」
(配給:松竹、ザナドゥー)
  • 竹内結子
    「いま、会いにゆきます」
    (配給:東宝)

  • 常盤貴子
    「赤い月」
    (配給:東宝)

  • 深田恭子
    「下妻物語」
    (配給:東宝)

  • 松たか子
    「隠し剣 鬼の爪」
    (配給:松竹)
2004 寺島しのぶ
「赤目四十八瀧心中未遂」
(配給:赤目製作所)
  • 上戸彩
    「あずみ」
    (配給:東宝)

  • 大竹しのぶ
    「阿修羅のごとく」
    (配給:東宝)

  • 竹内結子
    「黄泉がえり」
    (配給:東宝)

  • 観月ありさ
    「ぼくんち」
    (配給:アスミック・エース=ミコット)
2003 宮沢りえ
「たそがれ清兵衛」
(配給:松竹)
  • 江角マキコ
    「命」
    (配給:東映)

  • 鈴木京香
    「竜馬の妻とその夫と愛人」
    (配給:東宝)

  • 原田美枝子
    「OUT」
    (配給:20世紀フォックス[極東]映画)

  • 樋口可南子
    「阿弥陀堂だより」
    (配給:東宝、アスミック・エース)
2002 岸惠子
「かあちゃん」
(配給:東宝)
  • 小泉今日子
    「風花」
    (配給:シネカノン)

  • 田中裕子
    「ホタル」
    (配給:東映)

  • 安田成美
    「大河の一滴」
    (配給:東宝)

  • 吉永小百合
    「千年の恋 ひかる源氏物語」
    (配給:東映)
2001 吉永小百合
「長崎ぶらぶら節」
(配給:東映)
  • 田中麗奈
    「はつ恋」
    (配給:東映)

  • 松嶋菜々子
    「ホワイトアウト」
    (配給:東宝)

  • 宮崎美子
    「雨あがる」
    (配給:東宝、アスミック・エース)

  • 森光子
    「川の流れのように」
    (配給:東宝)
2000 大竹しのぶ
「鉄道員(ぽっぽや)」
(配給:東映)
  • 大竹しのぶ
    「黒い家」
    (配給:松竹)

  • 鈴木京香
    「39 刑法第三十九条」
    (配給:松竹)

  • 広末涼子
    「秘密」
    (配給:東宝)

  • 室井滋
    「のど自慢」
    (配給:東宝=シネカノン)

1990年代の主演女優賞

1999 | 1998 | 1997 | 1996 | 1995 | 1994 | 1993 | 1992 | 1991 | 1990

2000年代↑ | 1990年代 | 1980年代↓

主演女優賞
受賞 ノミネート
1999 原田美枝子
「愛を乞うひと」
(配給:東宝)
  • 大竹しのぶ
    「学校III」
    (配給:松竹)

  • 岸本加世子
    「HANA-BI」
    (配給:オフィス北野、日本ヘラルド映画)

  • 松嶋菜々子
    「リング」
    (配給:東宝)

  • 吉永小百合
    「時雨の記」
    (配給:東映)
1998 黒木瞳
「失楽園」
(配給:東映)
  • 清水美砂
    「うなぎ」
    (配給:松竹、松竹富士)

  • 鈴木京香
    「ラヂオの時間」
    (配給:東宝)

  • 中山美穂
    「東京日和」
    (配給:東宝)

  • 宮本信子
    「マルタイの女」
    (配給:東宝)
1997 草刈民代
「Shall we ダンス?」
(配給:東宝)
  • いしだあゆみ
    「学校II」
    (配給:松竹)

  • Chara
    「スワロウテイル」
    (配給:日本ヘラルド映画)

  • 深津絵里
    「(ハル)」
    (配給:東宝)

  • 宮本信子
    「スーパーの女」
    (配給:東宝)
1996 浅野ゆう子
「藏」
(配給:東映)
  • 秋吉久美子
    「深い河」
    (配給:東宝)

  • 沢口靖子
    「ひめゆりの塔」
    (配給:東宝)

  • 十朱幸代
    「日本一短い「母」への手紙」
    (配給:東映)

  • 羽田美智子
    「人でなしの恋」
    (配給:松竹)
1995 高岡早紀
「忠臣蔵外伝 四谷怪談」
(配給:松竹)
  • 安達祐実
    「家なき子」
    (配給:東宝)

  • かたせ梨乃
    「東雲楼 女の乱」
    (配給:東映)

  • 山口智子
    「居酒屋ゆうれい」
    (配給:東宝)

  • 吉永小百合
    「女ざかり」
    (配給:松竹)
1994 和久井映見
「虹の橋」
(配給:東宝)
  • 岩下志麻
    「新・極道の妻たち 覚悟しいや」
    (配給:東映)

  • 吉永小百合
    「夢の女」
    (配給:松竹)

  • ルビー・モレノ
    「月はどっちに出ている」
    (配給:シネカノン)

  • 鷲尾いさ子
    「わが愛の譜 滝廉太郎物語」
    (配給:東映)
1993 三田佳子
「遠き落日」
(配給:松竹)
  • 大竹しのぶ
    「死んでもいい」
    (配給:アルゴプロジェクト)
    「復活の朝」
    (配給:松竹)
    「夜逃げ屋本舗」
    (配給:東宝)

  • 南野陽子
    「寒椿」
    (配給:東映)
    「私を抱いてそしてキスして」
    (配給:東宝)

  • 宮本信子
    「ミンボーの女」
    (配給:東宝)

  • 吉永小百合
    「外科室」
    (配給:松竹)
    「天国の大罪」
    (配給:東映)
1992 北林谷栄
「大誘拐」
(配給:東宝)
  • 岩下志麻
    「新・極道の妻たち」
    (配給:東映)

  • 工藤夕貴
    「戦争と青春」
    (配給:松竹)

  • 樋口可南子
    「陽炎」
    (配給:松竹)
    「四万十川」
    (配給:ヘラルド・エース=日本へラルド映画)

  • 村瀬幸子
    「八月の狂詩曲(ラプソディー)」
    (配給:松竹)
1991 松坂慶子
「死の棘」
(配給:松竹)
  • 岩下志麻
    「極道の妻たち 最後の戦い」
    (配給:東映)
    「少年時代」
    (配給:東宝)

  • 佐久間良子
    「遺産相続」
    (配給:東映)

  • 牧瀬里穂
    「つぐみ」
    (配給:松竹)
    「東京上空いらっしゃいませ」
    (配給:松竹)

  • 宮本信子
    「あげまん」
    (配給:東宝)
1990 田中好子
「黒い雨」
(配給:東映)
  • 古手川祐子
    「花の降る午後」
    (配給:東宝)

  • 十朱幸代
    「社葬」
    (配給:東映)
    「ハラスのいた日々」
    (配給:松竹)

  • 富司純子
    「あ・うん」
    (配給:東宝)

  • 三田佳子
    「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」
    (配給:松竹)
    「極道の妻たち 三代目姐」
    (配給:東映)
    「利休」
    (配給:松竹)

1980年代の主演女優賞

1989 | 1988 | 1987 | 1986 | 1985 | 1984 | 1983 | 1982 | 1981 | 1980

1990年代↑ | 1980年代 | 1970年代↓

主演女優賞
受賞 ノミネート
1989 吉永小百合
「つる-鶴-」
「華の乱」
  • 斉藤由貴
    「「さよなら」の女たち」
    「優駿」

  • 松坂慶子
    「女咲かせます」
    「椿姫」

  • 宮本信子
    「マルサの女2」

  • 安田成美
    「バカヤロー! 私、怒ってます」
    「マリリンに逢いたい」
1988 宮本信子
「マルサの女」
(配給:東宝)
  • 斉藤由貴
    「恋する女たち」
    「トットチャンネル」

  • 十朱幸代
    「極道の妻たちII」
    「螢川」
    「夜汽車」

  • 三田佳子
    「別れぬ理由」
    (配給:東映)

  • 吉永小百合
    「映画女優」
1987 いしだあゆみ
「火宅の人」
(配給:東映)
「時計 Adieu I'Hiver」
  • 浅丘ルリ子
    「鹿鳴館」

  • 岩下志麻
    「極道の妻たち」
    「鑓の権三」

  • 倍賞千恵子
    「植村直己物語」
    (配給:東宝)
    「旅路 村でいちばんの首吊りの木」
    「離婚しない女」

  • 松坂慶子
    「火宅の人」
    (配給:東映)
    「波光きらめく果て」
1986 倍賞美津子
「生きているうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」
「恋文」
(配給:松竹富士)
「友よ、静かに瞑れ」
  • 岩下志麻
    「食卓のない家」
    「聖女伝説」
    「魔の刻」

  • 十朱幸代
    「櫂」
    (配給:東映)
    「花いちもんめ」
    (配給:東映)

  • 薬師丸ひろ子
    「Wの悲劇」

  • 吉永小百合
    「夢千代日記」
    (配給:東映)
1985 吉永小百合
「おはん」
(配給:東宝)
「天国の駅」
  • 夏目雅子
    「瀬戸内少年野球団」

  • 藤谷美和子
    「海燕ジョーの奇跡」
    (配給:松竹富士)
    「地平線」
    (配給:松竹)

  • 松坂慶子
    「化粧」
    「上海バンスキング」

  • 宮本信子
    「お葬式」
    (配給:ATG)
1984 小柳ルミ子
「白蛇抄」
  • 池上季実子
    「陽暉楼」
    (配給:東映)

  • 坂本スミ子
    「楢山節考」
    (配給:東映)

  • 田中裕子
    「天城越え」
    「男はつらいよ 花も嵐も寅次郎」

  • 夏目雅子
    「魚影の群れ」
    (配給:松竹富士)
    「時代屋の女房」
    (配給:松竹)
1983 松坂慶子
「蒲田行進曲」
(配給:松竹)
「道頓堀川」
  • いしだあゆみ
    「野獣刑事」
    「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」

  • 田中裕子
    「ザ・レイプ」

  • 夏目雅子
    「鬼龍院花子の生涯」
    (配給:東映)

  • 桃井かおり
    「疑惑」
    「青春の門・自立篇」
1982 松坂慶子
「青春の門」
「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」
(配給:松竹)
  • 石田えり
    「遠雷」
    (配給:ATG)

  • 岩下志麻
    「悪霊島」

  • 倍賞千恵子
    「駅 STATION」
    (配給:東宝)

  • 桃井かおり
    「ええじゃないか」
1981 倍賞千恵子
「遥かなる山の呼び声」
(配給:松竹)
「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」
(配給:松竹)
  • 大谷直子
    「ツィゴイネルワイゼン」
    (配給:リトル・モア)

  • 烏丸せつこ
    「四季 奈津子」

  • 松坂慶子
    「五番町夕霧楼」
    「わるいやつら」

  • 吉永小百合
    「動乱」
    (配給:東映)

1980 桃井かおり
「神様のくれた赤ん坊」
「もう頬づえはつかない」
  • 大竹しのぶ
    「あゝ野麦峠」

  • 高峰秀子
    「衝動殺人 息子よ」
    (配給:松竹)

  • 松坂慶子
    「配達されない三通の手紙」

  • 宮下順子
    「赫い髪の女」

1970年代の主演女優賞

1979 | 1978

1980年代↑ | 1970年代

主演女優賞
受賞 ノミネート
1979 大竹しのぶ
「事件」
(配給:松竹)
  • 梶芽衣子
    「曾根崎心中」

  • 谷ナオミ
    「薔薇の肉体」

  • 松坂慶子
    「事件」
    (配給:松竹)

  • 吉行和子
    「愛の亡霊」
1978 岩下志麻
「はなれ瞽女おりん」
  • 秋吉久美子
    「姿三四郎」
    「八甲田山」
    (配給:東宝)
    「突然 嵐のように」
    (配給:松竹)

  • 岸惠子
    「悪魔の手毬唄」

  • 倍賞千恵子
    「男はつらいよ 寅次郎と殿様」
    (配給:松竹)
    「男はつらいよ 寅次郎頑張れ!」
    (配給:松竹)
    「幸福の黄色いハンカチ」
    (配給:松竹)

  • 山口百恵
    「霧の旗」
    「春琴抄」
    「泥だらけの純情」