受賞一覧&ノミネート

作品賞 | 【俳優4部門】主演男優賞主演女優賞助演男優賞助演女優賞
| 監督賞脚本賞新人賞アニメ賞
技術部門音楽賞撮影賞照明賞編集賞美術賞録音賞 | 外国作品賞

作品賞

部門 受賞
作品賞
  • 「国宝」
    国宝
     監督:李相日(リ・サンイル)
    (配給:東宝)
    歌舞伎という芸に身を売った男の人生一代記。邦画史に残るほどの本格的な芸術性を追求しながら、圧倒的な熱量で3時間にわたって観客を楽しませ続ける。口コミの力で観客層の裾野を広げ、実写邦画として史上最高の興行収入(及び観客動員数)を記録した。
    とりわけ俳優陣の演技やビジュアル面の高品質さが称賛を浴びた。李監督の妥協を許さない演出が際立つ。
     監督:李相日(リ・サンイル)
     脚本:奥寺佐渡子(さとこ)
     主演:吉沢亮
     助演:横浜流星、渡辺謙、田中泯、寺島しのぶほか
     公開日:2025年6月6日
     長さ:2時間55分
部門 ノミネート
作品賞ノミネート
  • 「爆弾」
    爆弾
     監督:永井聡
    (配給:ワーナー)
    ※本年度の下半期最大の成功作。演技・演出やアイデア・脚本などが高く評価された。
    警察署の取調室での心理戦が見ごたえたっぷり。とりわけ、助演・佐藤二朗が体現する「狂気・虚無・狡猾さが入り混じった男」のキャラクター造形が、称賛された。
    永井監督の持ち味であるテンポの良さや緊迫感あふれる映像表現も全開。全編にわたり「時間との戦い」をリアルタイム感覚で味わる。
    ミステリーとしての「騙しと真実」のバランスが巧妙に設計されているだけでなく、現代社会が抱える孤立や虚無までもが投影されている。





  • 「ファーストキス」
    ファーストキス
     監督:塚原あゆ子
    (配給:東宝)
    興行収入28億円という堂々たる数字を出し、レビュー評価も「国宝」に次ぐほどの高レベル。
    「もしもあの時、違う選択をしていたら」という普遍性の高いテーマ設定。タイトルはキラキラだが、若者だけでなく中高年など幅広い層にも刺さる一作になっている。
    撮影や音響などの技術面も高い評価を得た。これまで塚原あゆ子監督の映画には「テレビドラマっぽい」という批判もあったが、本作ではそれが克服された。





  • 「宝島」
    (製作幹事:電通/配給:東映、ソニー)
    巨額な赤字を生み、商業的に大失敗した。製作費は25億円で、邦画実写として異例の大規模。これに対して興行収入はわずか6.8億円。
    公開前、製作費を賄うために個人投資家から出資を募った。1口10万円。日本初の「映画デジタル証券(セキュリティー・トークン)」として喧伝された。映画の収益に応じて配当が支払われる契約だった。東洋経済オンラインは2025年12月、『劇場版「宝島」に出資した映画ファンドに待つ運命/日本初の「映画ST」に元本割れの懸念、興行収入10億円超でも難しい投資家への利益分配』と題する記事を配信した。





  • 「TOKYOタクシー」
    (配給:松竹)
歴代の作品賞→

主演男優賞

部門 受賞
主演男優賞
  • 吉沢亮
    「国宝」
    吉沢亮
    (配給:東宝)
    ■艶やか
    歌舞伎役者になり切って、舞台での公演シーンを映画的に再現した。男性が女性を演じる際の独特の高音(女方の発声)などを、艶やかさと芯の強さを兼ねて表現したほか、しなやかな指先の動きなどで観客を魅了した。
    ■「虚無」と「執着」
    また、「芸の魔力に取り憑かれた人間の業(ごう)と狂気」を全身で体現。芸を極めていくにつれて、どこか人間離れした「虚無」と「執着」を孕んだ目に変わっていく過程などが称賛された。
    ■徹底した役作り
    役作りのため、2022年頃から毎月のように歌舞伎座に通い、一般客に混じって正面扉から入場し鑑賞していたという。同時期に歌舞伎の稽古も開始。岐阜県高山市まで出向き、共演の横浜流星と一緒に泊まり込みで舞踊家・谷口裕和氏の指導を受けた。
    ■監督の「一択」
    2020年、李相日監督からにオファーを受けた。2019年の段階で「キングダム1」を見た李監督が後に企画担当になる村田千恵子氏に対して「吉沢さんなら(主人公の)喜久雄ができるかもしれない」と語ったという。吉沢氏の存在が、このプロジェクトを実現へと導く推進力の一つだったといえる。その期待に見事にこたえた。
    ■日アカから無視された「ぼくが生きてる、ふたつの世界」
    2011年に「仮面ライダーフォーゼ」で俳優デビュー。20代前半はヒット作に恵まれなかったが、「キングダム」シリーズで超売れっ子に。2024年の映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」では繊細な演技が絶賛され、「日本映画批評家大賞 主演男優賞」など数々の賞に輝いた。しかし、日アカには完全に無視された。
部門 ノミネート
主演男優賞ノミネート
  • 長塚京三
    「敵」
    長塚京三
    (配給:ハピネットファントム、ギークピクチュアズ)
    ふだんは紳士っぽいのに、時折大胆な行動に走り、強烈な印象を与える高齢者を演じた。自炊シーンなどの日常の所作は丁寧で静謐な美しさがある一方で、後半にかけて精神が揺らぎ、衰えていく「老いの生々しさ」を、エレガントかつ力みのない自然な演技で表現した。日本映画界における「老い」の表現に新たな地平を切り拓いた名演と評された。
    1945年東京生まれ。フランスの大学に留学中に現地の映画の主役に抜擢されて俳優デビュー。「ザ・中学教師」「瀬戸内ムーンライト・セレナーデ」「笑う蛙」などで知られる。


  • 松村北斗
    「秒速5センチメートル」
    (配給:東宝)


  • 山田裕貴
    「爆弾」
    (配給:ワーナー)


  • 妻夫木(つまぶき)聡
    「宝島」
    (製作幹事:電通/配給:東映、ソニー)



  • ▼参考:
    キネ旬ベスト
    • 1位 (19票) 吉沢亮
      「国宝」
       吉沢亮
      (配給:東宝)



    • 2位 (13票) 長塚京三
      「敵」
       長塚京三
      (配給:ハピネットファントム、ギークピクチュアズ)



    • 3位 (6票) 毎熊克哉(まいぐま・かつや)
      「桐島です」
       毎熊克哉
      (配給:渋谷プロダクション)
歴代の主演男優賞→

主演女優賞

部門 受賞
主演女優賞
  • 倍賞千恵子
    「TOKYOタクシー」
    (配給:松竹)
部門 ノミネート
主演女優賞ノミネート
  • 松たか子
    「ファーストキス」
    松たか子
    (配給:東宝)
    ※得意とするキュートなコミカル演技が全開。同時に、「失った時間の重み」を背負ったミドルエイジの後悔・傷心・希望を観客に伝えた。SF設定のラブストーリーを、より身近で示唆に富んだ夫婦の物語として成立させるうえで、決定的な役割を果たした。
    「カルテット」「大豆田とわ子と三人の元夫」「スイッチ」といった優れたドラマを生んできた脚本家・坂元裕二との名タッグの総決算。


  • 長澤まさみ
    「ドールハウス」
    長澤まさみ
    (配給:東宝)
    感情が破綻していく様子を、顔や雰囲気で巧みに表現。絶叫や大泣きに頼ることなく、「恐怖」「否認」「混乱」といった心理状態をシーンごとに観客に伝えた。普通の母親としての実在感や生活感も見事。
    作品自体も2025年3月にポルトガルで開催された「第45回ポルト国際映画祭」で最高賞(グランプリ)を受賞するなど、高い評価を得た。国内興行収入も18億円を超え、原作のないオリジナル脚本の実写邦画としては大成功。


  • 広瀬すず
    「遠い山なみの光」
    広瀬すず
    (配給:ギャガ)


  • 北川景子
    「ナイトフラワー」
    (配給:松竹)



▼参考:
キネ旬ベスト
  • 1位 (11票) シム・ウンギョン
    「旅と日々」
    (配給:ビターズ・エンド)
     シム・ウンギョン



  • 2位 (9票) 広瀬すず
    「遠い山なみの光」
    (配給:ギャガ)
    「ゆきてかへらぬ」
    (配給:キノフィルムズ)
      など
     広瀬すず

  • 3位 (8票) 長澤まさみ
    「おーい、応為(おうい)」
    (配給:東京テアトル、ヨアケ)
      など
     長澤まさみ
歴代の主演女優賞→

助演男優賞

部門 受賞
助演男優賞
  • 佐藤二朗
    「爆弾」
    佐藤二朗
    (配給:ワーナー)
    ※警察署で聴取を受ける「あやしいオジサン」を怪演。冒頭は単なる質(たち)の悪い酔っ払いとして登場するが、物語が進むにつれて狡猾(こうかつ)ぶりを発揮。独特の「間(ま)」や緩急のある言動で相手を翻弄していく。
    派手な振る舞いの裏で、「相手の反応を試す」「心理的に優位に立つ」などの目的性や冷静な計算を違和感なく伝える。同時に、社会の歪みや深い絶望を象徴するかのような、拭い去れない虚無感も残す。
    「助演」という扱いではあるが、存在感やストーリー上の重要度、登場時間(スクリーン・タイム)などは圧倒的。観客を釘付けにするその姿は、どう考えても「大主演」。賞レースでも断トツの強さを誇った。
部門 ノミネート
助演男優賞ノミネート
  • 横浜流星
    「国宝」
    (配給:東宝、ソニー)
    横浜流星

    ※努力家らしいストイックな姿勢がにじみでる熱演。サラブレッドとして生まれながら、才能面の壁にぶちあたり、もがく役柄。その裏にある計り知れないプレッシャーを含め、しっかりと表現し尽くした。
    親友であり最大のライバルでもある主人公(吉沢亮)への複雑な心境を、眼差しや表情の変化で伝えるところも見事。2人が絡むシーンでの相性も良く、「『あゝ、荒野』における菅田将暉&ヤン・イクチュン(バリカン建二)以来の名コンビ」などと評された。
    前年の「正体」(松竹)での主演男優賞は賛否両論が渦巻いた。今回は文句なしの受賞かと思われたが、前年に松竹で受賞してしまったことがアダとなった。



  • 田中泯(みん)
    「国宝」
    (配給:東宝)
    田中泯
    ※ベテランの歌舞伎役者を演じた。情念に満ちた女方の凄みを表現。迫力たっぷりで狂気的。
    本業は舞踏家だが、2002年に57歳で銀幕デビュー。山田洋次監督の映画「たそがれ清兵衛」で敵役の侍の壮絶な死に様を演じ、日アカの助演男優賞と新人俳優賞をダブル受賞した。近年は「HOKUSAI」(2021年)や「パーフェクト・デイズ」(2023年)などに出演。


  • 松村北斗
    「ファーストキス」
    松村北斗
    (配給:東宝)
    未来の世界からやって来た「将来の妻」(松たか子)とのセリフのキャッチボールが大部分を占める本作。コミカルでキュートな振る舞いで押しまくる松たか子に対して、松村は柔らかく落ち着いた「受け」の演技で見事に応酬した。
    生真面目(きまじめ)で不器用な古生物オタクというキャラクターの設定上、言葉の数はそれほど多くないが、誠実で上品な言い回しや仕草により、重みのあるセリフを要所要所でびしっと決める。
    持ち前の天然さゆえに、甘いシーンにもいやらしさがなく、出会ってから短時間で急接近するという展開にも十分に説得力を与えた。松との年齢差も軽く乗り越えた。
    なんといっても「声」でじっくり聞かせるシーンが圧巻。


  • 渡辺謙
    「国宝」



▼参考:
キネ旬ベスト
  • 1位 (12票) 佐藤二朗
    「爆弾」
    (配給:ワーナー)
     佐藤二朗



  • 2位 (9票) 堤真一
    「旅と日々」
     堤真一
    (配給:ビターズ・エンド)

  • 3位 (6票) 田中泯
    「国宝」
     田中泯
    (配給:東宝)
歴代の助演男優賞→

助演女優賞

部門 受賞
助演女優賞
  • 森田望智(みさと)
    「ナイトフラワー」
    森田望智
    (配給:松竹)
    ※Netflixドラマ「全裸監督」で黒木香役を演じたことで知られる。日アカが完全に無視した2022年の傑作映画「さがす」(片山慎三監督)では、死に場所を探す女性(ムクドリ)を好演。
部門 ノミネート
助演女優賞ノミネート
  • 寺島しのぶ
    「国宝」
    寺島しのぶ
    (配給:東宝)
    ※表情の演技が高評価。
    歌舞伎一家に生まれた。


  • 高畑充希
    「国宝」


  • 森七菜
    「国宝」


  • 蒼井優
    「TOKYOタクシー」
    (配給:松竹)



▼参考:
キネ旬ベスト
  • 1位 (11票) 伊東蒼(あおい)
    「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」
     伊東蒼
    (配給:日活)



  • 2位 (9票) 森田望智(みさと)
    「ナイトフラワー」
     森田望智(みさと)
    (配給:松竹)

  • 3位 (7票) 瀧内公美
     瀧内公美
    「ふつうの子ども」
    (配給:マーマー)
    「敵」
    (配給:ハピネットファントム、ギークピクチュアズ)
    「国宝」
    (配給:東宝)
      など
歴代の助演女優賞→

監督賞

部門 受賞
監督賞
  • 李相日(リ・サンイル)
    「国宝」
    (配給:東宝)
    国宝
    ※自分の腹に落ちるまで決してOKを出さないという超厳格な監督。その徹底した品質へのこだわりが、本作で見事に実を結んだ。
    1974年新潟生まれ。両親は、新潟朝鮮初中級学校の教師。李氏が4歳の時、一家で横浜へ転居。小学校から高校まで神奈川県の朝鮮学校に通い、地元の神奈川大学(経済学部)に進学。
    就活の時期になっても特にやりたい仕事が見つからず。自問自答してかろうじて出てきた答えが「映画」の道だったという。ツテを頼って、ビデオ専用映画(Vシネマ)「静かなるドン7」の撮影現場で雑用係のバイトに従事。手ごたえをつかみ、大学卒業後、日本映画学校に入学し直した。
    <歴代の監督作>
    ■「青~chong~」(1999年)
    (脚本:李相日)
    日本映画学校の卒業制作として撮った。在日朝鮮人3世の日常をクールな視線で描いたコミカル作品。自身の体験を基に脚本を書いた。「第22回ぴあフィルムフェスティバル」でグランプリを含む4冠に輝き、一般公開に至った。
    ■2作目「ボーダーライン」(2003年)。
    (脚本:李相日&松浦本)
    初の長編。岡山県の少年の母親殺害事件をモチーフにした。
    ■「69 sixty nine」(2004年)
    (脚本:宮藤官九郎)
    東映などが出資した初のメジャー作品。原作は作家・村上龍の同名の自伝的青春小説。29歳での抜擢だった。現代的な感性で、35年前の高校生の青春をエネルギッシュによみがえらせた。
    ■「スクラップ・ヘブン(SCRAP HEAVEN)」
    (脚本:李相日)
    あえてインディーズ系の小品に復帰。現代に生きる自分と同世代の若者たちの閉塞(へいそく)感を描いた。
    ■フラガール(2006年)
    (脚本:李相日&羽原大介)=原作なしのオリジナル
    ハワイ風温泉レジャー施設の立ち上げを通し、炭鉱のまちの再生を描いた。幅広く伝わる「王道作品」を目指し、見事に観客動員100万人を超える大ヒットに。日アカでも作品、監督、脚本、助演女優の4冠に輝くなど、映画賞を席巻した。
    ■悪人(2010年)
    (脚本:吉田修一、李相日)
    作家・吉田修一の小説の映画化に初挑戦。社会や時代の空気感を巧みにとらえた。この成功が、同じく吉田が書いた「怒り」「国宝」の映像化につながった。
    ■「許されざる者」(2013年)
    ハリウッドの名作を日本の時代劇としてリメイク。新境地を切り開いた。
    (アダプテーション脚本:李相日)
    ■怒り(2016年)
    見る者の心を大きく揺さぶる骨太の人間ドラマ。心の闇をあぶりだした。ワンカットごとに熱量が伝わる。
    ■「ブルーハーツが聴こえる『1001のバイオリン』」
    (脚本:小嶋健作)
    6本の短編で構成されるオムニバス映画の1本
    ■「流浪(るろう)の月」
    (脚本:李相日)
    凪良ゆうの本屋大賞受賞作を映画化。かつて「誘拐犯」と「被害女児」というレッテルを貼られた2人の再会を通じ、世間の偏見や既存の言葉では定義できない「魂の結びつき」を描いた。
部門 ノミネート
監督賞ノミネート
  • 永井聡
    「爆弾」
    (配給:ワーナー)


  • 塚原あゆ子
    「ファーストキス」


  • 大友啓史
    「宝島」
    (製作幹事:電通/配給:東映、ソニー)


  • 内田英治
    「ナイトフラワー」
    (配給:松竹)
歴代の監督賞→

脚本賞

部門 受賞
脚本賞
  • 「国宝」
     奥寺佐渡子(おくでら・さとこ)
    (配給:東宝)
    奥寺佐渡子
    ※800ページ強の原作小説を大胆に改変。群像劇的な物語を、主人公キクオの一代記に仕立て上げた。約2年の歳月をかけて濃密に執筆したという。李相日監督の長編映画としては初めて自ら脚本を書かない作品となったが、専門のシナリオライターとしての独特のセンスの良さを発揮し、幅広い観客層に響かせた。
    NHK職員だった父の勤務地・盛岡で1966年に生まれた。大学生活最後の春休みに興味本位で映画会社に自筆の恋愛物語を送っていたことがきっかけで、相米慎二監督の『お引越し』(1993年)で脚本家としてデビューすることに。すでに一般企業に就職していたが、独立した。「時をかける少女」(2006年)、「サマーウォーズ」(2009年)といったアニメの脚本で高評価を獲得。「八日目の蝉」(2011年)のように、原作のある作品を映画脚本に仕上げる技術も称賛されてきた。
    テレビでも、演出・塚原あゆ子、プロデューサー・新井順子、脚本・奥寺のトリオで手がけた「最愛」「下剋上球児」などが好評。
部門 ノミネート
脚本賞ノミネート
  • 「爆弾」
    (配給:ワーナー)


  • 「TOKYOタクシー」
    (配給:松竹)


  • 「ナイトフラワー」
    (配給:松竹)


  • 「366日」
    (配給:松竹)
歴代の脚本賞→

新人俳優賞

新人俳優賞はノミネートのみを選出して終了となる。

男優女優

部門 男女 受賞
新人俳優賞 男優
  • 松谷鷹也
    「栄光のバックホーム」
    (配給:ギャガ)


  • 河内大和
    「8番出口」
    (配給:東宝)


  • 坂東龍汰
    「爆弾」
    (配給:ワーナー)



▼参考:
キネ旬ベスト
  • 1位: 黒崎煌代(こうだい)
     黒崎煌代
    「見はらし世代」
    (配給:シグロ)

  • 2位: 嶋田鉄太(てった)
     嶋田鉄太(てった)
    「ふつうの子ども」
    (配給:マーマー)
女優
  • 見上愛
    「国宝」
    (配給:東宝)


  • 白山乃愛
    「秒速5センチメートル」
    (配給:東宝)


  • 森田望智
    「ナイトフラワー」
    (配給:松竹)


  • 中島瑠菜
    「TOKYOタクシー」
    (配給:松竹)



▼参考:
キネ旬ベスト
  • 1位: 鈴木唯(ゆい)
     鈴木唯
    「ルノワール」
    (配給:ハピネットファントム)

  • 2位: 瑠璃(るり)
     瑠璃
    「ふつうの子ども」
    (配給:マーマー)


 ※歴代の新人俳優賞→

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アニメ賞

部門 受賞 ノミネート
アニメ賞 「鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座(あかざ)再来」
鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座(あかざ)再来
(配給:東宝、アニプレックス)

吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)による漫画『鬼滅の刃』のクライマックスにあたる「無限城編」を、劇場版3部作として描く第1作目。
圧倒的な映像クオリティと空間演出が絶賛された。ufotableによる、無限城の複雑な構造を縦横無尽に駆け巡るカメラワーク。変幻自在に形を変える城のギミックと、重厚なエフェクトを伴う剣戟アクションが、劇場のスクリーンで最大級の視覚的快感を提供した。
敵と味方双方の「生きた証」を描くドラマ性も高評価を得た。上弦の参・猗窩座(狛治)の悲劇的な過去など、敵側の背景にも深く踏み込んだ。キャラクターの信念や執念がぶつかり合う情緒的な描写が、観客の涙を誘った。
原作の山場である各バトルに十分な尺と予算を投入。一戦一戦がクライマックス級の密度で描かれ、没入感の高い体験となった。
日本だけでなく海外でも大ヒット。世界興収は7億7890万ドルに達した。
  • 「チェンソーマン レゼ篇」
    (配給:東宝)
    チェンソーマン レゼ篇


  • 「ひゃくえむ。」
    (配給:ポニーキャニオン、アスミック・エース)
    ひゃくえむ。
    しばらくアニメから遠ざかっていた層でも、一気に入り込める骨太のヒューマンドラマ。
    陸上100メートル走を、レースごとに異なる演出(長回しの1カット、デフォルメされた表情、あえて音を消した静寂など)で描き分ける。筋肉の動きや地面を蹴る足音、荒い呼吸といった「生々しさ」が、アニメーションならではの自由なカメラワークと合わさり、実写以上の迫力を生んだ。


  • 「ペリリュー 楽園のゲルニカ」
    (配給:東映)
    ペリリュー 楽園のゲルニカ


  • 「名探偵コナン 隻眼(せきがん)の残像(フラッシュバック)」



 ※歴代のアニメ賞→

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技術部門

音楽賞撮影賞照明賞編集賞美術賞録音賞

部門 受賞 ノミネート
音楽賞 「国宝」
原摩利彦
(配給:東宝)
  • 「爆弾」
    (配給:ワーナー)


  • 「宝島」
    (製作幹事:電通/配給:東映、ソニー)


  • 「TOKYOタクシー」
    (配給:松竹)


  • 「366日」
    (配給:松竹)

 歴代の音楽賞→

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撮影賞 「国宝」
国宝
 ソフィアン・エル・ファニ(撮影監督)
※日本映画ばなれした絵力のあるショットを連発。
チュニジア人。カンヌ国際映画祭の最高賞「アデル、ブルーは熱い色」の撮影監督。
(配給:東宝)
  • 「爆弾」
    (配給:ワーナー)


  • 「秒速5センチメートル」
    (配給:東宝)


  • 「宝島」
    (製作幹事:電通/配給:東映、ソニー)


  • 「TOKYOタクシー」
    (配給:松竹)


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照明賞 「国宝」
国宝
(配給:東宝)
  • 「爆弾」
    (配給:ワーナー)


  • 「秒速5センチメートル」
    (配給:東宝)


  • 「宝島」
    (製作幹事:電通/配給:東映、ソニー)


  • 「TOKYOタクシー」
    (配給:松竹)


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編集賞 「国宝」
国宝
(配給:東宝)
  • 「ファーストキス」
    ファーストキス
    (配給:東宝)
    会話劇のリズム作りが高評価。坂元裕二氏独特のウィットに富んだ長い台詞回しを、観客が飽きることなく楽しめるよう、リズミカルな場面転換とドライブ感のあるカット割りで構築。
    タイムトラベル先の同じ過去の場面が何度も繰り返されるなかで、松たか子らの態度や反応の微妙な変化を見せ場として楽しませる。タイムトラベルのルールを、説明過多になることなく観客に理解させるのも巧い。


  • 「爆弾」
    (配給:ワーナー)


  • 「8番出口」
    (配給:東宝)


  • 「TOKYOタクシー」
    (配給:松竹)


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美術賞 「国宝」
国宝
種田陽平
※タランティーノ監督に切望されて手掛けた「キル・ビルVol.1」の美術で有名。
(配給:東宝)
  • 「爆弾」
    (配給:ワーナー)


  • 「室町無頼」


  • 「宝島」
    (製作幹事:電通/配給:東映、ソニー)


  • 「TOKYOタクシー」
    (配給:松竹)


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録音賞 「国宝」
国宝
(配給:東宝)
  • 「爆弾」
    爆弾
     石貝洋
    (配給:ワーナー)


  • 「宝島」
    (製作幹事:電通/配給:東映、ソニー)


  • 「TOKYOタクシー」
    (配給:松竹)


  • 「366日」
    (配給:松竹)


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外国作品賞

部門 受賞 ノミネート
外国作品賞 「教皇選挙」
教皇選挙
(配給:キノフィルムズ)
 日本で大当たり。
  • 「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(きゅうりゅうじょうさい)」
    (配給:クロックワークス)
    トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦
    本年度の口コミ評価ナンバー1。熱狂的な支持を受けて全国大規模公開へと広がった。「香港アクション映画の復活」を印象づけた記念碑的な傑作。
    アクション指導を、「るろうに剣心」シリーズでおなじみの谷垣健治が担当。狭い城砦内を縦横無尽に駆け抜けるスピーディーな肉弾戦と、香港映画伝統のワイヤーワークを見事に融合させた。キャラクターの感情が乗った「物語性のあるアクション」が観客の心をつかんだ。


  • 「ワン・バトル・アフター・アナザー」
    (配給:ワーナー)
    ワン・バトル・アフター・アナザー


  • 「F1/エフワン」
    (配給:ワーナー)
    F1


  • 「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」
    (配給:東和ピクチャーズ)
    ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング
     29年間ありがとう。



 ※歴代の外国作品賞→

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他の国内映画賞の結果

キネマ旬報ベストテン | 毎日映画コンクール | ヨコハマ映画祭 | TAMA映画賞 |

キネマ旬報ベストテン

2025年(2026年発表)
部門 受賞者
作品賞
(ベストテン1位)
「旅と日々」
 旅と日々
三宅唱監督の観察映画(observational cinema)路線の一つの到達点。人の何気ない行動や心の動きを、緻密なカメラワークで捕捉。大きな事件やドラマチックな物語に頼ることなく、ユニークで味わい深い映像体験を提供する。
海外でも「言葉にならない感情がみっしり詰まっている」などと称賛され、伝統ある「ロカルノ国際映画祭(スイス)」の最高賞(金豹賞)を、日本映画として18年ぶりに受賞した。

<2位以下>
2位:「国宝」
3位:「敵」
4位:「ふつうの子ども」
5位:「宝島」
6位:「愚か者の身分」
7位:「桐島です」
8位:「海辺へ行く道」
9位:「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」
10位:「見はらし世代」

※歴代の作品賞▼
主演男優賞 吉沢亮
「国宝」
 吉沢亮

<上位の顔ぶれと得票>
1位:吉沢亮 19票
         「国宝」
2位:長塚京三 13票
         「敵」
3位:毎熊(まいぐま)克哉 6票
         「桐島です」
4位(同点で3人)
         綾野剛 3票
         「でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男」
         「星と月は天の穴」
         北村匠海 3票
         「悪い夏」
         「愚か者の身分」
         妻夫木聡 3票
         「宝島」

※歴代の主演男優賞→
主演女優賞 シム・ウンギョン
「旅と日々」
 シム・ウンギョン
言葉では語られない内面を、静かに画面に宿らせる表現力が称賛された。 脚本家である主人公の迷いやインスピレーションを巡る漂流感を、表情や口調などで繊細に体現。 詩的な結末へと向かう作品の抑制的な展開を、リラックスしたナチュラル演技で支えた。

<上位の顔ぶれと得票>
1位:シム・ウンギョン 11票
2位:広瀬すず 9票
         「遠い山なみの光」
         「ゆきてかへらぬ」
         「宝島」など
3位:長澤まさみ 8票
         「おーい、応為(おうい)」など
4位:井川遥 5票
5位(同点で3人)
         河合優実 3票
         「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」
         「悪い夏」
         倍賞千恵子 3票
         「TOKYOタクシー」
         北川景子 3票
         「ナイトフラワー」

※歴代の主演女優賞→
助演男優賞 佐藤二朗
「爆弾」
 佐藤二朗

<上位の顔ぶれと得票>
1位:佐藤二郎 12票
         「爆弾」
      ※主演枠でも2票
2位:堤真一 9票
         「旅と日々」
3位:田中泯 6票
         「国宝」
4位(同点で2人)
         窪田正孝 4票
         「宝島」「悪い夏」
         横浜流星 4票
         「国宝」

※歴代の助演男優賞→
助演女優賞 伊東蒼(あおい)
「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」
 伊東蒼
※主人公のバイト先の同僚「さっちゃん」を演じた。
感情を揺さぶる演技。片思いや行き場のないやるせなさなど、思春期女子の複雑な感情を、瑞々しく表現。若手ながら成熟した表現力が絶賛された。とくに独白シーンが強烈なインパクトを与えた。
作品自体も、2025年上半期のトップ級の高評価。

<上位の顔ぶれと得票>
1位:伊東蒼 11票
2位:森田望智 9票
         「ナイトフラワー」
3位:瀧内公美 7票
         「ふつうの子ども」
         「敵」
         「国宝」など
4位:河合優実 5票
         「旅と日々」
         「悪い夏」
         「敵」など
5位(同点で2人)
         井川遥 3票
         森七菜 3票

※歴代の助演女優賞→
監督賞 李相日
「国宝」
 李相日

<上位の顔ぶれと得票>
1位:李相日 16票
2位:吉田大八 4票
3位(同点で3人)
         三宅唱 3票
         呉美保 3票
         大友啓史 3票
6位(同点で6人)
         大九明子 2票
         横浜聡子 2票
         早川千絵 2票
         土井裕泰 2票
         根岸吉太郎 2票
         山内ケンジ 2票
読者選出
日本映画1位
「国宝」
 国宝
読者選出
日本映画監督賞
李相日
「国宝」
 李相日
脚本賞 奥寺佐渡子(おくでら・さとこ)
「国宝」
奥寺佐渡子
新人男優賞 黒崎煌代(こうだい)
「見はらし世代」ほか
 黒崎煌代

バラバラになった家族が再び向き合い、関係を築き直そうとするヒューマンドラマ「見はらし世代」において主演を務めた。

どこか一歩引いた視点と内側に秘めた熱量のバランスが絶妙。東京・渋谷の街を配送車で走る姿は、実在する一人の若者の日常を覗き見しているような生々しさ。長年疎遠だった父に対し、激しく感情をぶつけるのではなく、ふとした視線の逸らし方や、沈黙の間の取り方だけで「許せないけれど気になる」という複雑な息子心を表現した。

団塚唯我(だんづか・ゆいが)監督から「キャラクターに余白を持たせてほしい」という指示を受け、あえて作り込みすぎず、その場で生まれる感情を大切にしたという。

<上位の顔ぶれと得票>
1位:黒崎煌代 11票
         「見はらし世代」など
2位:嶋田鉄太(てった) 9票
         「ふつうの子ども」
3位:黒川想矢 8票
         「国宝」「この夏の星を見る」など
4位:林裕太 5票
         「愚か者の身分」
5位(同点で3人)
         原田琥之佑 3票
         味元耀大 3票
         木戸大聖 3票
新人女優賞 鈴木唯(ゆい)
「ルノワール」
 鈴木唯

11歳の少女の一夏を描いた「ルノワール」で主演。病に伏す父と生活のために働く母の狭間で、ひとり空想を広げながら成長していく役柄。複雑な大人の世界をじっと観察し、その矛盾や虚しさを敏感に察知する姿や表情が称賛された。
受賞時12歳で、史上最年少タイ記録。

<上位の顔ぶれと得票>
1位:鈴木唯(ゆい) 20票
         「ルノワール」
2位:瑠璃(るり) 7票
         「ふつうの子ども」
3位(同点で2人)
         中川未悠 4票
         「ミーツ・ザ・ワールド」
         南琴奈 4票
5位(同点で2人)
         一色香澄 3票
         川口真奈 3票
文化映画1位 「よみがえる声」
 よみがえる声
 監督:朴壽南(パク・スナム)、朴麻衣(パク・マイ)

在日朝鮮人2世の記録作家・朴壽南(パク・スナム)監督と、その娘である朴麻衣(パク・マイ)監督が共同で手掛けたドキュメンタリー映画。2025年に90歳を迎えた朴壽南監督が、ライフワークとして40年以上にわたり16ミリフィルムで撮り続けてきた「歴史の闇に置かれた人々の証言」を、現代に蘇らせる。

劣化が進む膨大なフィルムを、娘の麻衣氏と共にデジタル修復・復元していく過程を軸に、母娘が対話を重ねながら「歴史をいかに次世代へ繋ぐか」を問い直す構成。
外国映画1位 「ワン・バトル・アフター・アナザー」
ワン・バトル・アフター・アナザー

<2位以下>
2位:「アノーラ 」
3位:「教皇選挙」
4位:「ザ・ルーム・ネクスト・ドア 」
5位:「サブスタンス 」
6位:「エミリア・ペレス」
7位:「F1」
8位:「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」
9位:「愛はステロイド」
10位:「アイム・スティル・ヒア」
読者選出
外国映画1位
「ワン・バトル・アフター・アナザー」
ワン・バトル・アフター・アナザー
外国映画監督賞  ポール・トーマス・アンダーソン
「ワン・バトル・アフター・アナザー」
ポール・トーマス・アンダーソン
<授賞式▼>

毎日映画コンクール

作品賞監督賞主演俳優賞助演俳優賞新人賞脚本賞撮影賞美術賞音楽賞録音賞大藤信郎賞(アニメ賞)ドキュメンタリー映画賞

毎日映画コンクール(2026年1月発表)
部門 受賞 ノミネート
作品賞 「敵」
敵
 監督:吉田大八
(配給:ハピネットファントム)
  • 「国宝」
     監督:李相日
    (配給:東宝)


  • 「旅と日々」
     監督:三宅唱
    (配給:ビターズ・エンド)


  • 「宝島」
     監督:大友啓史
    (配給:東映、ソニー・ピクチャーズ)


  • 「桐島です」
     監督:高橋伴明
    (配給:渋谷プロダクション)


監督賞 李相日
「国宝」

国宝
(配給:東宝)
  • 三宅唱
    「旅と日々」
    (配給:ビターズ・エンド)


  • 吉田大八
    「敵」
    (配給:ハピネットファントム)


  • 山内ケンジ
    「アジアのユニークな国」
    (配給:スターサンズ)


  • 大友啓史
    「宝島」
    (配給:東映、ソニー・ピクチャーズ)


主演俳優賞 吉沢亮
「国宝」
(配給:東宝)
  • 長塚京三
    「敵」
    (配給:ハピネットファントム)


  • シム・ウンギョン
    「旅と日々」
    (配給:ビターズ・エンド)


  • 長澤まさみ
    「おーい、応為」
    (配給:東京テアトル、ヨアケ)


  • 毎熊克哉
    「桐島です」
    (配給:渋谷プロダクション)


  • 妻夫木聡
    「宝島」
    (配給:東映、ソニー・ピクチャーズ)


  • 北川景子
    「ナイトフラワー」
    (配給:松竹)


助演俳優賞 佐藤二朗
「爆弾」
(配給:ワーナー・ブラザース)

窪田正孝
「宝島」
(配給:東映、ソニー・ピクチャーズ)
  • 横浜流星
    「国宝」
    (配給:東宝)


  • 田中泯
    「国宝」
    (配給:東宝)


  • 堤真一
    「旅と日々」
    (配給:ビターズ・エンド)


  • 二階堂ふみ
    「遠い山なみの光」
    (配給:ギャガ)


  • 森田望智
    「ナイトフラワー」
    (配給:松竹)


新人賞 林裕太
「愚か者の身分」
林裕太
※裏社会にはまっていく若者の変化を巧み表現。
(配給:THE SEVEN、ショウゲート)
  • 尾上眞秀
    「港のひかり」
    (配給:ビターズ・エンド)


  • 黒川想矢
    「国宝」
    (配給:東宝)


  • 黒崎煌代
    「見はらし世代」
    (配給:シグロ)


  • 嶋田鉄太
    「ふつうの子ども」
    (配給:マーマー)


  • 鈴木唯
    「ルノワール」
    (配給:ハピネットファントム・スタジオ)


脚本賞 「国宝」
 奥寺佐渡子
(配給:東宝)
  • 「愚か者の身分」
     向井康介
    (配給:THE SEVEN、ショウゲート)


  • 「ふつうの子ども」
     髙田亮
    (配給:マーマー)


  • 「敵」
     吉田大八
    (配給:ハピネットファントム)


  • 「桐島です」
     梶原阿貴、高橋伴明
    (配給:渋谷プロダクション)


  • 「ゆきてかへらぬ」
     田中陽造
    (配給:キノフィルムズ)


  • 「平場の月」
     向井康介
    (配給:東宝)


撮影賞 「国宝」
 撮影:ソフィアン・エル・ファニ

国宝
(配給:東宝)
  • 「旅と日々」
     撮影:月永雄太
    (配給:ビターズ・エンド)


  • 「敵」
     撮影:四宮秀俊
    (配給:ハピネットファントム)


  • 「ゆきてかへらぬ」
     撮影:儀間眞悟
    (配給:キノフィルムズ)


  • 「宝島」
     撮影:相馬大輔
    (配給:東映、ソニー・ピクチャーズ)


  • 「TOKYOタクシー」
     撮影:近森眞史
    (配給:松竹)


美術賞 「国宝」
 種田陽平、下山奈緒
(配給:東宝)
  • 「旅と日々」
     布部雅人
    (配給:ビターズ・エンド)


  • 「敵」
     富田麻友美
    (配給:ハピネットファントム)


  • 「遠い山なみの光」
     我妻弘之、アダム・マーシャル
    (配給:ギャガ)


  • 「おーい、応為」
     寒河江陽子
    (配給:東京テアトル、ヨアケ)


  • 「宝島」
     花谷秀文
    (配給:東映、ソニー・ピクチャーズ)


  • 「ゆきてかへらぬ」
     原田満生、寒河江陽子
    (配給:キノフィルムズ)


音楽賞 「国宝」
 原摩利彦
(配給:東宝)
  • 「ふつうの子ども」
     田中拓人
    (配給:マーマー)


  • 「敵」
     千葉広樹
    (配給:ハピネットファントム)


  • 「桐島です」
     内田勘太郎
    (配給:渋谷プロダクション)


  • 「おーい、応為」
     大友良英
    (配給:東京テアトル、ヨアケ)


  • 「宝島」
     佐藤直紀
    (配給:東映、ソニー・ピクチャーズ)


  • 「金髪」
     世武裕子
    (配給:東宝)


録音賞 「国宝」
 白取貢
(配給:東宝)
  • 「旅と日々」
     川井崇満
    (配給:ビターズ・エンド)


  • 「敵」
     伊豆田廉明
    (配給:ハピネットファントム)


  • 「爆弾」
     石貝洋
    (配給:ワーナー・ブラザース)


  • 「平場の月」
     加藤大和
    (配給:東宝)


  • 「宝島」
     湯脇房雄
    (配給:東映、ソニー・ピクチャーズ)


  • 「おーい、応為」
     吉田憲義
    (配給:東京テアトル、ヨアケ)


大藤信郎賞(アニメ賞) 「普通の生活」
(監督:水尻自子)
ドキュメンタリー映画賞 「よみがえる声」
(監督:朴壽南、朴麻衣)

歴代の毎日映画コンクール→

ヨコハマ映画祭(2025)

ヨコハマ映画祭の2025年の結果です。

作品賞ベストテン

順位 作品 監督
1位 「国宝」
 国宝
李相日
2位 「旅と日々」 三宅唱
3位 「敵」 吉田大八
4位 「宝島」 大友啓史
5位 「遠い山なみの光」 石川慶
6位 「爆弾」 永井聡
7位 「フロントライン」 関根光才
8位 「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」 大九明子
9位 「サンセット・サンライズ」 岸善幸
10位 「正体」 藤井道人
次点 「雨の中の慾情」 片山慎三

個人賞

部門 受賞者
監督賞 李相日
「国宝」
新人監督賞 団塚唯我
「見はらし世代」
主演男優賞 吉沢亮
「国宝」

横浜流星
「正体」
主演女優賞 広瀬すず
「遠い山なみの光」
「ゆきてかへらぬ」
助演男優賞 田中泯
「国宝」
助演女優賞 河合優実
「旅と日々」
「敵」
「悪い夏」
「ルノワール」

伊東蒼
「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」
新人賞 林裕太
「愚か者の身分」
「君の顔では泣けない」

黒崎煌代
「見はらし世代」
「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」

髙田万作
「旅と日々」
「もういちどみつめる」
脚本賞 奥寺佐渡子
「国宝」
撮影賞 月永雄太
「旅と日々」
「夏の砂の上」
「海辺へ行く道」

TAMA映画賞(2025)

TAMA映画賞の2025年の受賞一覧です。
対象作品:2024年10月~2025年9月公開の邦画

部門 受賞者
作品賞 「国宝」
 国宝
 監督:李相日(リ・サンイル)
 配給:東宝


「ルノワール」
 監督:早川千絵
男優賞 長塚京三
 「敵」
 長塚京三


吉沢亮
 「国宝」
 「ババンババンバンバンパイア」
 吉沢亮
女優賞 瀧内公美
 「レイブンズ」
 「敵」
 ほか
 瀧内公美


広瀬すず
 「遠い山なみの光」
 「アット・ザ・ベンチ」
 ほか
 広瀬すず
新進監督賞 平一紘
「木の上の軍隊」
「STEP OUT にーにーのニライカナイ」

山元環
「この夏の星を見る」
新進男優賞 萩原利久
 「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」
 「世界征服やめた」

黒川想矢
 「国宝」
 「この夏の星を見る」
新進女優賞 桜田ひより
 「この夏の星を見る」
 「大きな玉ねぎの下で」

中野有紗
 「この夏の星を見る」


日アカから漏れた作品・個人

注目されていたが、ノミネートされなかった作品・人物の一覧です。

作品賞主演男優賞主演女優賞助演男優賞助演女優賞新人賞
監督賞脚本賞
アニメ賞
音楽賞撮影賞照明賞編集賞録音賞美術賞外国作品賞

【落選】作品賞

作品賞ノミネートから漏れた映画
  • 「旅と日々」
    旅と日々
     監督:三宅唱(しょう)
    (配給:ビターズ・エンド)

【落選】主演男優賞

主演男優賞ノミネートから漏れた人物

【落選】主演女優賞

主演女優賞ノミネートから漏れた人物
  • シム・ウンギョン
    「旅と日々」
    シム・ウンギョン
    (配給:ビターズ・エンド)


  • 芳根(よしね)京子
    「君の顔では泣けない」
    芳根京子
    (配給:ハピネットファントム)
    外見と内面の性が一致していない人が、自身で感じるであろう居心地の悪さを巧みに表現。他者の人生を背負うことの戸惑い、人間関係(家族、友人、恋愛対象)における距離感・親近感など、感情の層を細かく演じ分けた。しゃべり方、声質、仕草などの説得力も見事。ギミックとしての男女の入れ替わり設定を超えて、アイデンティティについて観客に静かに問いかける人間ドラマとして成立させるうえで、決定的な役割を果たした。

【落選】助演男優賞

助演男優賞ノミネートから漏れた人物
  • 松坂桃李(とうり)
    「フロントライン」
    (配給:ワーナー)
    松坂桃李
    ※冷静沈着な官僚役。表情、動作、しゃべり方などが極めてリアル。「善悪二極化や勧善懲悪に落とし込みすぎていてリアリティが削がれている」という批判が多く出かねない本作において、極めて大事な「重石(おもし)」になった。
    2020年の「ダイヤモンド・プリンセス号」でのコロナ集団感染における医療従事者らの奮闘が題材。松坂が演じる厚生労働省の役人は、現場の悲鳴を理解しながらも、予算や法整備、政治判断という「現実的な壁」とも戦う。
    官僚特有の、無駄のない、しかしどこか含みのある言葉選びや、感情を排したような事務的な所作を、松坂はさりげなく表現。これが、個人の熱意だけでは動かない「組織」というものの巨大さと不気味さを、同時に伝えた。冷徹に見えてその奥に一筋の正義感を見せるのだが、そのさじ加減が素晴らしい。
    もし彼が、「ステレオタイプな意地悪な役人」や、逆に「現場と一緒に叫ぶ熱血官僚」の雰囲気を多少なりとも出していたら、本作のリアリティは完全に崩壊していたかも知れない。
    興行収入17億円のサプライズ大ヒット。


  • 綾野剛
    「愚か者の身分」
    (配給:THE SEVEN、ショウゲート)
    綾野剛
    ※卓越した成熟度の高さを見せた。 倦怠や後悔がにじみ、実在感のある悪人キャラ。 兄貴分としての包容力や父性を自然ににじませるところがポイント。アクションや肉体美も見事。

【落選】助演女優賞

助演女優賞ノミネートから漏れた人物
  • 河合優実(ゆうみ)
    「旅と日々」
    河合優実
    (配給:ビターズ・エンド)
    大袈裟さや役者臭さを排した演技が、三宅唱監督の演出と見事にかみ合った。
    ただ砂浜に立つ、あるいは雨のなか泳ぐといった身体的なアクションだけで、観客にその人物の背景(陰影)を想像させる卓越した「静」の表現力。
    素朴で陰のある佇まいが続くなか、ある場面で突然、陽気な無邪気さや色気を発揮する。そのギャップが観客に驚きを与えた。
    ロカルノ国際映画祭で本作が最高賞を受賞した際にも、海外批評家から「沈黙の中に豊饒(ほうじゅん)な物語を宿らせる、現代日本映画の新たな顔」などと高く評価された。


  • 伊東蒼(あおい)
    「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」
    (配給:日活)
    伊東蒼(あおい)

【落選】新人俳優賞

新人俳優賞ノミネートから漏れた人物
  • 伊東蒼(あおい)
    「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」
    (配給:日活)
    伊東蒼(あおい)





  • 林裕太
    「愚か者の身分」
    (配給:THE SEVEN、ショウゲート)
    林裕太
    ※裏社会にはまっていく若者の変化を巧み表現。

【落選】監督賞

監督賞ノミネートから漏れた人物
  • 三宅唱(しょう)
    「旅と日々」
    (配給:ビターズ・エンド)
    三宅唱
    ※ロカルノ国際映画祭 金豹(ひょう)賞(最高賞)





  • 吉田大八(だいはち)
    「敵」
    (配給:ハピネットファントム、ギークピクチュアズ)
    敵
    ※アジア・フィルム・アワード監督賞

【落選】脚本賞

脚本賞ノミネートから漏れた人物
  • 「敵」
     吉田大八(だいはち)
    (配給:ハピネットファントム、ギークピクチュアズ)
    敵

【落選】アニメ賞

アニメ賞ノミネートから漏れた映画
  • 「ドラえもん のび太の絵世界物語」
    (配給:東宝)
    ドラえもん のび太の絵世界物語

【落選】音楽賞

音楽賞ノミネートから漏れた映画
  • 「片思い世界」
    鈴木慶一
    (配給:東京テアトル、リトルモア)
    片思い世界

【落選】撮影賞

撮影賞ノミネートから漏れた映画
  • 「旅と日々」
     月永雄太
    旅と日々
    (配給:ビターズ・エンド)
    海辺で雨に降られながら泳ぐシーンや雪の歩くシーンなど、奇跡的に美しいショットを連発。

【落選】照明賞

照明賞ノミネートから漏れた映画
  • 「旅と日々」
    照明技師・秋山恵二郎(過去に「花束みたいな恋をした」「ナミビアの砂漠」「夜明けのすべて」など)
    旅と日々
    (配給:ビターズ・エンド)
    現代日本映画における照明技術の最高峰の一つと評価された。とくに夕暮れ時や夜のシーンにおける徹底した「暗さ」の設計が絶賛された。
    街灯一つない真っ暗な雪道を歩く2人(シム・ウンギョンと堤真一)を、「月明かりと雪の反射」という自然のロジックのみで照らしているかのように見せている。通常、夜のシーンでは人物を際立たせるために直接的なライトを当てがちだが、本作チームは、積もった雪を「巨大なレフ板」として捉えたようだ。雪面に反射した微弱な光が、下からふんわりと人物の顔を照らす「雪明かり」特有の質感を精緻に作り上げた。
    雪が音を吸い込み、光さえも雪の中に溶けていくようなライティングは、主人公が抱える脚本家としての行き詰まりや、静かな孤独を優しく包み込むような効果を生んだ。

【落選】編集賞

編集賞ノミネートから漏れた映画
  • 「愚か者の身分」
    宮島竜治(ゴジラ-1.0、すばらしき世界、アルキメデスの大戦、ウォーターボーイズ、ALWAYS 三丁目の夕日など)
    (配給:THE SEVEN、ショウゲート)
    愚か者の身分
    2025年の日本映画における、編集によるストーリーテリングの最高到達点の一つ。本作の「物語の多層性」と「緊迫感」を支える最大の功労の一つとなった。
    同じ数日間を3人の主人公それぞれの視点から描き直す「多視点構造(いわゆる羅生門形式)」。単なる繰り返しに見えないよう、視点ごとにカットの割り方や情報の出し方を精密にコントロールしており、観客を飽きさせないリズムを生み出している。
    カットを割るタイミングを、観客が安心するタイミングからコンマ数秒ずらし、生理的な違和感を突く技術が、本作独特の「じりじりとした焦燥感」をもたらした。
    人間ドラマとしての深みを残しつつ、商業映画としての小気味よいテンポを両立させた。

【落選】美術賞

美術賞ノミネートから漏れた映画
  • 「敵」
    富田麻友美
    (配給:ハピネットファントム、ギークピクチュアズ)
    敵
    主人公・渡辺儀助が住む築100年以上の日本家屋は、彼の性格や精神状態を雄弁に物語る「もう一人の主人公」として、極めて重要な役割を果たした。
    本作は全編モノクロであるため、美術サイドにとっては「色」という武器が奪われた状態での勝負となった。色彩がない分、観客の目は「木目の粗さ」「障子紙の透け感」「古いタイルの光沢」といった質感に敏感になる。本作では、あえて「黒が沈む素材」と「光を反射する素材」が緻密に配置され、白黒画面の中に豊かな情報量と奥行きが生まれている。
    書斎やキッチンの整理整頓された様子で、主人公の「知的プライド」と「他者を寄せ付けない潔癖さ」を表現。一つ一つの小道具(使い込まれた文房具、計算された器の配置)が、説明台詞を排した本作において、儀助という人物の過去と現在を雄弁に語った。


  • 「ドールハウス」
    (配給:東宝)
    ドールハウス
    物語の進行に合わせて、舞台となる「家」が視覚的に変貌していく演出が秀逸。小道具やセットの細かな変化で心理的圧迫感を演出した。
    日本人形の髪や爪が伸びるという伝承(お菊人形など)をモチーフにした特殊小道具のクオリティが高く、アップの映像でも耐えうる精密さが評価された。
    第45回ポルト国際映画祭で最高賞(グランプリ)を受賞した際にも、映像美や演出手法が審査員から絶賛されました。映画祭のディレクターも「CGでは出せない人形の生々しい質感」を称えた。

【落選】録音賞

録音賞ノミネートから漏れた映画
  • 「旅と日々」
     川井崇満(かわい・たかみつ)
    旅と日々
    (配給:ビターズ・エンド)
    風の音、雪を踏みしめる音、日常の生活雑音などを、まるでその場にいるかのような解像度で捉えた。ロカルノ国際映画祭で金豹賞(最高賞)を受賞した際も、「アンビエント(環境音)の使い方が優雅であり、場所の記憶を呼び起こすような音響設計」などと称賛された。
    また、前半の劇中劇の部分では、環境音をひろう同時録音ではなく、アフレコ的な質感が生み出す魅力を引き出した。原作者・つげ義春が『海辺の叙景』を発表した1967年当時の日本映画(特にATG作品や低予算の傑作群)は、機材の制約からアフレコや後付けの音響が一般的だった。波の音や砂を踏む音が、環境音として混ざり合うのではなく、ひとつひとつの「音の粒」として独立して聞こえる。観客はまるで「動く漫画のコマ」の中に迷い込んだような、不思議なノスタルジーを体験できる。役者のセリフが「どこか遠くから響く記憶の声」のように聞こえ、河合優実の佇まいがより神秘的で、幽霊的な美しさを帯びている。

【落選】外国作品賞

外国作品賞ノミネートから漏れた映画
  • 「ウィキッド ふたりの魔女」
    (配給:東宝東和)
    ウィキッド ふたりの魔女


  • 「罪人たち」
    (配給:ワーナー)
    罪人たち