日アカの受賞・ノミネート一覧

作品賞 俳優4部門主演女優賞主演男優賞助演女優賞助演男優賞新人賞アニメ賞監督賞脚本賞、【技術部門音楽賞撮影賞録音賞美術賞編集賞外国作品賞

部門 受賞 ノミネート
▼賞レース連勝の「ケイコ」が候補外に▼
作品賞 「ある男」

ある男

 配給:松竹

 監督:石川慶

※謎多き夫の「正体」を、妻とその弁護士が探る社会派ミステリー。大手の作品のわりに作家性に富んでおり、批評家から高い評価を獲得。キネマ旬報ベストテンで「ケイコ 目を澄ませて」に次ぐ2位に入った。

人間の過去や心理の奥に迫る重層的なストーリーを、巧みな構成・演出によって面白い娯楽作に仕上げた。「偏見・差別」という社会的テーマもとらえた。脇役を含め実力派俳優たちによる好演も見どころ。

原作は、人気作家・平野啓一郎の小説。秀作映画「蜜蜂と遠雷」で知られる石川慶監督の長編4作目。興行成績は事前の想定を下回り、松竹の株価急落(2023年1月13日)の要因の一つとなった。

■キネ旬年間:2位

【主な受賞歴】
・毎日映画コンクール 助演男優賞(窪田正孝)

興行収入:5億円




▼参考:
キネ旬ベストテン
  • 1位: 「ケイコ 目を澄(す)ませて」
    ケイコ 目を澄(す)ませて
    (配給:ハピネットファントム)
     監督:三宅唱(しょう)
    ※耳の聞こえない女性ボクサーの挑戦と葛藤、そして周囲との触れ合いを追う日常生活劇。実在のボクサーの自伝が原案。派手な展開や演出に頼ることなく、庶民の生き様をありのままに伝える骨太ドラマとして絶賛された。
    続きを開く▼ 16ミリフィルム撮影による素朴で人間味漂うショットの連続と、静寂シーンの中で響く数々の「音」が没入へと導く。研ぎ澄まされた「引き算の美学」の好例と評された。
    海外でも高い評価を受け、世界中の映画祭から引っ張りだこに。日本で年末に劇場公開されて以降は、毎日映画コンクール5冠など主な国内映画賞で圧勝した。
    カメラワークや音響など映画技術・アートの観点でも絶賛の嵐となった。日アカでも、大手の組織票に阻まれなければ、撮影賞、録音賞、編集賞も楽に獲っていたはず。
    小規模公開からスタートし、口コミの広がりによって規模が拡大された。
    【主な受賞歴】
    ・毎日映画コンクール【5冠】作品賞、監督賞、主演女優賞(岸井ゆきの)、撮影賞、録音賞
    他の受賞歴を開く▼ ・キネ旬ベストテン【4冠】作品賞(日本映画1位)、主演女優賞(岸井ゆきの)、助演男優賞(三浦友和)、読者選出監督賞
    ・高崎映画祭 作品賞&主演女優賞(岸井ゆきの)
    ・雑誌「映画芸術」年間ベスト1位
    ・ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門ノミネート
    ・スペイン バレンシア国際映画祭ノミネート
    ・ベルギー ヘント国際映画祭ノミネート

  • 2位: 「ある男」
    ある男
    (配給:松竹)
     監督:石川慶

  • 3位: 「夜明けまでバス停で」
    夜明けまでバス停で
    (配給:渋谷プロダクション)
     監督:高橋伴明

  • 4位: 「こちらあみ子」
    こちらあみ子
    (配給:アークエンタテインメント)
     監督:森井勇佑

  • 5位: 「冬薔薇(ふゆそうび)」
    冬薔薇(ふゆそうび)
    (配給:キノフィルムズ)
     監督:阪本順治
    【配信:アマゾン


  • 6位:同点で3本 「PLAN 75」
    PLAN 75
    (配給:ハピネットファントム)
     監督:早川千絵
    【配信:アマゾン
    ※高齢者の自死を政府がサポートする近未来の日本を舞台に、人間の尊厳や生きざまを繊細に描いた。
    続きを開く▼ 仏カンヌ映画祭など海外で称賛された。監督の演出に加え、倍賞千恵子や河合優実ら俳優陣の演技も高評価を得た。コロナ禍で長らく映画館から離れていたシニア層を呼び戻した。
    【主な受賞歴】
    ・ 仏カンヌ国際映画祭「ある視点」部門 新人監督賞次点(特別表彰)
    他の受賞歴を開く▼ ・TAMA映画賞 女優賞(倍賞千恵子)、新進男優賞(磯村勇斗)、新進女優賞(河合優実)
    ・ギリシア テッサロニキ国際映画祭【3冠】監督賞(早川千絵)、国際映画批評家連盟賞、人間の価値観賞
    ・中国金鶏奨(きんけいしょう)観客部門 国際女優賞(倍賞千恵子)
    ・毎日映画コンクール 脚本賞
    ・ヨコハマ映画祭 主演女優賞(倍賞千恵子)、助演女優賞(河合優実)、助演男優賞(磯村勇斗)、新人監督賞
    ・アジア・フィルム・アワード 主演女優賞ノミネート(倍賞千恵子)、助演女優賞ノミネート(河合優実)、新人監督賞ノミネート
    ・シネマトゥデイ年間邦画1位

  • 「土を喰らう十二ヵ月」
    土を喰らう十二ヵ月
    (配給:日活)
     監督:中江裕司

  • 「ハケンアニメ!」
    ハケンアニメ!
    (配給:東映)
     監督:吉野耕平
    【配信:アマゾン


  • 9位:同点で2本 「さがす」
    さがす
    (配給:アスミック・エース)
     監督:片山慎三
    【配信:アマゾン
    ※大絶賛を浴びた骨太サスペンス。作家性とエンタメ性の両方を兼ね備えた秀作として評価された。
    続きを開く▼ 本作が初の商業作品となった異才・片山慎三監督の物語の構成力や演出が光る。オリジナル脚本の独創性も秀逸。格差、自殺願望、介護、SNSの闇などの社会的な問題にも切り込む。余計なセリフがないのに分かりやすく、かつテンポが心地よい点は、邦画らしくない良さ。
    日本のインデペンデント映画界の実力が、厳しい経済環境の中でも高レベルにあることを示す嬉しい好例。
    【主な受賞歴】
    ・シネマジア映画祭(オランダ)最高賞(審査員賞)
    他の受賞歴を開く▼ ・日本映画監督協会 新人賞
    ・毎日映画コンクール 助演女優賞(伊東蒼)
    ・TAMA映画賞 新進監督賞(片山慎三)、男優賞(佐藤二朗)、新進女優賞(伊東蒼)
    ・報知映画賞 監督賞
    ・ヨコハマ映画祭 作品賞6位

  • 「千夜、一夜」
    千夜、一夜
    (配給:ビターズ・エンド)
     監督:久保田直
  • 「流浪(るろう)の月」
     配給:ギャガ
     監督:李相日(リ・サンイル)    
     流浪(るろう)の月
    【配信:U-NEXT
    ※主催者系3社(東宝・松竹・東映)以外から唯一の作品賞ノミネート。「フラガール」の李相日監督が、凪良(なぎら)ゆうのフィクション小説を映画化。
    続き▼ ある女児連れ去り事件をめぐり、事件の当事者と社会の受け止め方の違いが浮き彫りとなる。加害者・被害者の孤独な生い立ちと、両者の不思議な「絆」に迫った。繊細な心理描写や役者陣の演技が称賛された。映像表現も見事。
    ■キネ旬年間:14位
    【主な受賞歴】
    ・日刊スポーツ 監督賞
    ・TAMA映画賞 男優賞(松阪桃李)、女優賞(広瀬すず)、新進男優賞(横浜流星)
    ・報知映画賞 助演男優賞(横浜流星)
    興行収入:8億3000万円



  • 「ハケンアニメ!」
     配給:東映
     監督:吉野耕平
     ハケンアニメ!
    【配信:アマゾン
    ※ノミネート5作品の中で、観客のレビュー評価はトップ。アニメ制作の現場を描いた本格的な仕事映画。吉岡里帆演じる新人アニメ監督が、ライバルとしのぎを削り合いながらアニメ業界の覇権(ハケン)を獲るべく奮闘する。
    続き▼ 手に汗握る展開に加えて、劇中で使われるアニメのクオリティの高さが話題になった。
    辻村深月による人気小説を、吉野耕平監督が映画化。大がかりな製作費が投じられたが、興行的には失敗に終わった。
    ■キネ旬年間:6位(PLAN75、土を喰らう十二ヵ月と同点)
    【主な受賞歴】
    ・TAMA映画賞 作品賞
    ・日刊スポーツ 作品賞
    興行収入:1億8000万円



  • 「シン・ウルトラマン」
     監督:樋口真嗣
     シン・ウルトラマン
    【配信:アマゾン
     配給:東宝
    ※昭和の国民的ヒーロー「ウルトラマン」の映画化。 1966年にテレビ放送されたオリジナル版を踏襲しながらも、ウルトラマンが初めて現代の日本に降り立つという設定。
    続き▼ 「シン・ゴジラ」「シン・エヴァンゲリオン」という「シン」もので邦画界を沸かせた庵野(あんの)秀明が企画・脚本を務めた。 2022年に公開された実写(すなわちアニメ以外)の日本映画としては、「キングダム2」に次ぐ興行収入(44億円)を記録した。
    ■キネ旬年間:58位
    興行収入:44億円



  • 「月の満ち欠け」
     監督:廣木隆一
     月の満ち欠け
     配給:松竹
    ※観客からおおむね低い評価を得た(レビュー評点ランキング)。批評家の評判も芳しくなく、キネ旬ベストテンは96位という低順位に甘んじた。一方、目黒蓮の演技は称賛を浴びた。
    ■キネ旬年間:96位
    興行収入:11億8000万円


 ※歴代の作品賞→

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俳優4部門

主演女優賞主演男優賞助演女優賞助演男優賞

部門 受賞 ノミネート
▼唯一、他の映画賞と似た結果に▼
主演女優賞 岸井ゆきの

「ケイコ 目を澄ませて」

 ケイコ 目を澄ませて

(配給:ハピネットファントム)

※耳の聞こえない女性ボクサーを演じた。発声による台詞ではなく、顏・体(アクション)・手話による演技。 とりわけ「眼」による表現の豊かさが、称賛を浴びた。

役づくりのためにボクシングの特訓を重ね、リズミカルでキレのある身のこなしと、リングでの野獣のような闘いぶりを実現した。

他の登場人物や風景との溶け込み具合も見事。同じく本年度公開の「神は見返りを求める」との対照的な役柄で、演技の幅の広さも見せた。

本年度の邦画界は主演女優による名演が数多く見られたが、その中でも突出していた。年末に劇場公開されてからは主演女優賞レースを席巻した。

【他の映画賞】
・キネマ旬報ベストテン 主演女優賞
・毎日映画コンクール 主演女優賞
・高崎映画祭 主演女優賞

作品説明▼

ケイコ 目を澄ませて

聴覚障害のある女性ボクサーの挑戦と葛藤、そして周囲との触れ合いを追う日常生活劇。実在のボクサーの自伝が原案。派手な展開や演出に頼ることなく、庶民の生き様をありのままに伝える骨太ドラマとして絶賛された。
16ミリフィルム撮影による素朴で人間味漂うショットの連続と、静寂シーンの中で響く数々の「音」が没入へと導く。研ぎ澄まされた「引き算の美学」の好例と評された。
海外でも高い評価を受け、世界中の映画祭から引っ張りだこになった。年末に国内で劇場公開されて以降は、毎日映画コンクール5冠など主な国内映画賞で圧勝した。
カメラワークや音響など映画技術・アートの観点でも絶賛の嵐となった。日アカでも、大手の組織票に阻まれなければ、撮影賞、録音賞、編集賞でも圧勝していたはず。わずか1部門でのノミネートだったのが惜しまれる。
動画集を開く▼ <毎日映画コンクールの受賞スピーチ▼>


<茶一郎の解説▼>


<予告編▼>





    ▼参考:
    キネ旬ベストテン
  • 1位: 岸井ゆきの
    「ケイコ 目を澄ませて」
     ケイコ 目を澄ませて
    (配給:ハピネットファントム)
    【他の対象作品】
    「神は見返りを求める」
    「犬も食わねどチャーリーは笑う」
    「やがて海へと届く」

  • 2位: 倍賞千恵子
    「PLAN 75」  
     倍賞千恵子
    (配給:ハピネットファントム)
    【配信:アマゾン

  • 3位: 田中裕子(ゆうこ)
    「千夜、一夜」
     田中裕子
    (配給:ビターズ・エンド)
  • 倍賞千恵子
    「PLAN 75」  
     倍賞千恵子
    (配給:ハピネットファントム)
    ※撮影時80歳。ベテランらしい深みのある演技。繊細なしぐさだけで心情の揺れ動きを表現した。凛とした強さを伝え、観客をうならせた。
    作品説明▼

    カンヌで表彰

    早川千絵監督による初めての長編の商業映画。仏カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に出品され、新人監督賞(カメラドール)の次点にあたる特別表彰(スペシャル・メンション)に選ばれた。2023年の米国アカデミー賞おける日本代表にもなった。
    じわりと3億円のヒット
    中規模の公開だったが、じわじわと客を呼び、興行収入3億円を突破した。とくにシニア層の観客が多かった。高齢者はコロナ禍で映画館から足が遠のいていたが、本作は呼び水の一つとなった。
    近未来の日本
    舞台は近未来の日本。少子高齢化が一段と進み、若い世代の負担が大きくなっている。そこで日本政府は、75歳以上であれば誰でも自ら死を選ぶことができる制度「プラン75」をスタートする。要するに高齢者の自殺を国家レベルで推奨し、とことんサポートする制度だ。この物語の設定自体が、一つの問題提起になっている。

    主人公は78歳の女性。団地で一人暮らし。真面目で勤勉な人物である。ホテルの清掃員として働いていたが、高齢を理由に退職を強いられた。収入源がなくなり、住む場所も失いそうになる。
    【他の映画賞】
    ・TAMA映画賞 女優賞
    ・中国金鶏奨(きんけいしょう)観客部門 国際女優賞
    ・ヨコハマ映画祭 主演女優賞
    ・アジア・フィルム・アワード 主演女優賞ノミネート
    ・日刊スポーツ主演女優賞
    【配信:アマゾン



  • のん
    「さかなのこ」
     のん
    (配給:東京テアトル)
    ※女優ながら男性(さかなクン)のキャラクターを、自然に、かつ独創的に演じた。表現者としての異才ぶりが存分に発揮された。
    続き▼ 大手芸能事務所を抜けて独立して以来、芸能界から干された形となった。本名(能年玲奈)を芸名として使えなくなり、民放キー局からも締め出された。それでも映画人として誇り高き活動を続ける姿勢が、本作の質的な成功につながった。
    【他の映画賞】
    ・日プロ大賞 主演女優賞
    作品説明▼

    「さかなクン」の自叙伝

    多数の観客を至福感と希望で満たした貴重な一作。老若男女に熱く支持された。 テレビで有名な魚博士「さかなクン」の自叙伝をもとに、魚オタクの子供が成長し、社会で羽ばたくまでの半生記を描いた。 主演・のんの起用が大当たり。独特で温かみあふれる世界観が称賛された。 人と人との出会いが運命を変えていく人間関係ドラマでもある。
    【動画配信:U-NEXT



  • 広瀬すず
    「流浪の月」
     広瀬すず
    (配給:ギャガ)
    ・TAMA映画賞 女優賞
    【動画配信:U-NEXT



  • 吉岡里帆
    「ハケンアニメ!」
    (配給:東映)


 ※歴代の主演女優賞→

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▼消えた大本命・沢田研二▼
主演男優賞 妻夫木聡
(つまぶき・さとし)


「ある男」

 妻夫木聡

(配給:松竹)




    ▼参考:
    キネ旬ベストテン
  • 1位: 沢田研二
    「土を喰らう十二ヵ月」
    沢田研二
    (配給:日活)

  • 2位: 妻夫木(つまぶき)聡
    「ある男」
    妻夫木聡
    (配給:松竹)

  • 3位(同点で5人) 稲垣吾郎
    「窓辺にて」
     稲垣吾郎
    (配給:東京テアトル)
    ※感情の起伏が少ない男の葛藤や人物像を、語り口、表情、しぐさ、佇まいで巧みに具現化した。さりげない自然体の演技が見事。長回しの静かな会話シーンで魅せる。

  • 松坂桃李(とおり)
    「流浪(るろう)の月」  
     松坂桃李  
    (配給:ギャガ)

  • 豊川悦司(えつし)
     豊川悦司
    「弟とアンドロイドと僕」
    (配給:キノシネマ)
    【動画配信:アマゾン
    「あちらにいる鬼」
    (配給:ハピネットファントム)

  • 渡辺紘文(ひろぶみ)
     渡辺紘文
    「あなたの微笑み」
    (配給:Cinema Drifters)

  • 窪田正孝(くぼた・まさたか)
    「ある男」
    (配給:松竹)
  • 二宮和也
    「ラーゲリより愛を込めて」
     二宮和也
    (配給:東宝)
    所属:ジャニーズ事務所(嵐)
    ※1983年生まれ。東京出身。2015年の「母と暮らせば」でキネマ旬報ベストテン主演男優賞と日アカ主演男優賞を受賞した。
    本作は、第二次世界大戦の終戦間際に、ロシア(当時:ソ連)シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された実在の日本人男性とその家族を描いた感動系ドラマ。瀬々敬久監督。



  • 松坂桃李(とおり)
    「流浪(るろう)の月」  
     松坂桃李  
    (配給:ギャガ)
    ※孤独で内向的な男を演じた。心情の抑圧と爆発の緩急を表現した。
    ・TAMA映画賞 男優賞
    作品説明▼ 監督:李相日(リ・サンイル)
    配給:ギャガ
    制作会社:UNO-FILMS
    あらすじ
    家内更紗(かないさらさ)(広瀬すず)は10歳の時、大学生の佐伯文(さえきふみ)(松阪桃李)と出会う。父を亡くし母に去られた更紗は親戚の家に住んでいたが、帰りたくない事情を抱えていた。文は更紗を自宅に招き、彼女が望むまま家に留め置く。

    「すごく自由だった。ちょっと引くほど伸び伸びしてた」と文が感じた更紗。母親の教条主義的な教育を受け、人知れぬ悩みを抱えていた文は更紗の奔放さに戸惑いながらも安らぎを感じていた。

    一方、更紗は夕食をアイスクリームにすることを拒否しない文の寛容さに安心感を持った。互いの欠損を補うような生活は静かで穏やかな白い光で表現されている。

    だが、それは長くは続かなかった。文は少女誘拐犯として逮捕され、15年の月日が流れた。そして2人は再び巡り合う。
    【動画配信:U-NEXT



  • 阿部サダヲ
    「死刑にいたる病」
     阿部サダヲ
    (配給:クロックワークス)
    ※極めて不気味な怪演により、得体の知れないサイコパス・キャラクターを造形。異色の大ヒットに貢献した。
    作品説明▼ 原作は櫛木理宇(くしき・りう)の小説。「孤狼の血」で知られる白石和彌(かずや)監督が、緊張感たっぷりの演出で映像化した。大学生が殺人犯から手紙を受け取り、ある事件の真相に迫る。興行収入11億円。独立系の実写邦画としては2022年でトップだった。
    【動画配信:アマゾン



  • 大泉洋
    「月の満ち欠け」
    (配給:松竹)


 ※歴代の主演男優賞→

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▼賞レース首位の伊東蒼、広末涼子外れる▼
助演女優賞 安藤サクラ

「ある男」  

 安藤サクラ

(配給:松竹)




    ▼参考:
    キネ旬ベストテン
  • 1位: 広末涼子
    「あちらにいる鬼」
     広末涼子
    (配給:ハピネットファントム)

  • 2位(同点で2人) 伊東蒼(あおい)
     伊東蒼
    「さがす」
    (配給:アスミック・エース)
    【他の対象作品】
    「恋は光」
    【他の映画賞】
    ・毎日映画コンクール 助演女優賞
    ・TAMA映画賞 新進女優賞
    【動画配信:アマゾン

  • 余貴美子(よ・きみこ)
     余貴美子
    「冬薔薇(ふゆそうび)」
    (配給:キノフィルムズ)
    【他の対象作品】
    「犬も食わねどチャーリーは笑う」

  • 4位(同点で3人) 河合優実(ゆうみ)
     河合優実
    「PLAN 75」
    (配給:ハピネットファントム)
    【配信:アマゾン
    「愛なのに」
    (配給:SPOTTED PRODUCTIONS)
    【動画配信:アマゾン
    ※PLAN 75で高齢者と向き合う電話オペレーターに扮し、受話器を通した声や瞬間的な表情だけで葛藤や心理のダイナミックな変化を表現した。アジア・フィルム・アワードの助演女優賞にノミネートされるなど、国際的にも高い評価を得た。
    【他の対象作品】
    「冬薔薇(ふゆそうび)」
    「ある男」
    【他の映画賞】
    ・ヨコハマ映画祭 助演女優賞
    ・TAMA映画賞 新進女優賞
    ・日刊スポーツ新人賞
    ・アジア・フィルム・アワード 助演女優賞ノミネート

  • 大西礼芳(あやか)
     大西礼芳
    「夜明けまでバス停で」
    (配給:渋谷プロダクション)

  • 尾野真千子
     尾野真千子
    「こちらあみ子」
    (配給:アークエンタテインメント)
    「千夜、一夜」
    (配給:ビターズ・エンド)
    【他の対象作品】
    「ハケンアニメ!」
  • 永野芽郁
    「母性」
     永野芽郁
    (配給:ワーナー)



  • 有村架純
    「月の満ち欠け」
    (配給:松竹)



  • 尾野真千子
    「ハケンアニメ!」
    (配給:東映)



  • 清野菜名
    「ある男」
    (配給:松竹)



  • 清野菜名
    「キングダム2 遥かなる大地へ」
    (配給:東宝、ソニー)



  • 松本穂香
    「“それ”がいる森」
    (配給:松竹)


 ※歴代の助演女優賞→

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▼キネ旬1位の三浦友和をガン無視▼
助演男優賞 窪田正孝
(くぼた・まさたか)


「ある男」

 窪田正孝

(配給:松竹)

※陰のある物静かな男を演じた。過去から自由に生きたいともがく。内面の切実さがひしひしと伝わる。ボクシングのシーンも見事。

【他の映画賞】
・毎日映画コンクール




    ▼参考:
    キネ旬ベストテン
  • 1位: 三浦友和
    「ケイコ 目を澄ませて」
     三浦友和
    (配給:ハピネットファントム)
    ※廃業寸前のボクシングジムの会長を演じた。人としての奥行きや年輪を感じさせるベテランならではの好演。言葉は少ないが、背中だけで語る存在感は見事。とくに岸井ゆきの演じる女性ボクサーとの練習のシーンは、多くの観客の称賛の的になった。
    【他の対象作品】
    「線は、僕を描く」
    「グッバイ・クルエル・ワールド」

  • 2位: 窪田正孝(くぼた・まさたか)
     窪田正孝
    「ある男」
    (配給:松竹)
    「マイ・ブロークン・マリコ」
    (配給:ピネットファントム・スタジオ、角川)
    【他の映画賞】
    ・毎日映画コンクール 助演男優賞

  • 3位(同点で4人) 中島歩(あゆむ)
     中島歩
    「愛なのに」
    (配給:SPOTTED PRODUCTIONS)
    【動画配信:アマゾン
    「よだかの片想い」
    (配給:ラビットハウス)
    【他の対象作品】
    「散歩時間 その日を待ちながら」
    (配給:ラビットハウス)

  • 横浜流星(りゅうせい)
    「流浪の月」
     横浜流星
    (配給:ギャガ)
    【他の映画賞】
    ・報知映画賞 助演男優賞
    ・TAMA映画賞 新進男優賞

  • ダンカン
    「千夜、一夜」
     ダンカン
    (配給:ビターズ・エンド)

  • 柄本明(えもと・あきら)
     柄本明
    「ある男」
    (配給:松竹)
    「夜明けまでバス停で」
    (配給:渋谷プロダクション)
  • 横浜流星
    「流浪の月」
     横浜流星
    (配給:ギャガ)
    ※過度の支配欲や歪んだ自尊心を抱える男を演じた。キレたときの狂気ぶりが評価された。爽やかな好青年のイメージとは真逆の役づくりだった。
    【他の映画賞】
    ・報知映画賞 助演男優賞
    ・TAMA映画賞 新進男優賞



  • 目黒蓮
    「月の満ち欠け」
     目黒蓮
    (配給:松竹)
    所属:ジャニーズ事務所
    【他の映画賞】
    ・キネ旬ベストテン新人賞



  • 柄本佑(えもと・たすく)
    「ハケンアニメ」
    (配給:東映)
    ※アニメの敏腕プロデューサーを演じた。冷徹なプロ意識で部下を追い込む姿が、強い印象を残した。
    【他の映画賞】
    ・日刊スポーツ助演男優賞



  • 坂口健太郎
    「ヘルドッグス」
    (配給:東映、ソニー)


 ※歴代の助演男優賞→

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新人俳優賞

新人俳優賞はノミネートのみを選出して終了となる。

男優女優

部門 男女 受賞
▼女優枠2強の嵐莉菜、大沢一菜外される▼
新人俳優賞 男優
  • 番家一路(ばんか・いちろ)
    「サバカン SABAKAN」
     番家一路
    (配給:キノフィルムズ)
    ※12歳でのノミネート
    【他の映画賞】
    ・毎日映画コンクール 新人賞



  • 目黒蓮
    「月の満ち欠け」
     目黒蓮
    (配給:松竹)
    所属:ジャニーズ事務所
    グループ:Snow Man(スノーマン)



  • 松村北斗
    「ホリック xxxHOLiC」
    (配給:松竹、アスミック・エース)
    所属:ジャニーズ事務所



  • 有岡大貴
    「シン・ウルトラマン」
    (配給:東宝)
    所属:ジャニーズ事務所



  • ▼参考:
    キネ旬ベストテン
  • 1位: 目黒蓮
     目黒蓮
    「月の満ち欠け」
    (配給:松竹)
    「おそ松さん」
    (配給:東宝)

  • 2位 水上恒司(岡田健史)
     水上恒司
    「死刑にいたる病」
    (配給:クロックワークス)
    【動画配信:アマゾン

  • 3位 カン・ユンス
     カン・ユンス
    「やまぶき」
    (配給:boid、VOICE OF GHOST)
女優
  • 小野花梨
    「ハケンアニメ!」
    (配給:東映)



  • 菊池日菜子
    「月の満ち欠け」
    (配給:松竹)



  • 福本莉子
    「今夜、世界からこの恋が消えても」
    (配給:東宝)



  • 生見愛瑠
    「モエカレはオレンジ色」
    (配給:松竹)



  • ▼参考:
    キネ旬ベストテン
  • 1位 嵐莉菜(あらし・りな)
     嵐莉菜
    「マイスモールランド」
    (配給:バンダイナムコアーツ)

  • 2位 大沢一菜(かな)
     こちらあみ子
    「こちらあみ子」
    (配給:アークエンタテインメント)

  • 3位 上大迫祐希(かみおおさこ・ゆうき)
     上大迫祐希
    「神田川のふたり」
    (配給:アイエス・フィールド)


 ※歴代の新人俳優賞→

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アニメ賞

部門 受賞 ノミネート
▼観客評価は「スラムダンク」がトップ▼
アニメ賞 「ファースト・スラムダンク」
(THE FIRST SLAM DUNK)

スラムダンク(THE FIRST SLAM DUNK)

(配給:東映)

※原作漫画の作者・井上雄彦が、自ら監督・脚本を務めた。とてつもない執念を感じさせる完成度の高さ。原作漫画を知らない若者や高齢者も支持した。レビューの評価は、アニメ・実写を問わず年間トップ級。
  • 「すずめの戸締まり」
     すずめの戸締まり
    (配給:東宝)
    監督:新海誠
    ※新海監督による「災害3部作」の締めくくり。国内興行収入は140億円を超え、前作「天気の子」と同規模の特大ヒットとなった。



  • 「犬王」  
     犬王
    (配給:アニプレックス、アスミック・エース)
    ※ミュージカル形式の時代劇。南北朝時代から室町時代に活躍した能楽師・犬王の物語。海外でも高い評価を得た。
    【主な受賞歴】
    ・米ゴールデングローブ賞ノミネート
    ・富川国際アニメ映画祭(韓国)国際作品賞
    ・毎日映画コンクール 大藤信郎(おおふじ・のぶろう)賞



  • 「ワンピース・フィルム・レッド」
     ワンピース・フィルム・レッド
    (配給:東映)
    ※年間トップの興行収入。歴代でも8位に食い込んだ。音楽劇のスタイルを取り入れた意欲作。主題歌「新時代」が大ヒット。
    【動画配信:アマゾン



  • 「かがみの孤城(こじょう)」
    (配給:松竹)


 ※歴代のアニメ賞→

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監督賞

部門 受賞 ノミネート
▼大手3社が5枠独占の異常▼
監督賞 石川慶

「ある男」

 石川慶

(配給:松竹)




    ▼参考:
    キネ旬ベストテン
  • 1位 高橋伴明(ばんめい)
     高橋伴明
    「夜明けまでバス停で」
    (配給:渋谷プロダクション)

  • 2位(同点で2人) 三宅唱(しょう)
     三宅唱
    「ケイコ 目を澄ませて」
    (配給:ハピネットファントム)
    【他の映画賞】
    ・毎日映画コンクール 監督賞
    ・日本映画批評家大賞 監督賞

  • 廣木隆一(ひろき・りゅういち)
     廣木隆一
    「あちらにいる鬼」
    (配給:ハピネットファントム)
    「夕方のおともだち」
    (配給:彩プロ)

  • 4位 李相日(リ・サンイル)
     李相日
    「流浪の月」
    (配給:ギャガ)

  • 5位 阪本(さかもと)順治
     阪本順治
    「冬薔薇(ふゆそうび)」
    (配給:キノフィルムズ)
    【他の対象作品】
    「弟とアンドロイドと僕」
    (配給:キノシネマ)

  • 6位 中江裕司
     中江裕司
    「土を喰らう十二ヵ月」
    (配給:日活)
  • 小泉堯史
    「峠 最後のサムライ」
    (配給:松竹、アスミック)



  • 樋口真嗣
    「シン・ウルトラマン」
    (配給:東宝)



  • 吉野耕平
    「ハケンアニメ!」
    (配給:東宝)



  • 廣木隆一
    「月の満ち欠け」
    (配給:松竹)


 ※歴代の監督賞→

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脚本賞

部門 受賞 ノミネート
▼キネ旬脚本賞で0票の「峠」が候補に ▼
脚本賞 「ある男」

 脚本:向井康介

 ある男

(配給:松竹)




    ▼参考:
    キネ旬ベストテン
  • 1位 「夜明けまでバス停で」
     脚本:梶原阿貴(かじわら・あき)
     夜明けまでバス停で
    (配給:渋谷プロダクション)

  • 2位 「ある男」
     脚本:向井康介
     ある男
    (配給:松竹)

  • 3位 「千夜、一夜」
     脚本:青木研次
     千夜、一夜
    (配給:ビターズ・エンド)

  • 4位 「窓辺にて」
     脚本:今泉力哉(りきや)
     窓辺にて
    (配給:東京テアトル)

  • 5位 「ちょっと思い出しただけ」
     脚本:松居大悟(まつい・だいご)
     ちょっと思い出しただけ
    (配給:東京テアトル)
  • 「PLAN 75」
     脚本:早川千絵
     PLAN 75
    (配給:ハピネットファントム)
    ・毎日映画コンクール 脚本賞
    【配信:アマゾン



  • 「ハケンアニメ!」
     脚本:政池洋佑
     ハケンアニメ!
    (配給:東映)



  • 「峠 最後のサムライ」
     脚本:小泉堯史
    (配給:松竹、アスミック)



  • 「月の満ち欠け」
     脚本:橋本裕志
    (配給:松竹)


 ※歴代の脚本賞→

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技術部門

音楽賞撮影賞美術賞録音賞編集賞

部門 受賞 ノミネート
▼3社独占。毎日コンと全く違う顔ぶれ▼
音楽賞 「すずめの戸締まり」

 すずめの戸締まり

 音楽家:RADWIMPS、陣内一真

(配給:東宝)




    ▼参考:
    毎日映画コンクール
    受賞
  • 「こちらあみ子」
     青葉市子
    (配給:アークエンタテインメント)
    <挿入歌「もしもし」▼>
  • 「ハケンアニメ!」
     音楽家:池頼広
    (配給:東映)



  • 「耳をすませば」
     音楽家:高見優
    (配給:松竹、ソニー)



  • 「月の満ち欠け」
     音楽家:FUKUSHIGE MARI
    (配給:松竹)



  • 「ある男」
     音楽家:Cicada
    (配給:松竹)



  • ▼参考:
    毎日映画コンクール
    ノミネート
  • 「犬王」
     大友良英
    (配給:アニプレックス、アスミック・エース)


  • 「流浪の月」
     原摩利彦(まりひこ)
    (配給:ギャガ)


  • 「土を喰らう十二カ月」
     大友良英
     土を喰らう十二ヵ月
    (配給:日活)
    アルバムの再生リスト→


  • 「マイ・ブロークン・マリコ」
     加藤久貴
     マイ・ブロークン・マリコ
    (配給:ハピネットファントム、角川)

 歴代の音楽賞→

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▼ここで「ケイコ」を外すのは論外▼
撮影賞・照明賞 「シン・ウルトラマン」
 シン・ウルトラマン
 撮影:市川修、鈴木啓造
 照明:吉角荘介
(配給:東宝)




    ▼参考:
    毎日映画コンクール
    受賞
  • 「ケイコ 目を澄ませて」
     撮影:月永雄太
     照明:藤井勇
     ケイコ 目を澄ませて
    (配給:ハピネットファントム)
  • 「流浪の月」
     撮影:ホン・ギョンピョ
     照明:中村裕樹
     流浪(るろう)の月
    (配給:ギャガ)



  • 「ある男」
     撮影監督:近藤龍人
     照明:宗賢次郎
     ある男
    (配給:松竹)



  • 「キングダム2 遥かなる大地へ」
     撮影:佐光朗
     照明:加瀬弘行
    (配給:東宝、ソニー)



  • 「峠 最後のサムライ」
     撮影:上田正治、北澤弘之
     照明:山川英明
    (配給:松竹、アスミック)



  • ▼参考:
    毎日映画コンクール
    ノミネート
  • 「流浪の月」
     撮影監督:ホン・ギョンピョ
     流浪(るろう)の月
    (配給:ギャガ)


  • 「PLAN 75」
     撮影監督:浦田秀穂
     PLAN 75
    (配給:ハピネットファントム)


  • 「ある男」
     撮影監督:近藤龍人
     ある男
    (配給:松竹)


  • 「千夜、一夜」
     撮影:山崎裕
     千夜、一夜
    (配給:ビターズ・エンド)


  • 「土を喰らう十二カ月」
     撮影:松根広隆
     土を喰らう十二ヵ月
    (配給:日活)


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▼3社独占。最有力「ケイコ」を除外▼
録音賞 「ある男」

 ある男

 小川武

(配給:松竹)




    ▼参考:
    毎日映画コンクール
    受賞
  • 「ケイコ 目を澄ませて」
     川井崇満
     ケイコ 目を澄ませて
    (配給:ハピネットファントム)
  • 「シン・ウルトラマン」
     田中博信、山田陽
    (配給:東宝)



  • 「月の満ち欠け」
     深田晃
    (配給:松竹)



  • 「峠 最後のサムライ」
     矢野正人
    (配給:松竹、アスミック)



  • 「キングダム2 遥かなる大地へ」
     横野一氏工
    (配給:東宝、ソニー)




  • ▼参考:
    毎日映画コンクール
    ノミネート
  • 「PLAN 75」
     臼井勝
     PLAN 75
    (配給:ハピネットファントム)


  • 「死刑にいたる病」
     浦田和治
     死刑にいたる病
    (配給:クロックワークス)


  • 「ある男」
     小川武
     ある男
    (配給:松竹)


  • 「千夜、一夜」
     森英司
     千夜、一夜
    (配給:ビターズ・エンド)


  • 「土を喰らう十二カ月」
     渡辺文彦
     土を喰らう十二ヵ月
    (配給:日活)


  • 「峠 最後のサムライ」
     矢野正人
    (配給:松竹、アスミック)


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▼3社独占。「流浪」「死刑」も阻まれる▼
美術賞 「シン・ウルトラマン」

 シン・ウルトラマン

 美術:林田裕至、佐久嶋依里

(配給:東宝)




    ▼参考:
    毎日映画コンクール
    受賞
  • 「死刑にいたる病」
     今村力、新田隆之
     死刑にいたる病
    (配給:クロックワークス)
  • 「キングダム2 遥かなる大地へ」
     小澤秀高
    (配給:東宝、ソニー)



  • 「ラーゲリより愛を込めて」
     美術:磯見俊裕、露木恵美子
    (配給:東宝)



  • 「ハケンアニメ!」
     美術:神田諭
    (配給:東映)



  • 「ある男」
     美術:我妻弘之
    (配給:松竹)




  • ▼参考:
    毎日映画コンクール
    ノミネート
  • 「流浪の月」
     種田陽平、北川深幸
     流浪(るろう)の月
    (配給:ギャガ)


  • 「土を喰らう十二カ月」
     小坂賢太郎
     土を喰らう十二ヵ月
    (配給:日活)


  • 「ある男」
     我妻弘之
     ある男
    (配給:松竹)


  • 「峠 最後のサムライ」
     酒井賢
    (配給:松竹、アスミック)


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▼厚顔の3社独占▼
編集賞 「ある男」

 ある男

 編集:石川慶

(配給:松竹)
  • 「峠 最後のサムライ」
     編集:阿賀英登
    (配給:松竹、アスミック)



  • 「ハケンアニメ!」
     編集:上野聡一
    (配給:東映)



  • 「シン・ウルトラマン」
     編集:栗原洋平、庵野秀明
    (配給:東宝)



  • 「月の満ち欠け」
     編集:野本稔
    (配給:松竹)


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外国作品賞

部門 受賞 ノミネート
▼世間の相場観に近い顔ぶれ▼
外国作品賞 「トップガン マーヴェリック」

 国内配給:東宝東和

トップガン マーヴェリック
  • 「RRR(アールアールアール)」
     国内配給:ツイン
     RRR(アール・アール・アール)



  • 「コーダ あいのうた」
     国内配給:ギャガ
     コーダ あいのうた



  • 「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」
     国内配給:ディズニー
     アバター:ウェイ・オブ・ウォーター



  • 「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」
     国内配給:ソニー・ピクチャーズ
     スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム

 ※歴代の外国作品賞→

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予想元:AI Referee

■■ このページの目次 ■■

【受賞一覧】
  作品賞 ▲

 <俳優4部門>
  主演女優賞 ▲
  主演男優賞 ▲
  助演女優賞 ▲
  助演男優賞 ▲

  監督賞 ▲

  新人賞 ▲
  アニメ賞 ▲
  脚本賞 ▲

 <技術系6部門>
  音楽賞 ▲
  撮影賞 ▲
  録音賞 ▲
  美術賞 ▲
  編集賞 ▲

  外国作品賞 ▲


【評価ランキング】
  日本映画の評価ランキング ▼
  ワースト評価ランキング ▼

他の国内映画賞の結果
  キネマ旬報ベストテン ▼
  毎日映画コンクール ▼
  日本映画批評家大賞 ▼
  日本映画プロフェッショナル大賞 ▼
  高崎映画祭 ▼
  ヨコハマ映画祭 ▼
  TAMA映画賞 ▼
  雑誌「映画芸術」ベスト ▼
  山路ふみ子映画賞 ▼

【日アカの審査・選考】
  投票権者の内訳 ▼
  投票権者の所属企業の一覧 ▼

ノミネートから漏れた優秀作品・人物 ▼
  作品賞(漏れた) ▼
  監督賞(漏れた) ▼

 <俳優4部門>
  主演男優賞(漏れた) ▼
  主演女優賞(漏れた) ▼
  助演男優賞(漏れた) ▼
  助演女優賞(漏れた) ▼

  新人賞【男優枠】(漏れた) ▼
  新人賞【女優枠】(漏れた) ▼
  アニメ賞(漏れた) ▼
  脚本賞(漏れた) ▼

 <技術系6部門>
  音楽賞(漏れた) ▼
  撮影賞(漏れた) ▼
  録音賞(漏れた) ▼
  美術賞(漏れた) ▼
  編集賞(漏れた) ▼

秀作映画の紹介 ▼
  「さがす ▼
  「PLAN 75 ▼
  「ケイコ 目を澄ませて ▼
  「さかなのこ ▼
  「余命10年 ▼
  「ちょっと思い出しただけ ▼
  「LOVE LIFE ▼
  「流浪の月 ▼

【他のページ】
  2022年の結果→
  歴代の一覧→
  歴代の主演男優賞→
  歴代の主演女優優賞→
  歴代の助演男優賞→
  歴代の助演女優賞→
  アカデミー賞 2023→
  サイトメニュー ▼


授賞式は2023年3月10日(金)

日アカの受賞結果は、2023年3月10日(金)の授賞式で発表されました。

授賞式 2023年3月10日(金)

日本映画レビュー年間ランキング

2022年公開の日本映画のレビュー(評点)の集計ランキングです。 「キネノート(キネマ旬報)」「映画.com」「フィルマークス」におけるレビュー(評点)の平均点です。 媒体としての実績・歴史・信頼度等をふまえ、キネノートは1.5倍、映画.comは1倍、フィルマークスは0.5倍とする傾斜配分方式を採用しています。 (2023年1月時点)

<映画レビュー評価ランキング(年間)>
作品名 評点
「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ」
(アニメ)
(配給:松竹)
4.301
「THE FIRST SLAM DUNK(スラムダンク)」
(アニメ)
(配給:東映)
4.263
「愛国の告白 沈黙を破る Part2」
(ドキュメンタリー)
(配給:きろくびと)
4.192
「牛久(うしく)」
(ドキュメンタリー)
(配給:太秦)
4.143
「サバカン SABAKAN」
(配給:キノフィルムズ)
4.021
「メタモルフォーゼの縁側(えんがわ)」
(配給:日活)
4.014
「恋は光」
(配給:ハピネットファントム、角川)
【動画配信:アマゾン
4.014
「五等分の花嫁」
(アニメ)
(配給:ポニーキャニオン)
3.996
「ハケンアニメ」
(配給:東映)
【動画配信:アマゾン
3.993
「私のはなし 部落のはなし」
【ドキュメンタリー】
(配給:東風)
3.993
「マイスモールランド」
(配給:バンダイナムコアーツ)
アマゾン
3.979
「MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」
(配給:パルコ)
3.977
「たまねこ、たまびと」
(ドキュメンタリー)
3.971
「ケイコ 目を澄ませて」
(配給:ハピネットファントム)
3.953
「ちょっと思い出しただけ」
(配給:東京テアトル)
【動画配信:アマゾン
3.949
「すずめの戸締まり」
(アニメ)
(配給:東宝)
3.948
「かがみの孤城(こじょう)」
(アニメ)
(配給:松竹)
3.947
「愛なのに」
(配給:POTTED PRODUCTIONS)
【動画配信:アマゾン
【動画配信:U-NEXT
3.938
「流浪(るろう)の月」
(配給:ギャガ)
【動画配信:U-NEXT
3.928
「ラーゲリより愛を込めて」
(配給:東宝)
3.923
「今夜、世界からこの恋が消えても」
(配給:東宝)
3.917
「映画 ゆるキャン△」
(アニメ)
(配給:松竹)
3.917
「スープとイデオロギー」
【ドキュメンタリー】
(配給:東風)
3.916
「キングダム2 遥かなる大地へ」
(配給:東宝、ソニー)
3.912
「さかなのこ」
(配給:東京テアトル)
3.900
「窓辺にて」
(配給:東京テアトル)
3.876
「ある男」
(配給:松竹)
3.876
「]コンフィデンスマンJP 英雄編」
(配給:東宝)
3.870
「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」
(アニメ)
(配給:東宝)
3.868
「神は見返りを求める」
(配給:パルコ)
3.864
「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」
(アニメ)
(配給:東映)
3.859
「そばかす」
(配給:ラビットハウス)
3.840
「線は、僕を描く」
(配給:東宝)
3.822
「川っぺりムコリッタ」
(配給:角川)
【動画配信:アマゾン
3.796
「誰かの花」
(配給:ガチンコ・フィルム)
3.789
「LOVE LIFE」
(配給:ラビットハウス)
3.783
「猫は逃げた」
(配給:SPOTTED PRODUCTIONS)
3.781
「ヘルドッグス」
(配給:東映、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)
3.778
「前科者」
(配給:日活、WOWOW)
3.778
「さがす」
(配給:アスミック・エース)
【動画配信:アマゾン
3.775
「とんび」
(配給:角川)
3.767
「犬王」
(アニメ)
(配給:アニプレックス、アスミック・エース)
3.748
「余命10年」
(配給:ワーナー)
【動画配信:アマゾン
3.743
「君たちはまだ長いトンネルの中」
(配給:トリプルアップ)
3.743
「20歳のソウル」
(配給:日活)
3.743
「もっと超越した所へ。」
(配給:ハピネットファントム)
3.742
「教育と愛国」
(ドキュメンタリー)
(配給:きろくびと)
3.738
「愛してる!」
(配給:日活)
3.729
「PLAN 75」
(配給:ハピネットファントム)
【配信:アマゾン
3.711
「夜を走る」
(配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム)
3.711
「神田川のふたり」
(配給:アイエス・フィールド)
3.705
「グリーンバレット」
(配給:ラビットハウス)
3.702
「土を喰らう十二ヵ月」
(配給:日活)
3.702
「よだかの片想い」
(配給:ラビットハウス)
3.698
「こちらあみ子」
(配給:アークエンタテインメント)
3.680
「ブルーサーマル」
(アニメ)
(配給:東映)
3.669
「異動辞令は音楽隊」
(配給:ギャガ)
3.659
「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021」
(アニメ)
(配給:東宝)
3.659
「死刑にいたる病」
(配給:クロックワークス)
【動画配信:アマゾン
3.654
「シン・ウルトラマン」
(配給:東宝)
【動画配信:アマゾン
3.653
「沈黙のパレード」
(配給:東宝)
3.646
「ソードアート・オンライン -プログレッシブー 冥き夕闇のスケルツォ」
(アニメ)
(配給:アニプレックス)
3.642
「大河への道」
(配給:松竹)
3.625
「宮松と山下」
(配給:ビターズ・エンド)
3.619
「夜明けまでバス停で」
(配給:渋谷プロダクション)
3.618
「マイ・ブロークン・マリコ」
(配給:ハピネットファントム、角川)
3.613
「ビリーバーズ」
(配給:クロックワークス、SPOTTED PRODUCTIONS)
3.599
「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」
(アニメ)
(配給:東宝)
3.591
「春原さんのうた」
(配給:イハフィルムズ)
3.589
「天上(てんじょう)の花」
(配給:太秦)
3.562
「夕方のおともだち」
(配給:彩プロ)
3.555
「千夜、一夜」
(配給:ビターズ・エンド)
3.553
「ツユクサ」
(配給:東京テアトル)
3.548
「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」
(アニメ)
(配給:松竹)
3.545
「KAPPEI カッペイ」
(配給:東宝)
3.536
「女子高生に殺されたい」
(配給:日活)
【動画配信:アマゾン
3.535
「天間荘の三姉妹」
(配給:東映)
3.535
「やがて海へと届く」
(配給:ビターズ・エンド)
3.530
「Ribbon」
(配給:イオンエンターテイメント)
3.521
「わたし達はおとな」
(配給:ラビットハウス)
3.518
「ワンピース・フィルム・レッド」
(アニメ)
(配給:東映)
【動画配信:アマゾン
3.510
「向田理髪店」
(配給:キャンター)
3.492
「冬薔薇(ふゆそうび)」
(配給:キノフィルムズ)
3.488
「夜、鳥たちが啼(な)く 」
(配給:クロックワークス)
3.483
「あちらにいる鬼」
(配給:ハピネットファントム)
3.478
「転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編」
(アニメ)
(配給:バンダイナムコアーツ)
3.465
「モエカレはオレンジ色」
(配給:松竹)
3.452
「やまぶき」
(配給:boid、VOICE OF GHOST)
3.450
「母性」
(配給:ワーナー)
3.445
「耳をすませば」
(配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント、松竹)
3.443
「おそ松さん ヒピポ族と輝く果実」
(アニメ)
(配給:エイベックス・ピクチャーズ)
3.412
■ 以下、低評価
「月の満ち欠け」
(配給:松竹)
3.402
「麻希(まき)のいる世界」
(配給:シマフィルム)
3.391
「百花」
(配給:東宝)
3.383
「わたしのお母さん」
(配給:東京テアトル)
3.380
「グッバイ・クルエル・ワールド」
(配給:ハピネットファントム)
3.324
「ノイズ」
(配給:ワーナー)
3.313
「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」
(配給:ワーナー)
3.297
「はだかのゆめ」
(配給:boid、VOICE OF GHOST)
3.270
「ニワトリ☆フェニックス」
(配給:イオンエンターテイメント)
3.261
「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」
(配給:ワーナー)
3.233
「それいけ!アンパンマン ドロリンとバケ~るカーニバル」
(アニメ)
(配給:東京テアトル)
3.224
参考(2022年の日アカ作品賞ノミネート)
「すばらしき世界」 4.069
「ドライブ・マイ・カー」【受賞】 3.958
「孤狼の血 LEVEL2」 3.903
「護られなかった者たちへ」 3.868
「キネマの神様」 3.546
(データ元:キネノート(キネマ旬報)、映画.com、フィルマークス/集計:株オンライン 評判

ワースト評価ランキング

2022年に公開された日本映画に対するレビュー(評点)の集計ランキング【ワースト版】です。 「キネノート(キネマ旬報)」「映画.com」「フィルマークス」における読者レビュー(評点)の平均点です。 媒体としての実績・歴史・信頼度等をふまえ、キネノートは1.5倍、映画.comは1倍、フィルマークスは0.5倍とする傾斜配分方式を採用しています。 (2023年1月時点)

<ワースト評価ランキング(年間)>
順位 作品名 評点
「“それ”がいる森」
(配給:松竹)
2.521
「大怪獣のあとしまつ」
(配給:松竹、東映)
【動画配信:アマゾン
2.565
「N号棟」
(配給:S・D・P)
2.674
「バイオレンスアクション」
(配給:ソニー・ピクチャーズ)
2.908
「真夜中乙女戦争」
(配給:角川)
2.923
「貞子 DX」
(配給:角川)
※軽い感覚で鑑賞できるポップなホラーを目指したという。
2.958
「嘘喰い」
(配給:ワーナー)
3.002
「バブル」
(アニメ)
(配給:ワーナー)
3.028
「ホリック xxxHOLiC」
(配給:松竹、アスミック・エース)
3.044
10 「映画 おそ松さん」
(配給:東宝)
3.086
11 「ブラックナイトパレード」
(配給:東宝)
3.136
12 「カラダ探し」
(配給:ワーナー)
3.172
13 「峠 最後のサムライ」
(配給:松竹、アスミック・エース)
3.211

他の国内映画賞の結果

キネマ旬報ベストテン | 毎日映画コンクール | 日本映画批評家大賞 | 日本映画プロフェッショナル大賞 | 高崎映画祭 | ヨコハマ映画祭 | TAMA映画賞 | 雑誌「映画芸術」ベスト | 山路ふみ子映画賞

キネマ旬報ベストテン(2023)

キネマ旬報ベストテンの2023年の結果です。「ケイコ 目を澄ませて」(三宅唱監督)が作品賞、読者投票1位、主演女優賞、助演男優賞の4冠に輝きました。

2022年キネ旬ベスト(2023年発表)
部門 受賞者
作品賞
(ベストテン1位)
「ケイコ 目を澄(す)ませて」
 ケイコ 目を澄(す)ませて

 監督:三宅唱(しょう)
【他の受賞歴】
・毎日映画コンクール【5冠】作品賞、監督賞、主演女優賞(岸井ゆきの)、撮影賞、録音賞
・高崎映画祭 作品賞&主演女優賞(岸井ゆきの)
・雑誌「映画芸術」年間ベスト1位
・ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門ノミネート
・スペイン バレンシア国際映画祭ノミネート
・ベルギー ヘント国際映画祭ノミネート

<作品賞ベスト2位以下>
2位:「ある男」
3位:「夜明けまでバス停で」
4位:「こちらあみ子」
5位:「冬薔薇(そうび)」
6位(同点で3本)
        「PLAN 75」
        「土を喰らう12ヵ月 」
        「ハケンアニメ」
9位(同点で2本)
        「さがす」
        「千夜、一夜 」

※歴代の作品賞→
主演男優賞 沢田研二
「土を喰らう十二ヵ月」
 沢田研二
(配給:日活)
【他の映画賞】
・毎日映画コンクール

<2位以下>
2位:妻夫木(つまぶき)聡
3位(同点で5人)
        稲垣吾郎
        松坂桃李
        豊川悦司
        渡辺紘文
        窪田正孝

※歴代の主演男優賞→
主演女優賞 岸井ゆきの
「ケイコ 目を澄ませて」
 岸井ゆきの
(配給:ハピネットファントム)
【他の対象作品】
「神は見返りを求める」
「犬も食わねどチャーリーは笑う」
「やがて海へと届く」
【他の映画賞】
・毎日映画コンクール 主演女優賞
・高崎映画祭 主演女優賞

<2位以下>
2位:倍賞千恵子
3位:田中裕子
4位:安藤サクラ

※歴代の主演女優賞→
助演男優賞 三浦友和
「ケイコ 目を澄ませて」
 三浦友和
(配給:ハピネットファントム)
※廃業寸前のボクシングジムの会長を演じた。人としての奥行きや年輪を感じさせるベテランならではの好演。言葉は少ないが、背中だけで語る存在感は見事。とくに岸井ゆきの演じる女性ボクサーとの練習のシーンは、多くの観客の称賛の的になった。
【他の対象作品】
「線は、僕を描く」
「グッバイ・クルエル・ワールド」

<2位以下>
2位:窪田正孝
3位(同点で4人)
        中島歩
        横浜流星
        ダンカン
        柄本(えもと)明

※歴代の助演男優賞→
助演女優賞 広末涼子
「あちらにいる鬼」
 広末涼子
(配給:ハピネットファントム)
【他の対象作品】
「バスカヴィル家の犬 シャーロック」
「コンフィデンスマンJP 英雄編」

<2位以下>
2位(同点で2人)
        伊東蒼
        余貴美子
4位(同点で3人)
        河合優実
        大西礼芳
        尾野真千子

※歴代の助演女優賞→
監督賞 高橋伴明(ばんめい)
「夜明けまでバス停で」
 高橋伴明
(配給:渋谷プロダクション)
読者選出
日本映画1位
「ケイコ 目を澄ませて」
 ケイコ 目を澄(す)ませて
(配給:ハピネットファントム)
読者選出
日本映画監督賞
三宅唱(しょう)
「ケイコ 目を澄ませて」
 三宅唱
(配給:ハピネットファントム)
脚本賞 「夜明けまでバス停で」
 梶原阿貴(あき)
 夜明けまでバス停で
新人男優賞 目黒蓮
 目黒蓮
「月の満ち欠け」
(配給:松竹)
「おそ松さん」
(配給:東宝)

<2位以下>
2位:水上恒司(岡田健史)
3位:カン・ユンス
4位(同点で2人)
        坂元愛登(まなと)
        諏訪珠理(すわ・しゅり)
新人女優賞 嵐莉菜(あらし・りな)
「マイスモールランド」
 嵐莉菜
(配給:バンダイナムコアーツ)

<2位以下>
2位:大沢一菜(かな)
3位:上大迫祐希(かみおおさこ・ゆうき)
4位(同点で2人)
        Koki(コウキ)
        さとうほなみ
文化映画1位 「私のはなし 部落のはなし」
 私のはなし 部落のはなし
 監督:満若勇咲(みつわか・ゆうさく)
外国映画1位 「リコリス・ピザ」
 リコリス・ピザ
 国内配給:ビターズ・エンド、パルコ
読者選出
外国映画1位
「コーダ あいのうた」
 コーダ あいのうた
 監督:シアン・ヘダー
 国内配給:ギャガ
外国映画監督賞 ペドロ・アルモドバル
「パラレル・マザーズ」
 パラレル・マザーズ
 国内配給:キノフィルム

毎日映画コンクール(2023)

毎日映画コンクールの2023年の結果です。「ケイコ 目を澄ませて」が作品賞(日本映画大賞)を受賞しました。監督賞、主演女優賞、撮影賞、録音賞も獲得し、5冠となりました。毎日映コンの5冠達成は、「一枚のハガキ」(2011年)以来、11年ぶりの快挙です。

作品賞監督賞主演男優賞主演女優賞助演男優賞助演女優賞、 新人賞(男性女性)、 脚本賞撮影賞美術賞音楽賞録音賞アニメ賞

毎日映画コンクール(2023年発表)
部門 受賞 ノミネート
作品賞 「ケイコ 目を澄(す)ませて」

 配給:ハピネットファントム

 監督:三宅唱(しょう)
 ケイコ 目を澄ませて

※監督賞、主演女優賞、撮影賞、録音賞も獲得して計5部門を制覇した。5冠達成は「一枚のハガキ」(2011年)以来、11年ぶり。
  • 【次点】「夜明けまでバス停で」
     配給:渋谷プロダクション
     監督:高橋伴明  
     夜明けまでバス停で


  • 「PLAN 75」
     配給:ハピネットファントム
     監督:早川千絵
     PLAN 75
    【配信:アマゾン


  • 「さがす」
     配給:アスミック・エース
     監督:片山慎三
     さがす
    【配信:アマゾン


  • 「ある男」
     配給:松竹
     監督:石川慶
     ある男


監督賞 三宅唱(しょう)

「ケイコ 目を澄ませて」

 三宅唱

(配給:ハピネットファントム)
  • 早川千絵
    「PLAN 75」
     早川千絵
    (配給:ハピネットファントム)


  • 高橋伴明(ばんめい)
    「夜明けまでバス停で」
     高橋伴明
    (配給:渋谷プロダクション)


  • 石川慶
    「ある男」
     石川慶
    (配給:松竹)


  • 深田晃司(こうじ)
    「LOVE LIFE」
     深田晃司
    (配給:ラビットハウス)


  • 白石和彌(かずや)
    「死刑にいたる病」
     白石和彌
    (配給:クロックワークス)


主演男優賞 沢田研二

「土を喰らう十二ヵ月」

 沢田研二

(配給:日活)
  • 阿部サダヲ
    「死刑にいたる病」
     阿部サダヲ
    (配給:クロックワークス)
    ※極めて不気味な怪演により、異色の大ヒットに貢献した。
    【配信:アマゾン


  • 稲垣吾郎
    「窓辺にて」
     稲垣吾郎
    (配給:東京テアトル)
    ※感情の起伏が少ない男の葛藤や人物像を、語り口、表情、しぐさ、佇まいで巧みに具現化した。さりげない自然体の演技が見事。長回しの静かな会話シーンで魅せる。


  • 佐藤二朗
    「さがす」  
     佐藤二朗  
    (配給:アスミック・エース)
    ※作品の世界観や展開と一体化した深みのある演技で、物語の説得力を格段に高めた。何度か展開される泣きのシーンは圧巻。コメディアンらしいユーモアも超一級。佐藤氏の出演を前提に脚本が執筆されたという。
    ・TAMA映画賞 男優賞
    【配信:アマゾン


  • 豊川悦司(えつし)
    「あちらにいる鬼」
     豊川悦司
    (配給:ハピネットファントム)


  • 妻夫木(つまぶき)聡
    「ある男」
    妻夫木聡
    (配給:松竹)


主演女優賞 岸井ゆきの

「ケイコ 目を澄ませて」

 ケイコ 目を澄ませて

(配給:ハピネットファントム)
  • 倍賞千恵子
    「PLAN 75」
     倍賞千恵子
    (配給:ハピネットファントム)
    ※撮影時80歳。ベテランらしい深みのある演技。繊細なしぐさだけで心の揺れ動きを表現。凛とした強さを伝え、観客をうならせた。
    ・TAMA映画賞 女優賞
    ・中国金鶏奨(きんけいしょう)観客部門 国際女優賞
    【配信:アマゾン


  • のん
    「さかなのこ」
     のん
    (配給:東京テアトル)
    ※女優ながら男性(さかなクン)のキャラクターを自然に、かつ独創的に演じ、表現者としての異才ぶりを存分に発揮した。誰にも真似できない演技。 大手芸能事務所を抜けて独立して以来、芸能界の主流から干されてしまい、本名(能年玲奈)を芸名として使えなくなった。 それでも映画人として誇り高き活動を続ける姿勢が、本作の質的な成功につながった。


  • 田中裕子(ゆうこ)
    「千夜、一夜」
     田中裕子
    (配給:ビターズ・エンド)


  • 永野芽郁(めい)
    「マイ・ブロークン・マリコ」
     永野芽郁
    (配給:ハピネットファントム、角川)


  • 寺島しのぶ
    「あちらにいる鬼」
     寺島しのぶ
    (配給:ハピネットファントム)


助演男優賞 窪田正孝

「ある男」

 窪田正孝

(配給:松竹)
  • 三浦友和
    「ケイコ 目を澄ませて」
     三浦友和
    (配給:ハピネットファントム)
    ※廃業寸前のボクシングジムの会長を演じた。人としての奥行きや年輪を感じさせるベテランならではの好演。言葉は少ないが、背中だけで語る存在感は見事。とくに岸井ゆきの演じる女性ボクサーとの練習のシーンは、多くの観客の称賛の的になった。


  • 砂田アトム
    「LOVE LIFE」
     砂田アトム
    (配給:ラビットハウス)
    ※耳の聞こえない聾(ろう)者の俳優。これまで舞台でコメディなどを多く演じてきた。本作では、ふだん穏やかだが、たまに感情がブチ切れる放浪系の男に扮し、作品のリアリズムを格段に引き上げた。手話による表現はもとより、独特な佇まいだけで傑出した存在感を見せた。


  • 横浜流星
    「流浪の月」
     横浜流星
    (配給:ギャガ)
    ・報知映画賞 助演男優賞
    ・TAMA映画賞 新進男優賞


  • 中島歩
    「よだかの片想い」
     中島歩
    (配給:ラビットハウス)


  • 坂口健太郎
    「ヘルドッグス」
    (配給:東映、ソニー)


  • 山本耕史
    「シン・ウルトラマン」
    (配給:東宝)


助演女優賞 伊東蒼(あおい)

「さがす」

(配給:アスミック・エース)

 伊東蒼

・TAMA映画賞 新進女優賞

【配信:アマゾン
  • 玉城ティナ
    「窓辺にて」
     玉城ティナ
    (配給:東京テアトル)


  • 広末涼子
    「あちらにいる鬼」
     広末涼子
    (配給:ハピネットファントム)


  • 宮本信子
    「メタモルフォーゼの縁側」
     宮本信子
    (配給:日活)


  • 尾野真千子
    「千夜、一夜」
     尾野真千子
    (配給:ビターズ・エンド)


  • 安藤サクラ
    「ある男」  
     安藤サクラ
    (配給:松竹)


新人賞
(男性)
番家一路(ばんか・いちろ)

「サバカン SABAKAN」

 番家一路

(配給:キノフィルムズ)
  • 神尾楓珠(ふうじゅ)
    「恋は光」
     神尾楓珠
    (配給:ハピネットファントム、角川)


  • 目黒蓮
    「月の満ち欠け」
     目黒蓮
    (配給:松竹)


  • 岡田健史
    「死刑にいたる病」
     岡田健史
    (配給:クロックワークス)


  • 白鳥晴都(はると)
    「ぜんぶ、ボクのせい」
     白鳥晴都
    (配給:ビターズ・エンド)


新人賞
(女性)
嵐莉菜(あらし・りな)

「マイスモールランド」

 嵐莉菜

(配給:バンダイナムコアーツ)

【他の受賞】
・キネ旬 新人女優賞
・高崎映画祭 新人俳優賞
  • 大沢一菜(かな)
    「こちらあみ子」  
     こちらあみ子  
    (配給:アークエンタテインメント)
    ・高崎映画祭 新人俳優賞


  • 川瀬知佐子
    「愛してる!」  
     川瀬知佐子
    (配給:日活)


  • 北村優衣(ゆい)
    「ビリーバーズ」  
     北村優衣
    (配給:クロックワークス、SPOTTED PRODUCTIONS)


  • Koki(コウキ)
    「牛首村」  
     Koki
    (配給:東映)


脚本賞 「PLAN 75」

 早川千絵

 PLAN 75

(配給:ハピネットファントム)

【配信:アマゾン
  • 「愛なのに」
     今泉力哉、城定秀夫
     愛なのに
    (配給:POTTED PRODUCTIONS)


  • 「ある男」
     向井康介
     ある男
    (配給:松竹)


  • 「千夜、一夜」
     青木研次
     千夜、一夜
    (配給:ビターズ・エンド)


  • 「夜明けまでバス停で」
     梶原阿貴(あき)
     夜明けまでバス停で
    (配給:渋谷プロダクション)


  • 「あちらにいる鬼」
     荒井晴彦
     夜明けまでバス停で
    (配給:ハピネットファントム)


撮影賞 「ケイコ 目を澄ませて」

 撮影:月永雄太

 ケイコ 目を澄ませて

(配給:ハピネットファントム)
  • 「流浪の月」
     撮影監督:ホン・ギョンピョ
     流浪(るろう)の月
    (配給:ギャガ)


  • 「PLAN 75」
     撮影監督:浦田秀穂
     PLAN 75
    (配給:ハピネットファントム)


  • 「ある男」
     撮影監督:近藤龍人
     ある男
    (配給:松竹)


  • 「千夜、一夜」
     撮影:山崎裕
     千夜、一夜
    (配給:ビターズ・エンド)


  • 「土を喰らう十二カ月」
     撮影:松根広隆
     土を喰らう十二ヵ月
    (配給:日活)


美術賞 「死刑にいたる病」

 今村力、新田隆之

 死刑にいたる病

(配給:クロックワークス)
  • 「流浪の月」
     種田陽平、北川深幸
     流浪(るろう)の月
    (配給:ギャガ)


  • 「土を喰らう十二カ月」
     小坂賢太郎
     土を喰らう十二ヵ月
    (配給:日活)


  • 「ある男」
     我妻弘之
     ある男
    (配給:松竹)


  • 「峠 最後のサムライ」
     酒井賢
    (配給:松竹、アスミック)


音楽賞 「こちらあみ子」

 青葉市子

(配給:アークエンタテインメント)

<挿入歌「もしもし」▼>
  • 「犬王」
     大友良英
    (配給:アニプレックス、アスミック・エース)


  • 「流浪の月」
     原摩利彦(まりひこ)
    (配給:ギャガ)


  • 「土を喰らう十二カ月」
     大友良英
     土を喰らう十二ヵ月
    (配給:日活)
    アルバムの再生リスト→


  • 「マイ・ブロークン・マリコ」
     加藤久貴
     マイ・ブロークン・マリコ
    (配給:ハピネットファントム、角川)


録音賞 「ケイコ 目を澄ませて」

 川井崇満

 ケイコ 目を澄ませて

(配給:ハピネットファントム)
  • 「PLAN 75」
     臼井勝
     PLAN 75
    (配給:ハピネットファントム)


  • 「死刑にいたる病」
     浦田和治
     死刑にいたる病
    (配給:クロックワークス)


  • 「ある男」
     小川武
     ある男
    (配給:松竹)


  • 「千夜、一夜」
     森英司
     千夜、一夜
    (配給:ビターズ・エンド)


  • 「土を喰らう十二カ月」
     渡辺文彦
     土を喰らう十二ヵ月
    (配給:日活)


  • 「峠 最後のサムライ」
     矢野正人
    (配給:松竹、アスミック)


アニメ賞 「高野(たかの)交差点」

監督:伊藤瑞希

長さ:6分半(短編)

<本編映像▼>
  • 「犬王」【大藤賞】
     配給:アニプレックス、アスミック・エース
     犬王


  • 「すずめの戸締まり」
     配給:東宝
     すずめの戸締まり


  • 「ワンピース・フィルム・レッド」
     配給:東映
     ワンピース・フィルム・レッド
    【動画配信:アマゾン


  • 「グッバイ、ドン・グリーズ!」
     配給:角川

  • 「うまとび」

  • 「鬼 布と塩」

  • 「蟹眼」

  • 「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」

  • 「サカナ島胃袋三腸目」

  • 「Sampai jumpa laji」

  • 「駐車場でアメを食べたね」

  • 「猫パラレル」

  • 「半島の鳥」

  • 「MARE」

  • 「ミニミニポッケの大きな庭で」

  • 「無法の愛」

  • 「REMれむ―The waves of endless dreams」

  • 「わたしのトーチカ」


日本映画批評家大賞(2023)

日本映画批評家大賞の2023年の受賞一覧です。

作品賞主演男優賞主演女優賞助演男優賞助演女優賞監督賞ドキュメンタリー賞アニメ作品賞、 新人賞(男性女性)、

部門 受賞者
作品賞 「メタモルフォーゼの縁側」
 メタモルフォーゼの縁側
(配給:日活)
(公開:2022年6月)
 監督:狩山俊輔
 予告編→
主演男優賞 中井貴一
「大河への道」
(配給:松竹)
主演女優賞 板谷由夏 (いたや・ゆか)
「夜明けまでバス停で」
(配給:渋谷プロダクション)
助演男優賞 窪田正孝
「ある男」
 窪田正孝
(配給:松竹)
助演女優賞 吉岡里帆
「島守の塔」
監督賞 三宅唱(しょう)
「ケイコ 目を澄ませて」
(配給:ハピネットファントム)
ドキュメンタリー賞 「夢みる小学校」
(配給:きろくびと)
アニメ作品賞 「夏へのトンネル、さよならの出口」
(配給:ポニーキャニオン)
新人男優賞 坂東龍汰(ばんどう・りょうた)
「フタリノセカイ」
(配給:アークエンタテインメント)
新人女優賞 伊東蒼(あおい)
「さがす」
 伊東蒼
(配給:アスミック・エース)

日本映画プロフェッショナル大賞(2023)

日本映画プロフェッショナル大賞(日プロ大賞)の2023年の受賞一覧です。

部門 受賞者
作品賞 「こちらあみ子」
 こちらあみ子
(配給:アークエンタテインメント)
(公開:2022年7月)
 監督:森井勇佑

  • 2位:
    「夜明けまでバス停で」
  • 3位:
    「マイスモールランド」
  • 4位:
    「よだかの片想い」
  • 5位:
    「夜を走る」
  • 6位:
    「さかなのこ」
  • 7位:
    「LOVE LIFE」
  • 8位:
    「愛なのに」
  • 9位:
    「冬薔薇」
  • 10位:
    「メタモルフォーゼの縁側」
主演男優賞 足立智充(あだち・ともみつ)
「夜を走る」
(配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム)
主演女優賞 のん
「さかなのこ」
 のん
(配給:東京テアトル)

影山祐子
「さすらいのボンボンキャンディ」
(配給:インターフィルム)
監督賞 阪本順治
「冬薔薇(ふゆそうび)」
 冬薔薇
(配給:キノフィルムズ)
新人監督賞 川和田恵真
「マイスモールランド」
(配給:バンダイナムコアーツ)

森井勇佑(ゆうすけ)
「こちらあみ子」
(配給:アークエンタテインメント)
特別賞 「死刑にいたる病」製作チーム
映画界への貢献に対して

シネマスコーレ
長年の功績に対して

高崎映画祭

第36回高崎映画祭(2023年)の結果です。

部門 受賞者
作品賞 「ケイコ 目を澄(す)ませて」
 配給:ハピネットファントム
 監督:三宅唱(しょう)
 ケイコ 目を澄ませて
監督賞 杉田協士
「春原さんのうた」

(配給:イハフィルムズ)
主演俳優賞 岸井ゆきの
「ケイコ 目を澄ませて」
 ケイコ 目を澄ませて
(配給:ハピネットファントム)
助演俳優賞 永山絢斗(ながやま・けんと)
 「LOVE LIFE」
(配給:エレファントハウス)
新進俳優賞 佐々木詩音
 「裸足で鳴らしてみせろ」
(配給:PFF、マジックアワー)

諏訪珠理(すわ・しゅり)
 「裸足で鳴らしてみせろ」
新人俳優賞 大沢一菜(かな)  
 こちらあみ子
「こちらあみ子」  
(配給:アークエンタテインメント)

嵐莉菜(あらし・りな)
 「マイスモールランド」
(配給:バンダイナムコアーツ)

ヨコハマ映画祭(2022)

ヨコハマ映画祭の2022年の結果です。

作品賞ベストテン

順位 作品 監督
1位 「恋は光」
 恋は光
【配信:アマゾン
小林啓一
2位 「ある男」
 ある男
石川慶
3位 「ハケンアニメ!」
 ハケンアニメ!
【配信:アマゾン
吉野耕平
4位 「偶然と想像」
 偶然と想像
濱口竜介
5位 「さかなのこ」
 さかなのこ
沖田修一
6位 「さがす」
 さがす
【配信:アマゾン
片山慎三
7位 「PLAN 75」
 PLAN 75
【配信:アマゾン
早川千絵
8位 「線は、僕を描く」
 線は、僕を描く
小泉徳宏
9位 「愛なのに」
 愛なのに
【配信:アマゾン
城定秀夫
10位 「冬薔薇(ふゆそうび)」
 冬薔薇(ふゆそうび)
【配信:アマゾン
阪本順治
次点 「夜明けまでバス停で」
 夜明けまでバス停で
高橋伴明

個人賞

部門 受賞者
監督賞 小林啓一
「恋は光」
新人監督賞 早川千絵
「PLAN 75」
 早川千絵
主演男優賞 瀬戸康史
「愛なのに」
 愛なのに
主演女優賞 倍賞千恵子
「PLAN 75」
 倍賞千恵子

吉岡里帆
「ハケンアニメ!」
「島守の塔」
助演男優賞 磯村勇斗(はやと)
 磯村勇斗
「さかなのこ」
「PLAN 75」
「異動辞令は音楽隊」
「前科者」

柄本佑(えもと・たすく)
「ハケンアニメ!」
「夜明けまでバス停で」
「川っぺりムコリッタ」
助演女優賞 河合優実(ゆうみ)
 河合優実
「PLAN 75」
「愛なのに」
「冬薔薇」
「ちょっと思い出しただけ」
新人賞 神尾楓珠(ふうじゅ)
「恋は光」
 神尾楓珠

西野七瀬
「恋は光」

平祐奈(ゆうな)
「恋は光」

馬場ふみか
「恋は光」
脚本賞 「ある男」
 向井康介
 ある男
撮影賞 「ある男」
 近藤龍人
 ある男
審査員特別賞 「ハケンアニメ!」のスタッフ・キャスト
 ハケンアニメ!

TAMA映画賞(2022)

TAMA映画賞の2022年の受賞一覧です。
対象作品:2021年10月~2022年9月公開の邦画

部門 受賞者
作品賞 「LOVE LIFE」
 LOVE LIFE
 監督:深田晃司
 配給:エレファントハウス
 公開:2022年9月5日
 予告編→

「ハケンアニメ!」
 ハケンアニメ!
 監督:吉野耕平
 配給:東映
 公開:2022年5月20日
 予告編→
【動画配信:アマゾン
男優賞 佐藤二朗
「さがす」
 佐藤二朗
(配給:アスミック・エース)
【動画配信:アマゾン
 その他の出演作:
 「truth 姦しき弔いの果て」
 「バイオレンスアクション」

松坂桃李
「流浪の月」
 松坂桃李
(配給:ギャガ)
女優賞 倍賞千恵子
「PLAN 75」
 倍賞千恵子
(配給:ハピネットファントム)
【配信:アマゾン

広瀬すず
「流浪の月」
 広瀬すず
(配給:ギャガ)
新進監督賞 片山慎三
「さがす」
 片山慎三
(配給:アスミック・エース)
【動画配信:アマゾン

森井勇佑
「こちらあみ子」
(配給:アークエンタテインメント)
新進男優賞 磯村勇斗
 磯村勇斗
「ビリーバーズ」(主演)
「PLAN 75」(助演)
 その他の出演作:
 「異動辞令は音楽隊!」
 「さかなのこ」
 「前科者」
 「彼女が好きなものは」
 「ホリック xxxHOLiC」
 「劇場版 きのう何食べた?」
 「MIRRORLIAR FILMS Season3」

横浜流星
 横浜流星
「流浪の月」(助演)
 その他の出演作:
 「アキラとあきら」
 「嘘喰い」
 「あなたの番です 劇場版」
 「DIVOC-12」
新進女優賞 河合優実
 河合優実
「PLAN 75」(助演)
「愛なのに」(助演)
 その他の出演作:
 「ちょっと思い出しただけ」
 「女子高生に殺されたい」
 「百花」
 「冬薔薇」
 「偽りのないhappy end」

伊東蒼
 伊東蒼
「さがす」
 その他の出演作:
 「恋は光」
 「MIRRORLIAR FILMS Season4」
特別賞 「恋は光」
 恋は光
(配給:ハピネットファントム、角川)

「メタモルフォーゼの縁側」
(配給:日活)

雑誌「映画芸術」の日本映画ベスト

季刊雑誌「映画芸術」選出の2022年日本映画ベストです。

ベストテン

順位 作品 監督
1位 「ケイコ 目を澄ませて」 三宅唱
2位 「夜明けまでバス停で」 高橋伴明
3位 「天上の花」 片嶋一貴
4位 「冬薔薇」 阪本順治
5位 「夕方のおともだち」 廣木隆一
6位 「こちらあみ子」 森井勇佑
7位 「マイスモールランド」 川和田恵真
8位 「愛なのに」 城定秀夫
9位 「麻希のいる世界」 塩田明彦
10位 「よだかの片想い」 安川有果

山路ふみ子映画賞(2022)

山路ふみ子映画賞の2022年の受賞一覧です。

部門 受賞者
作品賞 「千夜、一夜」
 監督:久保田直
 配給:ビターズ・エンド
 公開:2022年10月7日
女優賞 伊藤沙莉(さいり)
「ちょっと思い出しただけ」
(配給:東京テアトル)
【動画配信:アマゾン

吉岡里帆(りほ)
「島守(しまもり)の塔」
(配給:毎日新聞、キューテック)
「ハケンアニメ!」
(配給:東映)
新人女優賞 嵐莉菜(りな)
「マイスモールランド」
(配給:バンダイナムコアーツ)

日本アカデミー賞の投票者

日本アカデミー賞で投票を行う選考委員の内訳です。

投票者の内訳

本家の米国アカデミー賞では投票者の9割以上が、監督や俳優などの「映画人」です。 しかし、日本アカデミー賞では、約8割が「組織(組織人)」で占められています。 松竹、東宝、東映などの大手映画会社のサラリーマンが中心です。 組織の意向で投票行動が左右するため、毎年、おかしい結果が出ます。

<投票権者の内訳(個人対組織)>
映画人
(監督、俳優、脚本家などの個人)
組織
(映画会社の社員など)
日本アカデミー賞 2割 8割
アカデミー賞 9割 1割

日アカ会員の所属別の内訳(2022年)

部門 人数(前年比)
松竹 318人(前年比+12人)
※この他に子会社が多数
東映 255人(+13人)
※この他に子会社が多数
東宝 254人(-23人)
※この他に子会社が多数
KADOKAWA 296人(+51人)
日活 45人(-4人)
賛助法人 1687人(+2人)
※東宝、東映、松竹の子会社を含む
内訳・一覧▼
フリースタッフ(協会役員が認めた者) 240人(-10人)
俳優/マネージャー(俳優が所属する事務所の代表者も含む) 109人(-6人)
監督 95人(-7人)
日本映画テレビ技術協会 55人(-8人)
脚本 62人
撮影 53人(-8人)
プロデューサー 50人(-4人)
照明 47人(-5人)
編集 29人(-1人)
美術 29人(+1人)
録音 26人(-1人)
音楽 17人
興連 7人
外国映画輸入配給協会 5人(-1人)
受賞者特別会員ほか 256人(+8人)
合計 3935人(-17人)
出典

賛助法人の一覧(2022年)

グループ 会社一覧
松竹グループ 松竹
松竹衣裳
松竹映像センター
松竹音楽出版
松竹芸能
松竹サービスネットワーク
松竹撮影所
松竹ナビ
松竹ブロードキャスティング
松竹マルチプレックスシアターズ
BS松竹東急
東映グループ 東映
東映アニメーション
東映衛星放送
東映エ一ジエンシー
東映音楽出版
東映京都スタジオ
東映建工
東映シーエム
東映テレビ・プロダクション
東映ビデオ
東映ラボ・テック
ティ・ジョイ
東宝グループ 東宝
東宝映像美術
東宝芸能
東宝コスチューム
東宝ステラ
東宝東和
東宝ファシリティーズ
東宝ミュージック
TOHOシネマズ
TOHOスタジオ
TOHOマーケティング
その他 アーブル
青二プロダクション
アガサス
朝日放送テレビ
アジアピクチャーズエンタテインメント
アスミック・エース
アットホーム
アットムービー
アップサイド
アドクリ
アニプレックス
アネットワーク
アミューズ
アルタミラピクチャーズ
アルチンボルド
ウォルト・ディズニー・ジャパン
映画ドットコム
映画演劇文化協会
映画産業団体連合会
一般財団法人映画倫理機構
映像産業振興機構(VlPO)
エイベックス・ピクチャーズ
エレファントハウス
オー・エル・エム
オーエス
大蔵映画
オスカープロモーション
オフィス・シロウズ
オフィス・トウー・ワン
オフィスクレッシェンド
ガイエ
角川アスキー総合研究所
角川大映スタジオ
角川メディアハウス
力プコン
ガル・エンタープライズ
カルチュア・エンタテインメント
関西テレビ放送
ギークサイト
木下グループ
木下工務店ほかグループ3社
木下の介護
木下の賃貸
木下不動産
キノフィルムズ
ギャガ
キャンディーフィルム
ギャンビット
共同テレビジョン
クオラス
熊谷印刷
クラフター
クレデウス
グロービジョン
クロスメディア
幻冬舎
講談社
高津商会
国際放映
コロナワールド
佐々木興業
ザフール
三映印刷
サンミュージックプロダクション
サンライズ
サンライズ社
ジーベックス
JR東日本企画
茂田オフィス
シネブリッジ
ジャパンアクションエンタープライズ
ジャンゴフィルム
集英社
小学館
小学館集英社プロダクション
シンエイ動画
新通
スカパーJSAT
スタジオブルー
スバル興業
スペースクラフト・エージェンシー
住友商事
成旺印刷
セブンスアヴェニュー
セントラル・アーツ
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
ソニー・ミュージックアーティスツ
ソニー・ミュージックマーケティングユナイテッド
ソニーPCL
ソニーマーケティング
ダイバーシティメディア
高津装飾美術
田辺工一ジェンシー
タバック
ダブ
千葉興行
ツインズジャパン
ディー・エル・イー
ディーエムエス
テイクオフ
ディスカバリー・ネクスト
デジタル・フロンティア
デジタルSKlPステーション
デスティニー
手塚プロダクション
テレビ朝日
テレビ朝日映像
テレビ東京
電通
電通キャスティングアンドエンタテインメント
東急エ一ジェンシー
東急レクリエーション
東京衣裳
東京現像所
東京テアトル
東京楽天地
東放学園映画専門学校
東北新社
トップコート
トムス・エンタテインメント
ドラゴンフライエンタテインメント
永瀬企画
中日本興業
名古屋テレビ放送
日活
日テレアックスオン
ニッポン放送
日本アニメーション
日本映画製作者連盟
日本映画大学
日本映画放送
日本映像ソフト協会
日本国際映画著作権協会
日本出版販売
日本照明
日本大学芸術学部
日本テレビ放送網
日本動画協会
ノックアウト
バカ・ザ・バッ力
博報堂DYミュージック&ピクチャーズ
パップ
ハピネットファントム・スタジオ
パル企画
阪急阪神ロジパートナーズ
バンダイ
バンダイナムコアーツ
ぴあ
BS朝日
ヒビノイマジニアリング
ヒラタオフィス
ファインエンターテイメント
ファザーズコーポレーション
ブースタープロジェクト
フジテレビ
フジパシフィックミュージック
フラッグ
プラネアール
ブレス
ブロードメディア
プロジェクトドーン
ポケット
ポニーキャニオン
ポリゴンマジック
ホリプロ
ボンズ
毎日放送
マンハッタンピープル
三葉興業
宮城テレビ放送
ムービーウォーカー
武蔵野興業
メイジャー
メディアプルポ
メモリーテック・ホールディングス
山田かつら
ユース・プラニングセンター
公益財団法人ユニジャパン
ヨコシネディーアイエー
吉本興業
読売新聞東京本社
読売テレビ放送
ラフグラフィックス
ロボット
ワーナーブラザースジャパン
和エンタテインメント
A-Bridge
AOIPro.
BS日本
CBCテレビ
Dolby Japan
G-STAR.PRO
GYAO
GEMPartners
GUM
HJホールディングス
lMAGlCA GROUP
lMAGlCAエンタテインメントメディアサービス
lVSテレビ制作
JALブランドコミュニケーション
JokerFilms
KADOKAWA
LDH JAPAN
MlRAI・PlCTURES・JAPAN
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
Netflix
NHKエンタープライズ
NKL
PADMA
PFF
RobbyPictures
SDP
Softgarage
TBSテレビ
UNITEDPRODUCTIONS
WOWOW
WOWOWプラス
参照
<投票権のうち映画監督が占める割合>
日本アカデミー賞 アカデミー賞
2.4% 6%
参照

ノミネートから漏れた優秀作品・人物

高い評価を得ていたものの、日本アカデミー賞のノミネートから漏れた作品・人物の一覧です。

作品賞監督賞、【俳優4部門】主演男優賞主演女優賞助演男優賞助演女優賞新人賞(男優枠)新人賞(女優枠)アニメ賞脚本賞、【技術部門】音楽賞撮影賞照明賞録音賞美術賞編集賞

作品賞

作品賞
  • 「ケイコ 目を澄(す)ませて」
     配給:ハピネットファントム
     監督:三宅唱(しょう)
     ケイコ 目を澄ませて
    【主な受賞歴】
    ・キネマ旬報ベストテン【4冠】作品賞(日本映画1位)、主演女優賞(岸井ゆきの)、助演男優賞(三浦友和)、読者選出監督賞
    ・毎日映画コンクール【5冠】作品賞、監督賞、主演女優賞(岸井ゆきの)、撮影賞、録音賞
    ・高崎映画祭 作品賞&主演女優賞(岸井ゆきの)
    ・雑誌「映画芸術」年間ベスト1位
    ・ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門ノミネート
    ・スペイン バレンシア国際映画祭ノミネート
    ・ベルギー ヘント国際映画祭ノミネート



  • 「PLAN 75」
     配給:ハピネットファントム
     監督:早川千絵
     PLAN 75
    【配信:アマゾン
    【主な受賞歴】
    ・ 仏カンヌ国際映画祭「ある視点」部門 新人監督賞次点(特別表彰)
    ・TAMA映画賞 女優賞(倍賞千恵子)、新進男優賞(磯村勇斗)、新進女優賞(河合優実)
    ・ギリシア テッサロニキ国際映画祭【3冠】監督賞(早川千絵)、国際映画批評家連盟賞、人間の価値観賞
    ・中国金鶏奨(きんけいしょう)観客部門 国際女優賞(倍賞千恵子)
    ・毎日映画コンクール 脚本賞
    ・ヨコハマ映画祭 主演女優賞(倍賞千恵子)、助演女優賞(河合優実)、助演男優賞(磯村勇斗)、新人監督賞
    ・アジア・フィルム・アワード 主演女優賞ノミネート(倍賞千恵子)、助演女優賞ノミネート(河合優実)、新人監督賞ノミネート
    ・シネマトゥデイ年間邦画1位
     説明



  • 「さがす」
     配給:アスミック・エース
     監督:片山慎三
     さがす
    【動画配信:アマゾン
    【主な受賞歴】
    ・シネマジア映画祭(オランダ)最高賞(審査員賞)
    ・日本映画監督協会 新人賞
    ・毎日映画コンクール 助演女優賞(伊東蒼)
    ・TAMA映画賞 新進監督賞(片山慎三)、男優賞(佐藤二朗)、新進女優賞(伊東蒼)
    ・報知映画賞 監督賞
    ・ヨコハマ映画祭 作品賞6位
     説明↓



  • 「さかなのこ」
     配給:東京テアトル
     監督:沖田修一
     さかなのこ
    【動画配信:U-NEXT
    ※多数の観客を至福感と希望で満たした貴重な一作。老若男女に熱く支持された。 テレビで有名な魚博士「さかなクン」の自叙伝をもとに、魚オタクの子供が成長し、社会で羽ばたくまでの半生記を描いた。 主演・のんの起用が大当たり。独特で温かみあふれる世界観が称賛された。 人と人との出会いが運命を変えていく人間関係ドラマでもある。
    【主な受賞歴】
    ・カナダ・ファンタジア国際映画祭出品
    ・ヨコハマ映画祭 作品賞5位、助演男優賞(磯村勇斗)
    ・週刊文春ベストシネマ2022 邦画2位
    ・松崎健夫(評論家)年間邦画ベスト
    ・LRちゃんねる年間1位
    ・ジャガモンド斉藤 年間邦画1位
     説明↓



  • 「こちらあみ子」
     配給:アークエンタテインメント
     監督:森井勇佑
     こちらあみ子
    【主な受賞歴】
    ・新藤兼人賞 金賞
    ・TAMA映画賞 新進監督賞
    ・週刊文春ベストシネマ2022 邦画1位
    ・毎日映画コンクール 音楽賞(青葉市子)
    ・宇多丸ラジオ年間1位



  • 「恋は光」
     配給:ハピネットファントム、角川
     監督:小林啓一  
     恋は光
    【動画配信:アマゾン
    ※観客の満足度は本年度の実写邦画の中で最高レベル。
    邦画評価ランキング▲
    ・TAMA映画賞 特別賞
    ・ヨコハマ映画祭 作品賞1位、監督賞(小林一三)、新人賞(西野七瀬、神尾楓珠、平祐奈、馬場ふみか)
     説明↓



  • 「ちょっと思い出しただけ」
     配給:東京テアトル
     監督:松居大悟
     ちょっと思い出しただけ
    【動画配信:アマゾン
    ・東京国際映画祭 観客賞(2021年)
    ・カナダ・ファンタジア国際映画祭カメラ・ルシダ部門最高賞
    ・山路ふみ子 女優賞(伊藤沙莉)
     説明↓



  • 「LOVE LIFE」
     配給:エレファントハウス
     監督:深田晃司
     LOVE LIFE
    【主な受賞歴】
    ・ベネチア国際映画祭 作品賞ノミネート
    ・TAMA映画賞 作品賞
    ・米フィラデルフィア映画祭作品賞ノミネート
    ・トロント国際映画祭 現代世界映画部門出品
     説明↓



  • 「死刑にいたる病」
     配給:クロックワークス
     監督:白石和彌  
     死刑にいたる病
    【動画配信:アマゾン
    【主な受賞歴】
    ・新藤兼人賞 プロデューサー賞
    ・毎日映画コンクール 美術賞



  • 「余命10年」
     配給:ワーナー
     監督:藤井道人
     余命10年
    【動画配信:アマゾン
    ※興行収入30億円近くを稼いだ。アニメは好調だったものの実写が商業的に不振だった本年の邦画界において、輝かしい記録を残した。「余命もの」は安易な売れ筋路線として批判されがちだが、本作は物語の深さや完成度の高さが称賛された。 四季を通じて丁寧に撮影を遂行し、絵的なクオリティも高い。 主演・小松菜奈の演技の説得力はすさまじい。
     説明



  • 「窓辺にて」
     配給:東京テアトル
     監督:今泉力哉
     窓辺にて
    ※秀作を次々と世に送り出す邦画界の英雄・今泉力哉監督による完全オリジナル作品。 人の心の機微を絶妙に描き出す会話劇として称賛された。 「半世界」や「ばるぼら」での名演で高評価を得た元SMAP・稲垣吾郎と今泉監督のタッグが、見事にはまった。 なお、今泉監督の代表作「愛がなんだ」(2019年、配給:エレファントハウス)は日本映画批評家大賞の作品賞など多くの賞を獲得したが、日アカには冷遇された。
    ・東京国際映画祭 観客賞



  • 「愛なのに」
     配給:SPOTTED PRODUCTIONS
     監督:城定秀夫  
     愛なのに
    【動画配信:アマゾン
    【動画配信:U-NEXT
     説明↓
     製作幹事:東映ビデオ
    ・ヨコハマ映画祭 主演男優賞(瀬戸康史)、作品賞9位



  • 「夜明けまでバス停で」
     配給:渋谷プロダクション
     監督:高橋伴明(ばんめい)
     夜明けまでバス停で
    ・毎日映画コンクール 作品賞の次点



  • 「メタモルフォーゼの縁側」
     配給:日活
     監督:狩山(かりやま )俊輔
     宮本信子
    【動画配信:U-NEXT
     製作幹事:日本テレビ
    ・TAMA映画賞 特別賞



  • 「ラーゲリより愛を込めて」
     配給:東宝
     監督:瀬々(ぜぜ)敬久
     ラーゲリより愛を込めて



  • 「マイスモールランド」
     配給:バンダイナムコアーツ
     マイスモールランド
    【動画配信:アマゾン
    ※佳作ながら、劇場公開より先にNHKでテレビ放映されたため、日アカの選考から除外された。



  • 「春原さんのうた」

監督賞

監督賞
  • 三宅唱(しょう)
    「ケイコ 目を澄ませて」
     三宅唱
    (配給:ハピネットファントム)
    【他の映画賞】
    ・キネマ旬報ベストテン 作品賞、読者投票1位
    ・毎日映画コンクール 作品賞、監督賞
    ・ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門ノミネート
    ・スペイン バレンシア国際映画祭ノミネート
    ・ベルギー ヘント国際映画祭ノミネート



  • 片山慎三
    「さがす」
     片山慎三
    (配給:アスミック・エース)
    【動画配信:アマゾン
    【他の映画賞】
    ・TAMA映画賞 新進監督賞
    ・報知映画賞 監督賞
    ・日本映画監督協会 新人賞
    ・シネマジア映画祭(オランダ)最高賞(審査員賞)



  • 早川千絵
    「PLAN 75」
     早川千絵
    (配給:ハピネットファントム)
    【配信:アマゾン
    【他の映画賞】
    ・ 仏カンヌ国際映画祭「ある視点」部門 新人監督賞次点(特別表彰)
    ・ギリシア テッサロニキ国際映画祭【3冠】監督賞、国際映画批評家連盟賞、人間の価値観賞
    ・ヨコハマ映画祭 新人監督賞
    ・アジア・フィルム・アワード 新人監督賞ノミネート



  • 深田晃司
    「LOVE LIFE」
     深田晃司
    (配給:ラビットハウス)
    【他の映画賞】
    ・ベネチア国際映画祭 作品賞ノミネート
    ・TAMA映画賞 作品賞



  • 森井勇佑
    「こちらあみ子」
    (配給:アークエンタテインメント)

    【他の映画賞】
    ・新藤兼人賞 金賞
    ・TAMA映画賞 新進監督賞



  • 李相日
    (リ・サンイル)
    「流浪の月」
    (配給:ギャガ)
    【動画配信:U-NEXT
    ・日刊スポーツ監督賞



  • 沖田修一
    「さかなのこ」
    (配給:東京テアトル)



  • 小林啓一
    「恋は光」
    (配給:ハピネットファントム、角川)
    ・ヨコハマ映画祭 監督賞
    ・TAMA映画賞 特別賞

主演男優賞

主演男優賞
  • 佐藤二朗
    「さがす」
     佐藤二朗
    (配給:アスミック・エース)
    ※作品の世界観や展開と一体化した深みのある演技で、物語の説得力を格段に高めた。何度か展開される泣きのシーンは圧巻。コメディアンらしいユーモアも超一級。佐藤氏の出演を前提に脚本が執筆されたという。
    ・TAMA映画賞 男優賞
    【動画配信:アマゾン



  • 稲垣吾郎
    「窓辺にて」
     稲垣吾郎
    (配給:東京テアトル)
    ※感情の起伏が少ない男の葛藤や人物像を、語り口、表情、しぐさ、佇まいで巧みに具現化した。さりげない自然体の演技が見事。長回しの静かな会話シーンで魅せる。



  • 沢田研二
    「土を喰らう十二ヵ月」
     沢田研二
    (配給:日活)
    【他の映画賞】
    ・キネマ旬報ベストテン 主演男優賞
    ・毎日映画コンクール 主演男優賞



  • 松山ケンイチ
    「川っぺりムコリッタ」
    (配給:角川)

主演女優賞

主演女優賞
  • 伊藤沙莉(さいり)
    「ちょっと思い出しただけ」
    (配給:東京テアトル)
    ・山路ふみ子 女優賞
    ※ナチュラルでコミカルなセリフ回しと仕草により、観客を惹きつけた。



  • 大沢一菜(かな)
    「こちらあみ子」
    (配給:アークエンタテインメント)



  • 小松菜奈
    「余命10年」
    (配給:ワーナー)
    ※重い病気と向きあいながら真摯に生きようとする女性を、圧巻の説得力を持って演じ切った。



  • 芦田愛菜(まな)
    「メタモルフォーゼの縁側」
    (配給:日活)

助演男優賞

助演男優賞
  • 磯村勇斗(はやと)
     磯村勇斗
    「PLAN 75」
    (配給:ハピネットファントム)
    「さかなのこ」
    (配給:東京テアトル)
    「前科者」
    (配給:日活、WOWOW)
    「異動辞令は音楽隊」
    (配給:ギャガ)
    ※異なるキャラクターをリアルに造形する力は抜群。PLAN 75では地方の公務員を演じた。役人らしい冷静な仕事ぶりと、感情の揺れを見事に表現した。
    【他の映画賞】
    ・ヨコハマ映画祭 助演男優賞
    ・TAMA映画賞 新進男優賞



  • 三浦友和
    「ケイコ 目を澄ませて」
     三浦友和
    (配給:ハピネットファントム)
    ※廃業寸前のボクシングジムの会長を演じた。人としての奥行きや年輪を感じさせるベテランならではの好演。言葉は少ないが、背中だけで語る存在感は見事。とくに岸井ゆきの演じる女性ボクサーとの練習のシーンは、多くの観客の称賛の的になった。



  • 砂田アトム
    「LOVE LIFE」
     砂田アトム
    (配給:ラビットハウス)
    ※耳の聞こえない聾(ろう)者の俳優。これまで舞台でコメディなどを多く演じてきた。本作では、ふだん穏やかだが、たまに感情がブチ切れる放浪系の男に扮し、作品のリアリズムを格段に引き上げた。手話による表現はもとより、独特な佇まいだけで傑出した存在感を見せた。
    ・毎日映画コンクール 助演男優賞ノミネート



  • 中島歩(あゆむ)
     中島歩
    「愛なのに」
    (配給:SPOTTED PRODUCTIONS)
    「よだかの片想い」
    (配給:ラビットハウス)



  • 清水尋也(ひろや)
    「さがす」
     清水尋也
    (配給:アスミック・エース)
    ※実在の殺人鬼を連想させるようなサイコパスを表現した。



  • 若葉竜也
    「窓辺にて」
    (配給:東京テアトル)
    「前科者」
    (配給:日活、WOWOW)
    「神は見返りを求める」
    (配給:パルコ)



  • 奥野瑛太
    「グッバイ・クルエル・ワールド」
    (配給:ハピネットファントム)



  • 柳楽優弥(やぎら・ゆうや)
    「さかなのこ」
    (配給:東京テアトル)



  • 井浦新(あらた)
    「こちらあみ子」
    (配給:アークエンタテインメント)

助演女優賞

助演女優賞
  • 河合優実(ゆうみ)
     河合優実
    「PLAN 75」
    (配給:ハピネットファントム)
    「愛なのに」
    (配給:SPOTTED PRODUCTIONS)
    「冬薔薇(ふゆそうび)」
    (配給:キノフィルムズ)
    ※PLAN 75で高齢者と向き合う電話オペレーターに扮し、受話器を通した声や瞬間的な表情だけで葛藤や心理のダイナミックな変化を表現した。アジア・フィルム・アワードの助演女優賞にノミネートされるなど、国際的にも高い評価を得た。前年の2021年に出演した「由宇子の天秤」は、海外と国内で映画賞を多数獲得した。助演を務めた河合優実も、キネマ旬報ベストテン新人賞などの権威ある賞を獲った。しかし、日アカには完全に無視された。
    【他の映画賞】
    ・ヨコハマ映画祭 助演女優賞
    ・TAMA映画賞 新進女優賞
    ・日刊スポーツ新人賞
    ・アジア・フィルム・アワード 助演女優賞ノミネート



  • 伊東蒼(あおい)
     伊東蒼
    「さがす」
    (配給:アスミック・エース)
    「恋は光」
    (配給:ハピネットファントム、角川)
    【他の映画賞】
    ・毎日映画コンクール 助演女優賞
    ・TAMA映画賞 新進女優賞
    【動画配信:アマゾン



  • 広末涼子
    「あちらにいる鬼」
     広末涼子
    (配給:ハピネットファントム)



  • 玉城ティナ
    「窓辺にて」
     玉城ティナ
    (配給:東京テアトル)



  • 宮本信子
    「メタモルフォーゼの縁側」
     宮本信子
    (配給:日活)



  • 西野七瀬
    「恋は光」
    (配給:ハピネットファントム、角川)
    ・ヨコハマ映画祭 新人賞



  • 中村ゆり
    「窓辺にて」
    (配給:東京テアトル)

新人俳優賞(男優枠)

新人俳優賞(男優枠)
  • 神尾楓珠(ふうじゅ)
     神尾楓珠
    「恋は光」
    (配給:ハピネットファントム、角川)
    ・ヨコハマ映画祭 新人賞



  • 清水尋也(ひろや)
     清水尋也
    「さがす」
    (配給:アスミック・エース)
    ※生々しいサイコ人間を演じた。ドラマの展開を推進する「眼の演技」が高い評価を得た。



  • 岡山天音(あまね)
    「さかなのこ」
    (配給:東京テアトル)
    「キングダム2」
    (配給:東宝)



  • 倉悠貴(くら・ゆうき)
    「窓辺にて」
    (配給:東京テアトル)

新人俳優賞(女優枠)

新人俳優賞(女優枠)
  • 河合優実(ゆうみ)
     河合優実
    「PLAN 75」
    (配給:ハピネットファントム)
    「愛なのに」
    (配給:SPOTTED PRODUCTIONS)
    「冬薔薇(ふゆそうび)」
    (配給:キノフィルムズ)
    ※PLAN 75で高齢者と向き合う電話オペレーターに扮し、受話器を通した声や瞬間的な表情だけで葛藤や心理のダイナミックな変化を表現した。アジア・フィルム・アワードの助演女優賞にノミネートされるなど、国際的にも高い評価を得た。前年の2021年に出演した「由宇子の天秤」は、海外と国内で映画賞を多数獲得した。助演を務めた河合優実も、キネマ旬報ベストテン新人賞などの権威ある賞を獲った。しかし、日アカには完全に無視された。
    【他の映画賞】
    ・ヨコハマ映画祭 助演女優賞
    ・TAMA映画賞 新進女優賞
    ・日刊スポーツ新人賞
    ・アジア・フィルム・アワード 助演女優賞ノミネート



  • 伊東蒼(あおい)
     伊東蒼
    「さがす」
    (配給:アスミック・エース)
    「恋は光」
    (配給:ハピネットファントム、角川)
    【他の映画賞】
    ・毎日映画コンクール 助演女優賞
    ・TAMA映画賞 新進女優賞
    【動画配信:アマゾン



  • 嵐莉菜(あらし・りな)  
     嵐莉菜
    「マイスモールランド」  
    (配給:バンダイナムコアーツ)
    【他の映画賞】
    ・キネマ旬報ベストテン 新人女優賞
    ・毎日映画コンクール 新人賞
    ・高崎映画祭 新人俳優賞



  • 大沢一菜(かな)  
     こちらあみ子
    「こちらあみ子」  
    (配給:アークエンタテインメント)
    ・高崎映画祭 新人俳優賞



  • 玉城ティナ
     玉城ティナ
    「窓辺にて」
    (配給:東京テアトル)



  • 古川琴音(ことね)
     古川琴音
    「メタモルフォーゼの縁側」
    (配給:日活)



  • 平祐奈(たいら・ゆうな)
    「恋は光」
    (配給:ハピネットファントム、角川)



  • 白鳥玉季(たまき)
    「流浪の月」
    (配給:ギャガ)

アニメ賞

アニメ賞
  • 「五等分の花嫁」
    (配給:ポニーキャニオン)
    ・ニュータイプ・アニメアワード映画部門2位



  • 「グッバイ、ドン・グリーズ!」
    (配給:角川)

脚本賞

脚本賞
  • 「さがす」
     脚本:片山慎三、小寺和久、高田亮
     さがす
    (配給:アスミック・エース)



  • 「ちょっと思い出しただけ」
     脚本:松居大悟
     ちょっと思い出しただけ
    ・カナダ・ファンタジア国際映画祭カメラ・ルシダ部門最高賞
    (配給:東京テアトル)



  • 「窓辺にて」
     脚本:今泉力哉
     窓辺にて
    (配給:東京テアトル)



  • 「愛なのに」
     脚本:今泉力哉、城定秀夫
    (配給:SPOTTED PRODUCTIONS)  
      愛なのに



  • 「恋は光」
     脚本:小林啓一
    (配給:ハピネットファントム、角川)
     恋は光

音楽賞

音楽賞
  • 「こちらあみ子」
     音楽家:青葉市子
    (配給:アークエンタテインメント)
    ・毎日映画コンクール 音楽賞

    <挿入歌「もしもし」▼>



  • 「流浪の月」
     音楽家:原 摩利彦(はら・まりひこ)
    (配給:ギャガ)



  • 「犬王」
     音楽家:大友良英
    (配給:アニプレックス、アスミック・エース)



  • 「余命10年」
     音楽家:RADWIMPS(ラッドウィンプス)
    (配給:ワーナー)
     余命10年

撮影賞

撮影賞
  • 「ケイコ 目を澄ませて」
     撮影:月永雄太
     ケイコ 目を澄ませて
    (配給:ハピネットファントム)
    ※高架下の空間を使った見事なカメラワーク。コロナ禍の東京の町並みを16ミリフィルムによる撮影で見事に表現した。月永氏は「泣く子はいねぇが」(2020年)でサン・セバスティアン国際映画祭の撮影賞を受賞するなど、海外でも評価される実力派。
    ・毎日映画コンクール 撮影賞



  • 「流浪の月」
     撮影:ホン・ギョンピョ
     流浪(るろう)の月
    (配給:ギャガ)



  • 「PLAN 75」
     撮影:浦田秀穂
     PLAN 75
    (配給:ハピネットファントム)



  • 「さがす」
     撮影:池田直矢
     さがす
    (配給:アスミック・エース)



  • 「窓辺にて」
     撮影:四宮(しのみや)秀俊
     窓辺にて
    (配給:東京テアトル)



  • 「余命10年」
     撮影監督:今村圭佑
     余命10年
    (配給:ワーナー)



  • 「LOVE LIFE」
     山本英夫
     LOVE LIFE
    (配給:ラビットハウス)

照明賞

照明賞
  • 「ケイコ 目を澄ませて」
     照明:藤井勇
     ケイコ 目を澄ませて
    (配給:ハピネットファントム)
    ※高架下の空間を使った見事なカメラワーク。コロナ禍の東京の町並みを16ミリフィルムによる撮影で見事に表現した。月永氏は「泣く子はいねぇが」(2020年)でサン・セバスティアン国際映画祭の撮影賞を受賞するなど、海外でも評価される実力派。



  • 「流浪の月」
     照明:中村裕樹
     流浪(るろう)の月
    (配給:ギャガ)



  • 「PLAN 75」
     照明:常谷良男
     PLAN 75
    (配給:ハピネットファントム)



  • 「窓辺にて」
     照明:秋山恵二郎
     窓辺にて
    (配給:東京テアトル)



  • 「余命10年」
     照明:平山達弥
     余命10年
    (配給:ワーナー)

録音賞

録音賞
  • 「ケイコ 目を澄ませて」
     整音:川井崇満
     ケイコ 目を澄ませて
    (配給:ハピネットファントム)
    ※映画の純度を高める音響テクニックで、作品全体の独創性を超高レベルな段階へと導いた。
    ・毎日映画コンクール 録音賞



  • 「PLAN 75」
     録音:臼井勝
     整音:フィリップ・グリベル
     PLAN 75
    (配給:ハピネットファントム)



  • 「こちらあみ子」
     録音:小牧将人(録音)
     整音:島津未来介
     こちらあみ子
    (配給:アークエンタテインメント)

美術賞

美術賞
  • 「さかなのこ」
     美術監督:安宅紀史(あたか・のりふみ)
     さかなのこ
    (配給:東京テアトル)
    ※本作ならではの独自固有の世界観づくりを牽引した。 とりわけ印象的な寿司店や、本物のさかなクンが扮する「ギョギョおじさん」の家など。 物語と一体化した舞台づくりは見事。 安宅氏は「スパイの妻 劇場版」「あのこは貴族」などの秀作で有名。石川県出身。
    参考→



  • 「死刑にいたる病」
     今村力、新田隆之
     死刑にいたる病
    (配給:クロックワークス)
    ・毎日映画コンクール 美術賞



  • 「流浪の月」
     美術:種田陽平、北川深幸
     流浪(るろう)の月
    (配給:ギャガ)



  • 「余命10年」
     宮守由衣
     余命10年
    (配給:ワーナー)

編集賞

編集賞
  • 「ケイコ 目を澄ませて」
     編集:大川景子
     ケイコ 目を澄ませて
    (配給:ハピネットファントム)



  • 「さがす」
     編集:片岡葉寿紀
     さがす
    (配給:アスミック・エース)



  • 「恋は光」
     編集:小林啓一
     恋は光
    (配給:ハピネットファントム、角川)



  • 「余命10年」
     古川達馬
    (配給:ワーナー)
     余命10年


  • 「ちょっと思い出しただけ」
     瀧田隆一
    (配給:東京テアトル)
     ちょっと思い出しただけ

作品の紹介

さがす
PLAN 75
ケイコ 目を澄ませて
さかなのこ
余命10年
ちょっと思い出しただけ
LOVE LIFE
流浪の月
愛なのに
ハケンアニメ!
恋は光

作品名 説明
「さがす」

(公開:2022年1月21日)

さがす



【動画】
<予告編>
監督:片山慎三
配給:アスミック・エース

受賞歴

・日本映画監督協会 新人賞
・シネマジア映画祭(オランダ)最高賞(審査員賞)
・TAMA映画賞 新進監督賞(片山慎三)、男優賞(佐藤二朗)、新進女優賞(伊東蒼)
・報知映画賞 監督賞
・ヨコハマ映画祭 作品賞6位
・釜山国際映画祭 新人賞部門(ニューカレンツ)出品
・ファンタスティック映画祭(米国)出品

独創的なサスペンス

独創性あふれるストーリーや演出が絶賛された。骨太な超一級サスペンスとしての面白さも抜群。まさに作家性とエンタメ性を兼ね備えた秀作。貧困、自殺願望、介護などの社会テーマにも切り込む。リアルで説得力のあるキャラクター造形により、興味深い人間ドラマとしても味わい深い。

2022年1月から公開され、ミニシアターランキングの実写邦画として4週連続1位となった。映画ファンだけでなく、ライトな層にも支持された。多数の評論家が「上半期ベスト」に選んだ。

片山監督は専門学校を卒業後、韓国ポン・ジュノ監督の助手を務めるなどして、現場経験を重ねてきた。その後、「岬の兄妹」(2018年)で監督としてデビューした。製作費わずか200万円の自主制作映画ながら、キネマ旬報ベストテンの12位に入った。日本映画プロフエッショナル大賞では3位だった。

今作は長編2作目。いわゆる「商業映画」は初めて。その異才ぶりがいかんな発揮された。
父親役の佐藤二朗
キャスト陣の演技も見事。父親役の佐藤二朗は優れた存在感を発揮。緊張感とユーモアあふれる動作や言い回しで、観客の心を揺さぶる。
娘役の伊東蒼(あおい)
娘役の伊東蒼(あおい)も、見事なキャラづくりに成功している。
あらすじ
舞台は大阪の西成地区。2人暮らしの父娘が主人公。貧乏ながらも明るく暮らしている。だが、父親が突然失踪したことから、娘はクラスメイトの男子と共に、父親の捜索を開始する。

彼女は工事現場で父親の名をかたる青年と遭遇するが、その男の正体は連続殺人事件の容疑者だった。

興行収入

5500万円
※ミニシアターランキング実写邦画4週連続1位
「PLAN 75」

(公開:2022年6月17日)

PLAN 75

【配信:アマゾン
監督:早川千絵
配給:ハピネットファントム

受賞歴

・ 仏カンヌ国際映画祭「ある視点」部門 新人監督賞次点(特別表彰)
・TAMA映画賞 女優賞(倍賞千恵子)、新進男優賞(磯村勇斗)、新進女優賞(河合優実)
・ギリシア テッサロニキ国際映画祭【3冠】監督賞(早川千絵)、国際映画批評家連盟賞、人間の価値観賞
・中国金鶏奨(きんけいしょう)観客部門 国際女優賞(倍賞千恵子)
・ヨコハマ映画祭 主演女優賞(倍賞千恵子)、助演女優賞(河合優実)、助演男優賞(磯村勇斗)、新人監督賞
・アジア・フィルム・アワード 主演女優賞ノミネート(倍賞千恵子)、助演女優賞ノミネート(河合優実)、新人監督賞ノミネート
・シネマトゥデイ年間邦画1位

カンヌで表彰

早川千絵監督による初めての長編の商業映画。仏カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に出品され、新人監督賞(カメラドール)の次点にあたる特別表彰(スペシャル・メンション)に選ばれた。2023年の米国アカデミー賞おける日本代表にもなった。
じわりと3億円のヒット
中規模の公開だったが、じわじわと客を呼び、興行収入3億円を突破した。とくにシニア層の観客が多かった。高齢者はコロナ禍で映画館から足が遠のいていたが、本作は呼び水の一つとなった。
近未来の日本
舞台は近未来の日本。少子高齢化が一段と進み、若い世代の負担が大きくなっている。そこで日本政府は、75歳以上であれば誰でも自ら死を選ぶことができる制度「プラン75」をスタートする。要するに高齢者の自殺を国家レベルで推奨し、とことんサポートする制度だ。この物語の設定自体が、一つの問題提起になっている。

倍賞千恵子の繊細な演技

主人公は78歳の女性。団地で一人暮らし。真面目で勤勉な人物である。ホテルの清掃員として働いていたが、高齢を理由に退職を強いられた。収入源がなくなり、住む場所も失いそうになる。

この主人公を、国民的女優の倍賞千恵子が演じる。長年、松竹映画「男はつらいよ」シリーズでおなじみ。2021年の日アカで起きた「日アカ・水川あさみ事件」では、突如、主演女優賞ノミネートに担ぎ出されてしまった。

本作では、ベテランならではの名演を見せ、絶賛を浴びた。撮影時80歳。セリフで多くを語るのでなく、視線や繊細なしぐさだけで感情の揺れ動きを表現。たたずまい一つで凛とした強さを伝え、観客をうならせた。本人の提案によりノーメイクで臨んだという。
磯村勇斗の名演
脇役の磯村勇斗の好演も光る。地方自治体の役所の現場で、プラン75を担当する公務員。高齢者に対して親切に接しながらも、プラン75の趣旨を遂行するべく、やんわりと圧力をかけてくる。

役人らしい冷静で事務的な側面と、より人間的な側面を上手に表現している。「ヤクザと家族 The Family」でも優れた存在感を発揮したが、本作ではより多面的な人物造形に成功している。
そして河合優実
もう一人の脇役である河合優実も高評価を得た。高齢者と向き合う電話オペレーターを演じた。死を選んだお年寄りにその日が来るまで会話でサポートするスタッフである。受話器を通した声だけで微妙な心情の変化や葛藤を表現した。

興行収入

3億円
「ケイコ 目を澄(す)ませて」

(公開:2022年12月16日)

ケイコ 目を澄ませて

【動画】
<予告編>
監督:三宅唱(しょう)
配給:ハピネットファントム

受賞歴


・キネマ旬報ベストテン【4冠】作品賞(日本映画1位)、主演女優賞(岸井ゆきの)、助演男優賞(三浦友和)、読者選出監督賞
・毎日映画コンクール【5冠】作品賞、監督賞、主演女優賞(岸井ゆきの)、撮影賞、録音賞
・高崎映画祭 作品賞&主演女優賞(岸井ゆきの)
・雑誌「映画芸術」年間ベスト1位
・ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門ノミネート
・スペイン バレンシア国際映画祭ノミネート
・ベルギー ヘント国際映画祭ノミネート
・中条省平(日経新聞)年間邦画ベスト
・茶一郎(Youtube)年間邦画ベスト

耳の聞こえないボクサーの挑戦

前年の「ドライブ・マイ・カー」に続き、日本の映画人たちの底力を世界に示した傑作。 耳の聞こえない女性ボクサーの挑戦と葛藤、そして周囲との触れ合いを追う日常生活劇。実在のボクサーの自伝が原案になっている。
唯一無二の没入型シネマ
派手な展開や過剰演出に頼ることなく、登場人物たちと誠実に向き合い、観客に生きる勇気を与える。 16ミリフィルム撮影による素朴で人間味漂うショットの連続と、静寂シーンの中で響く数々の「音」により、唯一無二の没入型シネマとなった。まさに研ぎ澄まされた日本的「引き算の美学」の好例。 海外でも高い評価を受け、世界中の映画祭から引っ張りだこになった。
口コミで上映規模が拡大
年末ぎりぎり(12月16日)の公開ながら、毎日映画コンクールで5冠を獲得するなど主な国内映画賞で圧勝。 主演・岸井ゆきのは壮絶な役作りにより、主演女優賞レースの筆頭候補に躍り出た。 カメラワークや音響など映画技術・アートの観点でも絶賛の的になった。小規模公開からスタートし、口コミの広がりによって規模が拡大された。
「さかなのこ」

(公開:2022年9月1日)

さかなのこ
監督:沖田隆
配給:東京テアトル

受賞歴

・カナダ・ファンタジア国際映画祭出品
・ヨコハマ映画祭 作品賞5位、助演男優賞(磯村勇斗)
・週刊文春ベストシネマ2022 邦画2位
・松崎健夫(評論家)年間邦画ベスト
・LRちゃんねる年間1位
・ジャガモンド斉藤 年間邦画1位

多幸感ドラマ

テレビでおなじみの魚類学者「さかなクン」の伝記的な物語。さかなクンの自叙伝を原作にしている。

一人の風変わりな子供が、魚博士になるまでの姿を描く。笑いと多幸感にあふれる秀作として称賛された。

主人公を軸に、人と人の出会いや絆が優しいタッチで描写される。好きなことに熱中し、夢を追いかける人生への賛歌でもある。

メロドラマ的な演出に頼らず、シンプルな会話や表情で奥深い世界観へと導いてくれる。幅広い世代が感情移入しやすい貴重な一作。沖田修一監督の味わい深い映像表現や演出が、拍手喝采の的となった。
女優のんが男役で好演
女優のんが「さかなクン」を演じた。浮世離れしたキャラクター造形に見事に成功し、作品の個性を一気に高めた。その優れた表現力が、極めて高い評価を集めた。

のんは大手芸能事務所を退所して以来、在京テレビなどから冷遇されてきたが、「この世界の片隅に」「私をくいとめて」といった独立系映画で実力を発揮してきた。本年2月には「Ribbon」で監督デビューし、称賛された。

表現者として自らの信じた道を行く姿勢が、作品のキャラクターと重なり、説得力が増している。
アンサンブル・キャスト
今作では本物のさかなクンも登場し、重要な役を演じる。脇役の一人一人が魅力的な個性を放っており、アンサンブル・キャストの秀逸ぶりも見どころ。磯村勇斗や柳楽優弥(やぎら・ゆうや)らの実力派が、作品を盛り上げる。

興行収入

2億5000万円(上映中)

イオン系の映画館をメインとして公開された。当初は子供向けの宣伝が中心となった。子供向け作品としては大きなヒットにはならかったが、大人の間で評判が高まり、口コミが広がった。 その結果、イオン系での公開が終了した後も、独立系の映画館で長期にわたって上映されることとなった。
「余命10年」

(公開:2022年3月4日)

余命10年
監督:藤井道人
配給:ワーナー・ブラザース

藤井道人監督の新境地

「新聞記者」で政治の裏側と女性ジャーナリストの孤独な闘い描き、2020年日本アカデミー賞の作品賞を受賞した藤井道人監督(36歳)。2021年の「ヤクザと家族 The Family」では暴力団の実像に迫った社会派だが、今回は恋愛映画に挑んだ。
30億円の大ヒット
2022年の邦画界は実写映画が不振となった。そうしたなか、本作は興行収入約30億円を稼ぎ、大ヒットとなった。
原作はベストセラー
原作は小坂流加(こさか・るか)の小説。余命宣告を受けながらも著した一作である。自費出版で発表され、SNSで人気が広まりベストセラーとなった。

主演・小松菜奈に大絶賛の嵐

小松菜奈と坂口健太郎の2人が好演。とりわけ、病気に苦しみながら葛藤する主人公を演じた小松菜奈が、大絶賛を浴びた。
音楽も高評価
主題歌も担当したRADWlMPS(ラッドウィンプス)が、実写映画では初めて劇伴を手掛けた。高い評価を得た。

あらすじ

20歳の女性が主人公。数万人にひとりという病気になり、余命が10年だと医師に宣告された。 もう恋はしないと決めていた彼女だったが、同窓会で再会した男性が自殺未遂をしたことをきっかけに急接近。彼への思いが徐々に募り、ひとり悩むことになる。

興行収入

29億7000万円
「ちょっと思い出しただけ」

(公開:2022年2月11日)

ちょっと思い出しただけ
監督:松居大悟
配給:東京テアトル

受賞歴

・カナダ・ファンタジア国際映画祭カメラ・ルシダ部門最高賞
・東京国際映画祭 観客賞
・山路ふみ子 女優賞(伊藤沙莉)

男性ダンサーと女性タクシー運転手の6年間に及ぶ愛の軌跡を辿る。

オリジナル恋愛映画

『ナイト・オン・ザ・プラネット』(1991年)から着想した尾崎世界観の楽曲に触発されたという松居大悟監督のオリジナル恋愛映画。
6年間の「7月26日」
破局にいたった男女の6年間の愛の軌跡を、各年の7月26日を遡って描く。舞台の照明スタッフとして働く男性(池松壮亮)と、コロナ禍の東京を流すタクシー運転手の女性(伊藤沙莉)の物語。

興行収入

2億円
「LOVE LIFE」

(公開:2022年9月5日)

LOVE LIFE
監督:深田晃司
配給:エレファントハウス

受賞歴

・ベネチア国際映画祭コンペ出品
・TAMA映画賞 作品賞
・米フィラデルフィア映画祭作品賞ノミネート
・トロント国際映画祭 現代世界映画部門出品

超実力派の深田晃司監督の長編映画9作目。深田監督はキネ旬ベストの常連であり、「淵に立つ」(2016年)は3位、「よこがお」(2019年)は4位。「本気のしるし」(2020年)は5位だった。

本作はベネチア国際映画祭に出品された。

ろう者の俳優・砂田アトムが好演。淡々とした演技ながら、独特な空気感や人間味を醸し出す。

【あらすじ】団地で暮らす新婚夫婦が主人公。ある日突然悲劇に見舞われ、日常が大きく変わることになる。
「流浪(るろう)の月」

(公開:2022年5月13日)

流浪の月
監督:李相日(リ・サンイル)
配給:ギャガ
制作会社:UNO-FILMS

受賞歴

・日刊スポーツ 監督賞
・TAMA映画賞 男優賞(松阪桃李)、女優賞(広瀬すず)、新進男優賞(横浜流星)
・報知映画賞 助演男優賞(横浜流星)
あらすじ
家内更紗(かないさらさ)(広瀬すず)は10歳の時、大学生の佐伯文(さえきふみ)(松阪桃李)と出会う。父を亡くし母に去られた更紗は親戚の家に住んでいたが、帰りたくない事情を抱えていた。文は更紗を自宅に招き、彼女が望むまま家に留め置く。

「すごく自由だった。ちょっと引くほど伸び伸びしてた」と文が感じた更紗。母親の教条主義的な教育を受け、人知れぬ悩みを抱えていた文は更紗の奔放さに戸惑いながらも安らぎを感じていた。

一方、更紗は夕食をアイスクリームにすることを拒否しない文の寛容さに安心感を持った。互いの欠損を補うような生活は静かで穏やかな白い光で表現されている。

だが、それは長くは続かなかった。文は少女誘拐犯として逮捕され、15年の月日が流れた。そして2人は再び巡り合う。

興行収入

7億5000万円
「愛なのに」

(公開:2022年2月25日)

愛なのに
監督:城定秀夫
配給:SPOTTED PRODUCTIONS

受賞歴

・第24回ウディネ・ファーイースト映画祭(イタリア)脚本賞

今泉力哉&城定秀夫監督が、互いの脚本を提供し合ってR15のラブ・ストーリー2作を制作したプロジェクト。

このうち城定監督の『愛なのに』は、昔のバイト仲間の女性が忘れられない古書店店主(瀬戸康史)が、女子高生に結婚を申し込まれるコメディ。

興行収入

1000万円
「ハケンアニメ!」

(公開:2022年5月20日)

ハケンアニメ!
監督:吉野耕平
配給:東映

受賞歴

・TAMA映画賞 作品賞

商業的に失敗したが高評価

大規模な予算を投じた作品だったが、当初の劇場公開では大コケとなってしまった。 最初の週末の興行収入ランキングで12位に終わった。

しかし、鑑賞した人からの評価はたいへん高かった。とくに若者には評判が良かった。

アニメ業界の現場が描かれている。「お仕事映画」として魅力的。

直木賞作家、辻村深月の同名小説を実写映画化。アニメ業界で覇権を取るために、新人監督の瞳が、同じ時間帯に放送される天才監督、王子の作品との視聴率競争に臨む。

主演は瞳役の吉岡里帆と王子役の中村倫也。劇中アニメの制作にはProduction I.Gなどのプロダクションや有名クリエイターが参加。東映アニメーションが監修を手掛けた。

監督は「水曜日が消えた」(2020年)の吉野耕平。原作の辻村が企画&脚本の段階からアイデアを提供した。

興行収入

1億8000万円
「恋は光」

(公開:2022年6月17日)

恋は光
監督:小林啓一
配給:ハピネットファントム

受賞歴

・TAMA映画賞 新進女優賞、特別賞
男女4人の軽快な会話劇
「恋とは何か」を考察していく男女4人の大学生を描く。軽快でコミカルな恋愛・青春ストーリー。秋★枝(あきえだ)による同名コミックを、「ももいろそらを」の小林啓一監督が実写化した。テンポの良い会話劇が魅力的。神尾楓珠、西野七瀬、平祐奈、馬場ふみか等の若手俳優陣のアンサンブル演技も見どころ。

興行収入

1000万円